今日は、シリーズものにしました。
「原発と戦争」の第一部です。
それでは、どうぞ。
はい。
外務省、実はちゃんと調査していたんですね。
しかし、「これはヤバい。都合が悪いと言うレベルじゃない」と思って、封印した。
まるで、もりかけ騒動を思い出します。
》 外務省が1984年、日本国内の原発が攻撃を受けた場合の被害予測を極秘に研究していたことがわかった。原子炉や格納容器が破壊された場合に加え、東京電力福島第一原発の事故と同じ全電源喪失も想定。大量の放射性物質が流出して最大1万8千人が急性死亡するという報告書を作成したが、反原発運動の拡大を恐れて公表しなかった。
欧米諸国は原発テロを想定した研究や訓練を実施しているが、日本政府による原発攻撃シナリオの研究が判明したのは初めて。
はい。
これだけの被害が出るわけです。
では、これだけの被害が出るのに、政府は一体、どう対処しようとしているんでしょうか。
これも、同じ内容について、書いてます。
何故か、こちらのほうが内容が深いw
》 中国や北朝鮮と対抗していくには、日米軍事同盟を強化し、憲法を改定して、集団的自衛権が認められるようにするしかないという意見が、日本国民の間で広がっている。「戦争ができる国」にしておいた方が、周辺の国々になめられず、平和を維持できるという考えだ。 しかし「戦争ができる国」づくりへの転換は、原発への攻撃も視野に入ってくる。
原発はゆっくりと爆発する超大型原爆だ。毎時100万キロワットの電力を生み出す標準的な原子炉のばあい、一日に4発の広島型原爆と同量の核物質を「ゆっくりと爆発」させ、その熱で大量の水を沸騰させ巨大なタービンを回して電気に変えていたのだ。日本全体では、100万発以上を爆発させたに等しい量の「死の灰」が生み出され、各地の燃料プールに貯蔵されている。最新技術のおかげで、原爆を平和利用できるという言説がふりまかれ、安全かつ安価であると国民は信じ込まされてきた。
しかし、原発には2つの「アキレス腱」があることを福一は証明した。第一は、「外部電源装置」だ。ここが破壊され、全電源が断たれると、数時間後に核燃料の溶解が始まり、炉心溶融にいたる。二つ目は、各原子炉に付属する6つの使用済み核燃料貯蔵プールと1つの共用プールだ。一応、頑丈な格納容器に格納されているのは原子炉だけでプールは無防備だ。何らかの理由でプールの底に穴が開くだけで、冷却水が抜け落ち、核燃料棒の溶融が始まる。
圧力容器・格納容器という強固なコンクリート壁で2重に守られている原子炉を破壊するのは容易ではない。しかし外部電源装置も核燃料プールも破壊するのは容易だ。とくに使用ずみ核燃料プールは格好の攻撃目標となる。
中東では建設中の原発を攻撃する事態は何度も起こっている。高性能爆弾を使えば、原子炉本体も破壊できる。イスラエルという国は、百発以上の核兵器を保有し、地上発射の核ミサイル・核ミサイル搭載の潜水艦・爆撃機という3本柱の運搬手段をもつ「核大国」であるにも拘らず、原発を持っていない。原子炉を建設すれば、軍事攻撃の絶好のターゲットとなることをイスラエルは熟知しているのである。地下に原発を作ったとしても、軍事攻撃の悪夢を拭えない。
9・11テロ以来、米国の原子力規制委員会(NRC)も、原発に航空機が激突しても事故を拡大させない態勢を国内の原発に義務づけた。日本の保安院は06年と08年に米国に職員を派遣し、NRC側から詳細な説明を受けた。だが原発での全電源喪失やテロは『想定外』として、上部に伝えていなかったと言う。米国の各原発には150名の武装警備員が配置されているが、日本は、平和憲法の下で「不戦」仕様の国なのでゼロのままだ。
素人がちょっと考えても「海岸に原発を並べていては自衛戦争すらできない」と思う。さらに使用済み核燃料の貯蔵プールを守るものは、建屋の天井だけである。小さな通常爆弾に対しても無防備と言ってよい。過激派の兵士が自爆を覚悟して原発に侵入したら・・・
原発にたいする武力攻撃をどうやって防備する考えなのだろう。軍事力で守れないのは明白だ。
憲法9条の不戦宣言で軍事攻撃を想定外にしてきた日本だが、「戦争ができる国」となれば、欧米諸国並みに軍事攻撃を想定した「原発仕様」に変えていかねばなるまい。敵のミサイル攻撃を受けても、それなりの耐性があるのは地下式原発だけである。1960年代には、地下埋蔵型の原子炉がスウェーデンでは2基、ノルウェイ・スイス・フランス・米国では各1基ずつ建設された。
日本でも、1991年に自民党内に「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」(地下原発議連)が結成された。当時は、不戦モードの想定下にあっただけに原発の安全性を信じる人が多く、地下式にすれば原発建設コストが、普通の原発に比べて1・5倍から2倍に跳ね上がるというレポートもあり、地下式原発促進論は盛り上りに欠けた。福島後、11年5月31日に4人の首相経験者や与野党党首が名をつらね、「地下式原発政策推進議員連盟」が再発足した。9条改憲を推進し、「戦争ができる国」を準備する前に原発をすべて廃炉にし、使用済み核燃料プールをなんとかしなければならないというのに、安倍首相の政策は矛盾だらけだ。威勢のいい演説をする前に国内の原発をなんとかしろ!!!
結局のところ、何にも用意していないわけです。
》 2011年3月11日から15日の間に、168発の広島型原爆が爆発したのと同量のセシウム137が福島第一原発(福一)の1-4号炉の格納容器の外にまき散らされた。いくつかの幸運に恵まれたおかげで、福一の敷地外の大気や海に放出された放射性物質は、まだ貯蔵量の1%以下に留まっているようだ。
原子炉には2つの「アキレス腱」があることを福一の核惨事が明白にした。第一の「アキレス腱」とは、原子炉の冷却水を循環させてきた「外部電源装置」であり、ここが破壊され、全電源が断たれると、数時間後には核燃料の溶解が始まり、炉心溶融にいたることが明らかになった。
いま一つの「アキレス腱」は、原子炉格納容器の外側に置かれている各原子炉付属の6つの使用済み核燃料プールと1つの共用プールだ。原子炉の本体は、圧力容器と格納容器という強固なコンクリート壁で2重に守られているので、自然災害であれ、軍事攻撃であれ、相当に強い力が働かないかぎり原子炉本体を破壊するのは容易ではないだろう。しかし外部電源装置も7つの核燃料プールも、ともに圧力容器・格納容器の外側にあるため、軍事攻撃は難しくない。
米国の専門家たちが深刻に危惧したように、使用ずみ核燃料プールがとくに弱い部分だろう。共用プールを除くと、他のプールは建屋の上部に位置しているため、燃料プールの底に穴が開くと、核燃料棒を冷やす水が抜け落ち、核燃料棒の溶融が始まり、水素爆発などを誘発するだろう。
さて、原発の2つのアキレス腱。「外部電源装置」そして「使用済み核燃料プール」。
この2つは、警備も薄く、建物の構造自体からして薄い箇所で、「絶対に守り切ることは不可能な場所」です。
実際のところ、場所は控えますが、原発に電気を送っている送電線、あるいは変電所、送信所、こういったところで破壊工作(ちょっと大げさ?w)を行うだけで、原発の「外部電源」は絶たれ、そして、メルトダウンまっしぐらに突き進むことになるのです。
平時でもこれだけ脆いのに、戦争になったらどうなるのか。
三橋貴明という経済評論家が、「ブラックアウトだから、外部電源が無いのは当たり前!」などと叫んでいましたが、今度は、「戦争なんだから、外部電源が無いのは当たり前!」とでも言い始めるのでしょうか。
日本には、世界最強の米軍がついています。 それに安心して慢心してしまったのでしょう。
日本は、何時でも相手に、「逆転勝利を許す切り札」を相手に与えていることを忘れてはなりません。
え? 世界の世論がそんなことは許さない?
なに寝言言ってるんですか。
そういうのが通じないのが、「戦争」なんですよ。
だいたい、平時から、「世界の世論を無視して来た連中」ばかりが目の前にいるのに、何言ってるんだか。
核兵器は、日本は使うことはおろか、作ることも許されません。
だいたい、終戦記念日から、もう70年も経ってるんですよ。
何時まで、政府の嘘に騙され続けるんですか。
いっそ、日本は「反・核兵器」に舵を切り、世界の世論をリードするべきです。
それがよっぽど、日本のため、日本の安全保障のためになります。
