Radial ProAV2 AV機器接続 ステレオ出力 パッシブDIの紹介です。
ホールやライブハウスなどで長距離伝送用に機器の出力インピーダンスを下げる、または機器間のグランドをリフトする際に使用します。出力はマイクレベルとなります。
Radial ProAV2 AV機器接続 ステレオ出力 パッシブDI
製品写真。いつものRadial
感覚的には上がLで下がRであって欲しかった・・・ですが、筐体から外してラックマウントが出来ることがコンセプトにあるのでその兼ね合いもあるのかも(縦に見ると左がL、右がR)
グランドリフトボタンと出力XLR。こちらもLRが逆に見えるが、立てると上がL、下がR
入力端子はTSフォン、RCA、ステレオミニジャックと豊富で、TSフォンには従来のDIとして扱う場合に使用し、RCA、ステレオミニジャックはパソコンや小型音声出力機器に使用します。
ラインレベルを入力するが、マイクレベルで出力される事を忘れない様にしないとなりませんね。
筐体の中身
マニュアルにあるダイアグラム
出力側内部
こちらがRadial製のトランス、ET-DB2
ノミナル入力レベルはー10dBVで、想定最大出力である+6dBVでProAV2を経由するとー15.3dBVになる(NTi MR-PROは対象インピーダンスに応じた絶対出力を送出する為、MR-PROにとってはー10dBVの状態。細かい話をすると、この状態ではPADを押してもー15dBされない)
LRが感覚と逆の為、丸シールで赤白の表示をした
反対側も同様の処理。LRの間違いはできる限り避けたい・・・
ステレオタイプのDIは特にホール常設設備として必需品かと思います。