もんじゅ、核燃料取り出し開始。 30年に及ぶ廃炉作業へ。 | 時事刻々

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はい。皆さん、こんにちは。
えーと、これからは、2日に一度更新という形で行こうかと思います。
多分、今年いっぱいは、その方針で行こうかと。

それでは、今日は、「もんじゅの核燃料取り出し開始。30年ほどかかる廃炉作業開始へ」というニュースを見ていきたいと思います。

それでは、こちらをどうぞ。

 
「ん? もんじゅって、何?」という人も、「もんじゅか、そういえば、そんなのもあったなー」という人も、まずはこちらを、ご覧下さい。
 
  
はい。
かつては、「夢の高速増殖炉」と謳われ、「日本の核燃料サイクルの中心」と言われた、あの、「もんじゅが、大した実績も残さないまま、廃炉になる」というのは、まさに、時代の趨勢を物語っていますね。
 
さて、それでは、死に行くもんじゅに思いを馳せながら、これまでの一生を振り返ってみましょう。 

もんじゅとは、日本福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構高速増殖炉である。研究用原子炉との位置付けから、商業用原子炉と異なり、文部科学省の所管となる。高速増殖炉実用化のための原型炉として建設されたが、冷却用ナトリウム漏れ事故等のトラブルにより、ほとんどの期間は運転停止状態であった。2016年12月21日に廃炉が正式決定された。

簡単にまとめると、こうなりますね。
さて、もう少し、詳しく見ていきましょう。

もんじゅは、MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を使用し、消費した量以上の燃料を生み出すことのできる高速増殖炉の実用化のための原型炉であり、高速実験炉常陽でのデータを基に建設された、日本で2番目の高速増殖炉である。

核燃料サイクルの計画の一環であり、新型転換炉ふげんと共に開発が進んでいた。日本国政府は、高速炉開発を「国家プロジェクト」と位置付けており、国際的にも高速炉を始めとした「第4世代原子炉」の研究開発において、主導的な役割を果たしているとされた。もんじゅは、その中心となる施設である。2011年現在、常陽及びもんじゅによって得られたデータを基にして、高速増殖炉開発の次の段階となる実証炉の設計が行われている。

もんじゅは1995年に、冷却材金属ナトリウム漏洩と、それによる火災事故を起こしたが、事故が一時隠蔽されたことから、各所で物議を醸した。その後、運転再開のための本体工事が2007年に完了し、2010年5月6日に2年後の本格運転を目指して運転を再開した。しかし、2010年8月の炉内中継装置落下事故により、再び稼働ができなくなった。2012年に再稼働する予定であったが実現せず、2016年12月21日廃炉が正式決定された。

もんじゅの目的は、高速増殖炉の原型炉として実用化・商用化に向けた技術開発に寄与することであった。すなわち、その設計や建設・稼働の経験を通じて、高速増殖炉の発電性能および信頼性・安全性を実証し、また高速増殖炉の経済性が、将来の実用炉の段階において、既存の発電炉に対抗できる目安を得ることであった。

もんじゅは、日本原子力発電株式会社敦賀発電所関西電力株式会社美浜発電所の2つの発電所と接続されている。


さあ、ここに出て来た「核燃料サイクル」。
どのようなものか、見ていきましょう。


はい。 
核燃料サイクルとは、「原子力発電所で燃やした使用済み核燃料を再処理して、燃え残りのウランと、燃焼によってできたプルトニウムを抽出し、新しい燃料に加工して再利用する『リサイクル』のことです。

再処理で作る新しい燃料はウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料といいます。再利用の仕方には、普通の原発で燃やす『プルサーマル』と、高速増殖炉で燃やす方法の2通りあります」。

さて、高速増殖炉は、これで終わりました。
しかし、核燃料サイクルは、もう一つの柱、「プルサーマル」があります。

高速増殖炉が、その燃えかすを集めて、より良い新たな燃料を作ろうとしたのに対して、こちらは、燃えかすを新しいのに混ぜて使うという、単なる「かさ上げ」です。 
それも、核燃料を非正規の方法で燃やすわけですから、燃やす方も、おっかなびっくりです。プルサーマルでは、一割を越えないように調整しているとのことで、これでは、核燃料がドンドン溜まっていくだけに、なっています。

日本においてプルサーマル計画が注目を集めたのは、もんじゅの事故により高速増殖炉の開発の見通しが立たなくなったことがきっかけである。日本においても、プルサーマルの開始に向けて国による安全審査や地元の事前了解が進んでいたが、住民投票による反対(新潟県)などにより、計画は遅れていた。 ほかにも福島県知事(当時)の佐藤栄佐久が、福島第一原子力発電所で計画されていたプルサーマル導入について、(発電所のある自治体の意向はともかく)県全体の安全上の観点や県民多数派の不安を背景に強く反対してきた、といった事例もある。

それでは、プルサーマル計画は、現在どのくらいまで実用化しているのでしょうか。

実のところ、10/54まで進んでいました。
しかし、そこで起こったのが、東日本大震災です。
そこで、プルサーマルの有無を問わず、全原子力発電所はストップさせられてしまいました。

また、試験運転として進みつつあったプルサーマル計画は、大震災によって、今一度白紙に戻ってしまったと言えます。
 
そして、もんじゅ廃炉が示すものは、「夢の終わり」です。
もんじゅ廃炉は、2016年と、つい最近に決まりました。
つまり、夢の高速増殖炉計画に引導を渡したのは、安倍晋三総理大臣その人と言えるでしょう。  


遅々として進まない再稼働の認証。
そして、もんじゅ廃炉という、引導。
安倍晋三総理大臣のもとでも、なかなか進まない原子力発電。

これは、とりもなおさず、原子力発電の難しさ困難さを示していると言えるでしょう。

まして、日本は災害大国です。
そして今は、世界的に災害多発期なのです。
こんな時に、わざわざ危険な原発を動かす必要は、ありません。

やはり、原子力発電所は、再稼働せずにこのまま廃炉にするべきなのですね。