言わずと知れた、防災用途の耐熱電線(例:非常放送線やベルなどの非常警報線)を相互接続する際に使用するニチフ端子工業 NH-40 防災用耐熱型閉端接続子(SQ)専用圧着工具です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/c8/ed/j/o0560032614425616391.jpg?caw=800)
ニチフ端子工業 NH-40 防災用耐熱型閉端接続子(SQ)専用圧着工具
「消防庁告示第11号に定める15分後に380℃に達す る耐熱試験に合格しています。」
とありますが、調べると、「耐熱電線の基準 平成九年十二月十八日 消防庁告示第十一号」の「第五 耐熱試験」に詳細があります。詳しく知りたい方は下記リンクをご覧下さい。
とありますが、調べると、「耐熱電線の基準 平成九年十二月十八日 消防庁告示第十一号」の「第五 耐熱試験」に詳細があります。詳しく知りたい方は下記リンクをご覧下さい。
参考リンク:
総務省消防庁 耐熱電線の基準 平成九年十二月十八日 消防庁告示第十一号
http://www.fdma.go.jp/concern/law/kokuji/hen52/52030104040.htm
総務省消防庁 耐熱電線の基準 平成九年十二月十八日 消防庁告示第十一号
http://www.fdma.go.jp/concern/law/kokuji/hen52/52030104040.htm
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/ad/1a/j/o0560030414425616397.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/7e/08/j/o0560030014425616403.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/ed/1c/j/o0560027414425616413.jpg?caw=800)
ニチフの工具だけあって、非常に良い出来です。
ロケータも便利です。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/21/3a/j/o0560021514425616426.jpg?caw=800)
左:SQ CE-2HP、右CE2
SQの方がCEに比べると横幅があります。これが販売される前までは、耐火テープ処理(ガラスマイカテープなど)が主流でした。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/d1/7e/j/o0560037414425616437.jpg?caw=800)
左:ニチフ端子工業 NH-40、右:ロブテックス AK25MA(DENSAN DC-25MAのOEM元)
写真では分かりませんが、圧着の幅が違います。
「閉端接続子」というと弱電の世界ではCEが代表例だと思いますが、その絶縁被覆付閉端接続子 CE (JIS C2807)と防災用耐熱型閉端接続子(SQ)を比べてみました。
絶縁被覆付閉端接続子 CE (JIS C2807)は乳白色で絶縁体の材質はナイロン。防災用耐熱型閉端接続子(SQ)はピンク色をしていますが、絶縁体の材質は架橋ポリエチレン、つまりCVケーブルの被覆と同じです。
余談ですが、絶縁被覆付閉端接続子 CE (JIS C2807)では規格に圧着ペンチが含まれていません。つまり、JISマークのついた絶縁被覆付閉端接続子用圧着工具は存在しません。
絶縁被覆付閉端接続子 CE (JIS C2807)は乳白色で絶縁体の材質はナイロン。防災用耐熱型閉端接続子(SQ)はピンク色をしていますが、絶縁体の材質は架橋ポリエチレン、つまりCVケーブルの被覆と同じです。
余談ですが、絶縁被覆付閉端接続子 CE (JIS C2807)では規格に圧着ペンチが含まれていません。つまり、JISマークのついた絶縁被覆付閉端接続子用圧着工具は存在しません。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/d1/bf/j/o0560024914425616452.jpg?caw=800)
左が適正工具、右がCE用工具
絶縁被覆付閉端接続子用圧着工具で圧着した場合は、架橋ポリエチレン絶縁体がリングスリーブ部に肉薄してしまっていますし、圧着幅も比べると足りません。耐熱効果の差異は分かりませんが、適正工具を使用するに越したことはありませんのでご注意ください。