Neutrik スピコンの新旧 | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

Twitterで「昔のスピコンはひねってロックで面倒でさ~」という話題があり、何それ!知らない!!って反応をしたところ、当時のNL4FCを@K_Matsuuraさんが送ってくださいました。ありがとうございます・・・と言うわけで比較してみましょう。

 

 

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Neutrik スピコン(SPEAKON)、NL4FC初期型、NL4FC後期型、NL4FXです。

 

 

 

改修工事でNL4FC後期型が手に入ったので、なんとNL4FCは新旧揃いました。それにNL4FX(現行型4心スピコン)を加えて3つが並びました。

 

 

 

 

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NL4FC初期型の回転ロック!!

 

 

 

これがうわさに聞いた、NL4FC初期型の回転ロックです!!凄い!!めっちゃ使い辛いです!!
「LOCK WITH TWIST」と書いてありますが、現行のようにピンが出るタイプではなく、プラグを差し込んで本体をぬるっと回転(ここでピンがコンタクト)させ、その後このリングを回すとネジ締めの要領でリング部分がでっぱり、レセプタクルとの間に摩擦を作り、抜けなくなる方式です。このリング、締め込んでしまうと自動では元に戻りませんので、ケーブル移動の際に勝手に締まってしまい差し込んだが回らない!なんて事や、考えてみれば当然ですが、どうやら使用中に振動で回ってしまう事故が起きたようです。ちゃんと対策して来たのですね。

 

 

 

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そしてノイトリックお得意の同一型番での仕様変更です

 

 

 

上の写真がNL4FC初期型、下の写真がNL4FC後期型の型番表記部分です。コネクタの同一型番での仕様変更は日本では考えられない事です。(毎回言っている)

 

 

 

 

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NL4FC初期型のみの写真。とは言え、これが歴史を作った第一歩なのですね・・・

 

 

 

おまけに、心線のクランプ部分をアップで撮りました。時代の流れを感じられたらな、と思います。

 

 

 

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NL4FC(初期型) 銅スリーブを使い心線をクランプする方式。ビスは六角。

 

 

 

 

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NL4FC(後期型) 銅スリーブを使わない方式に変更。ポジドライブ対応。

 

 

 

 

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NL4FX 現在の形状。ポジドライブ対応。

 

 

 

 

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参考までにNL4MP-ST(ネジ留め配線型レセプタクル)

 

 

 

 

以上で終了です。古いコネクタはなかなか目にする機会がないかもしれません。Inter BEEなどで、歴代のコネクタ展示があったら面白いと思います。