NL4MPがモデルチェンジをし、NL4MPXXになりました。プラスチック量の削減、難燃性の向上が主な変更点です。
左:NL4MP、右:NL4MPXX。正面のデザインが変更された
左:NL4MP、右:NL4MPXX。背面のファストンタブのレイアウトは変わらないが、セパレータの形状が大きく変更された
左:NL4MP、右:NL4MPXX。側面は大幅にプラスチック量が削減されている。質量が12.5g→10.0g(筆者実測)になった
NL4MPのコンタクト形状。30 A rms continuous
NL4MPXXのコンタクト形状。25 A rms continuous (audio rating significantly higher, depending on signal)
質量は12.5gから10.0gの20%削減になり、定格容量が30Aから25Aに変更されました。ただ、表記上の定格変更で、特に前より低い事を気にしなくても良いかと思います。
ユーザ側にはあまり関係がありませんが、難燃性UL94規格がNL4MPではUL94HBだったものが、NL4MPXXではUL94V-0に変更されました。難燃性が向上しているのですね。
UL94HB・・・水平燃焼試験(Horizontal Burning Test)
UL94V-0・・・垂直燃焼試験(Vertical Burning Test)
ファストンの配列は変更が無いため、絶縁被覆付きファストンは刺さらない
金型が変わっても、ファストンの配列に変更が無い為、ニチフの全絶縁タイプのファストンの使用は筆者は推奨しません。端子部露出タイプを使用しましょう。
Blog内参考リンク:
正式名称は「speakON」
今回の金型変更で、「speakON」が表に表記されるようになりました。「スピコン」の名称は広く普及していますが、英語での正規表現がこれで浸透すると良いですね。
ここにきて、慣れ親しんだスピコンのフェイスの変更までしてしまうのに驚きました・・・!!プラスチック削減の環境配慮の世界情勢を考えると仕方がありませんね。