仕事では会社はHDBaseT全盛なのですが、IMAGENICSに独自規格の同軸伝送IMG.Linkがあります。
その製品の一つのIMAGENICS DCE-H1TX/RX HDMI(DVI)信号同軸延長器です。
その製品の一つのIMAGENICS DCE-H1TX/RX HDMI(DVI)信号同軸延長器です。
映像伝送で、デジタルというとSDIが筆頭に上がります。枯れていますが、放送規格として揺るぎない地位を築いています。筆者も映像設備が主軸なので、同軸で長距離のハイビジョン伝送でHDCPを考えないという条件ならSDI以外の選択肢はないと考えています。※そんなこともあり、共通規格として世界的に絶大なシェアを誇るHDBaseTを私は推します。
IMAGENICS DCE-H1TX/RX HDMI(DVI)信号同軸延長器
プリセットEDIDの種類
※もはや定番となったEDIDプリセット。簡単に設定できる反面、これの重要性が置いていかれている気がします。
たまたま、仕事で触る機会がありましたので、どんな方式なのかチップを見てみたくなりました。
DCE-H1TXの基板。
HDMI入力チップ:Silicon Image SiI9233ACTU
SDIトランスミッタ:Gennum GS2972
ケーブルドライバ:Gennum GS2988
プログラマブル デバイス:Xilinx Spartan-6 XC6SLX9
PICはEDID用途?
カナレ電気のアクティブBNCを使えばもっと省スペース化できるのかもしれませんね。
SDIトランスミッタ:Gennum GS2972
ケーブルドライバ:Gennum GS2988
プログラマブル デバイス:Xilinx Spartan-6 XC6SLX9
PICはEDID用途?
カナレ電気のアクティブBNCを使えばもっと省スペース化できるのかもしれませんね。
DCE-H1RXの基板。
HDMI出力チップ:Silicon Image SiI9136CTU
SDIレシーバ:Gennum GS2970A
ケーブルイコライザ:Gennum GS2984
プログラマブル デバイス:Xilinx Spartan-6 XC6SLX9
SDIレシーバ:Gennum GS2970A
ケーブルイコライザ:Gennum GS2984
プログラマブル デバイス:Xilinx Spartan-6 XC6SLX9
・・・・・・・・あれ?延長方式はSDIですね、これ・・・
試しにIMG.LinkアウトをSDI入力につないでみましたが、画は出ませんでした。
仕様書を見てみると、
「オリジナル再エンコード後の映像ビットレート 2.592 Gbps、NRZI 信号(固定ビットレート、音声は9.216 Mbps)」
とあるので、SDIの伝送技術を使用した、オリジナル可逆エンコード方式のようです。
「オリジナル再エンコード後の映像ビットレート 2.592 Gbps、NRZI 信号(固定ビットレート、音声は9.216 Mbps)」
とあるので、SDIの伝送技術を使用した、オリジナル可逆エンコード方式のようです。
今更のタイミングで独自規格やっているのだなぁと思っていましたが、SDIの技術を使用しているなら話は別です。
しかし、不具合無くHDBaseTの施工をするノウハウが充実し、参入メーカも増えた現在、改めて一社独自方式の同軸伝送に回帰せよと言うのは、放送規格であるSDIが君臨する以上、非常に厳しい世界だとは個人的には思います。
※そこそこの普及を見せているらしい
しかし、不具合無くHDBaseTの施工をするノウハウが充実し、参入メーカも増えた現在、改めて一社独自方式の同軸伝送に回帰せよと言うのは、放送規格であるSDIが君臨する以上、非常に厳しい世界だとは個人的には思います。
※そこそこの普及を見せているらしい