そもそもの歴史を紐解くと、「全ポートのパケットがキャプチャできるハブ」はスイッチングハブが主流になる前のハブであり、ハブの意味する所の「分配器」でした。これはスイッチングハブと区別する為バカハブと呼ばれました。※現在ではノンインテリジェンスなL2SWをバカハブと呼んでいる方を何人も見かけますが元々はリピータハブの事です
ネットワーク機器テストを行う上ではスイッチングハブでは特定のポートにしか通信が行きませんのでパケットの解析を行うためにはコマンドそのものをマルチキャストにするか、このような製品を利用し、通信しているパケットを観測するしか手がありません。(観測にはWiresharkなどのパケットキャプチャアプリケーションを使用する)
2023年現在となっては、リピータハブを探す方が困難であり、PLANEXのFXG-05RPTは小型でロングセラーモデルでした。そのFXG-05RPTがなんとモデルチェンジを行い、FXG-05RPT2が2023年9月に販売されました。
前置きが長くなりましたが今回はFXG-05RPT2の紹介です。
PLANEX FXG-05RPT2 5ポートリピーターハブ
なんと最初からケース付き!!USB Type-Cまたは5V1A供給できるUSB Aで電源供給が可能
メーカ公式ページ:
PLANEX FXG-05RPTとFXG-05RPT2の比較1
PLANEX FXG-05RPTとFXG-05RPT2の比較2
PLANEX FXG-05RPT
金属筐体
外形寸法 約79x20x62 mm
重量 約160g
PLANEX FXG-05RPT2
プラスチック筐体
外形寸法 約68×22×70 mm
重量 約 80g
細かい機能はそこまで変わっていませんが、注目すべきは重量!!!!そしてケースが同梱された事ですね。
業務でパケット解析をばしばし行うわけではありませんが。「USBで給電できる小型のネットワークハブ」はネットワーク機器のちょっとした設定などでも助けになります。
今後は常に持ち歩こうと考えています。
おまけ
実運用状態
極細のLANケーブルを2本長さ違いでケースに入れた