JBL Controlシリーズのシーリングスピーカのサポートレールを使ってみた | 音響・映像・電気設備が好き

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設備施工でJBL Controlシリーズのシーリングスピーカを使った事がある方にはご存じなのですが、これにサポートレールという開口補強金具が付いてきます。

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開口補強金具のサポートレールとC型サポート金具


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取り付け方法

参考リンク:ヒビノプロオーディオセールス Div.
天井埋込用スピーカーの取り付け方法

施工指示に描かれている事はまぁ、分かるのですが、これアメリカの場合は、だろ?という疑問を持ちます。ボード2枚張りならC型サポート金具だけでなんとか保持できる(建築現場ではW3/8で吊ってくださいね)のですが、格子タイプのシステム天井の場合はレールがないと話になりません。システム天井施工の場合はCTクリップを用いて、下記リンクのような補強方法を筆者は取ります。

参考リンク:
システム天井用CTクリップの紹介
※CTクリップはKIRII(株式会社 桐井製作所)から誰でも買えるそうですよ。

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CTクリップと野淵受け(C38・Cチャンネル)を使用したシーリングスピーカ開口補強例
※これは別の会社のスピーカで、C型金具しかついてこない


ふと、格子タイプのシステム天井は600×600で、これは海外の天井と同じだったような・・・と思い、いつもは捨ててしまうサポートレールを現場で取り付けが出来ないか試してみました。

すると・・・

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付きますね・・・いや、試す前に捨てていた自分が悪いのですが、これ取り付け出来るのですね・・・(代理店さん、施工方法を説明書にもうちょっと詳しく書いてください・・・)
※最初は骨の上に折り目を乗せようと金具を変形させていましたので、手前が少し変形しています(笑)


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最終的には少し端の金具の形状を変形させて、ボードの脇をすり抜けさせる必要があるのと、天井内からサポートレールを押さえつける必要があります。
また、サポートレールの復元力で格子システム天井の骨が曲がる事がありますので、なるべく横方向に力がかからないように気を付ける必要があります。(曲がると、隣のボードの蓋が嵌らなくなる)

ケースバイケースが多い施工ですが、付属金具が使えると手間が省けて良いですね。※最初からアテにしていなかった自分が悪い