※本記事は子記事です。親記事は「Rational Acoustics Smaart V.7を導入してみました」ですので、Smaart関連の記事をお探しの場合はそちらの一覧をご覧ください。
Twitter上で、Smaartの設定データ(トランスファのグラフの刻みやその他設定データ)を他のPCに移すことが出来ないものか?というやり取りを見かけ、個人的に気になり調べ、設定ファイルの移行はこうすればできるかもと目途をつけていました。(アプリケーション側では設定の移行方法が提供されていない)
今回たまたまパソコンのデータ移行を行っていたのでそれを実践してみました。以下にまとめます。
今回たまたまパソコンのデータ移行を行っていたのでそれを実践してみました。以下にまとめます。
当たり前ですが、自己責任でよろしくお願いします。が、PCソフトウェアの常識として、アクティベーションが.xmlファイルのみで行われるなんてことはまずあり得ません。※簡単にクラックできるから
.xmlファイルの置き換えくらいでライセンスが飛ぶようなことは一般的にはまずないと思ってください。危険なのは.dllファイルです(笑)
但し、(ここで覆すか)設定データを監視していて、一部でも変更があった場合はライセンスを無効にするアプリケーションというのも存在するのは事実(WireCastはこれですが再インストールで直る)ですので、やはりここは自己責任で(笑)
下記作業の検証バージョンはv.7.5.2.1で、OSはWindowsです。Macも同じ様な構成になっているとは思いますが、ここではWindowsの場合のみを記載します。
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Smaart\Config\SmaartConfig.xml
をコピーし、USBメモリやクラウドストレージに入れておきます。※AppDataは「隠しファイル」属性の為、可視化させる必要があります。
Windowsに慣れている方は、Romingにユーザのコンフィグデータが収められていて、それが.xml形式であるなら置き換え可能じゃないかな?と直感で思うと思います。が、Smaartの様な10万近くするソフトウェア、かつインターネット経由でのアクティベーションな仕様のもので、それが会社の所有物であるならまずやろうなんて思いませんけどね(笑)
.xmlファイルの置き換えくらいでライセンスが飛ぶようなことは一般的にはまずないと思ってください。危険なのは.dllファイルです(笑)
但し、(ここで覆すか)設定データを監視していて、一部でも変更があった場合はライセンスを無効にするアプリケーションというのも存在するのは事実(WireCastはこれですが再インストールで直る)ですので、やはりここは自己責任で(笑)
下記作業の検証バージョンはv.7.5.2.1で、OSはWindowsです。Macも同じ様な構成になっているとは思いますが、ここではWindowsの場合のみを記載します。
Smaart設定データの移行
まず、SmaartがインストールされているPCのC:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Smaart\Config\SmaartConfig.xml
をコピーし、USBメモリやクラウドストレージに入れておきます。※AppDataは「隠しファイル」属性の為、可視化させる必要があります。
Windowsに慣れている方は、Romingにユーザのコンフィグデータが収められていて、それが.xml形式であるなら置き換え可能じゃないかな?と直感で思うと思います。が、Smaartの様な10万近くするソフトウェア、かつインターネット経由でのアクティベーションな仕様のもので、それが会社の所有物であるならまずやろうなんて思いませんけどね(笑)
次に設定をコピーしたいパソコンでアクティベーションを通したSmaartを開きます。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/9a/e1/p/o0900060014425619761.png?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/61/24/p/o0900060014425619782.png?caw=800)
何もない状態。オーディオI/Fすらないのでこの表示になる前に、I/Fの設定をしてくださいと警告が出ます。
設定がまっさらな事を確認し、アプリケーションを閉じます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/b0/5e/p/o0794038314425619807.png?caw=800)
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Smaart\Config
を開き、SmaartConfig.xmlをコピー(同じフォルダ階層へ複製)し、オリジナルとして残します。上の例では、SmaartConfig_org.xmlという名称にしています。何か問題が起きたら、これを書き戻すというわけです。
そして、先ほどUSBメモリやクラウドストレージにコピーしたSmaartConfig.xmlをここに上書きします。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/ec/85/p/o0853060014425619833.png?caw=800)
ちなみにSmaartConfig.xmlの中身です。間違いなく設定ファイルですね。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/d9/50/p/o0900060014425619857.png?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/88/79/p/o0900060014425619880.png?caw=800)
再び、Smaartを起動させると設定が反映されました!
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/49/3a/p/o0542043414425619904.png?caw=800)
オーディオI/Fの名前まで反映されていますね。この時点でStatusがN/Cでなく、OKが出ているものがあることから想像するに、オーディオI/Fの名称でしかアプリケーション側は判断していないかもしれません。試してはいませんが、Smaartの設定をコピーした親で使っていたオーディオI/Fをそのまま使うなら(もちろんドライバインストール後の話ですよ)特に気にせず環境を移行できるかもしれませんね
。
測定データに関してはアプリケーション側で移行手段が提供されていますので、Saveしてエクスポート、Loadでインポートを行いましょう。