韓国のDIGITAL FORECAST社の小型フレームシンクロナイザ搭載コンバータです。
紹介するのは、Micro Type ConverterシリーズのBridge M_HH、Bridge M_SHです。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/4f/03/j/o0560027114425615902.jpg?caw=800)
DIGITAL FORECAST Bridge M_HH、Bridge M_SH。
詳細機能はリンクで調べて下さい、と最初に書いておきます。
これのざっくりとした目玉機能は、とりあえず1080i@59.94iにコンバートできることです。59.94i、つまりは映像信号における29.97fpsです。
これのざっくりとした目玉機能は、とりあえず1080i@59.94iにコンバートできることです。59.94i、つまりは映像信号における29.97fpsです。
Bridge M_HHは30.00fpsや60.00fpsのHDMI信号を1080i@59.94iのSDI & HDMI信号に変換し、
Bridge M_SHは30.00fpsや60.00fpsのSD & HD-SDI信号を1080i@59.94iのSDI & NTSC信号に変換することが可能です。
何を言っているのか良く分からない、と思われるかもしれませんが、PCなどのHDMI出力は基本的に60.00fps、安価なHD-SDI監視カメラなどのHD-SDI出力は30.00fpsや60.00fpsなのです。※意外と知られていませんが、HD-SDIは規格上、30.00、60.00が含まれています。
これに対して、一般的に広く普及している映像信号は29.97fpsが基準になっており、結論を率直に書くと、仕様を良く確かめないと画が映らないという事態を招きます。(なぜ29.97fpsが元なのか?は映像信号の歴史を紐解く必要があります。デジタル信号が広く普及している現在においては、放送を基準とした単なるしがらみ、昔からそうだから今もそう、そんな程度の話なのです)
Bridge M_SHは30.00fpsや60.00fpsのSD & HD-SDI信号を1080i@59.94iのSDI & NTSC信号に変換することが可能です。
何を言っているのか良く分からない、と思われるかもしれませんが、PCなどのHDMI出力は基本的に60.00fps、安価なHD-SDI監視カメラなどのHD-SDI出力は30.00fpsや60.00fpsなのです。※意外と知られていませんが、HD-SDIは規格上、30.00、60.00が含まれています。
これに対して、一般的に広く普及している映像信号は29.97fpsが基準になっており、結論を率直に書くと、仕様を良く確かめないと画が映らないという事態を招きます。(なぜ29.97fpsが元なのか?は映像信号の歴史を紐解く必要があります。デジタル信号が広く普及している現在においては、放送を基準とした単なるしがらみ、昔からそうだから今もそう、そんな程度の話なのです)
一般に売られているSDI → HDMI、HDMI → SDIコンバータは信号(端子の変更と同義)を変換するだけで、フレームレートの変換は行いません。フレームレートの変換にはフレームシンクロナイザが必要、というのが常識だったのですが、このコンバータはそれを内蔵しています。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/b4/b2/j/o0560026514425615920.jpg?caw=800)
BNC端子はカナレを使用。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/4b/18/j/o0560031014425615929.jpg?caw=800)
Bridge M_SHのコンポジット出力は変換を使用します。・・・この機能はもはや卑怯としか・・・まぁ、もちろん7.5IREセットアップです(笑)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/9c/c5/j/o0560040014425615945.jpg?caw=800)
ACアダプタはこれくらいの大きさです、発熱もまぁまぁ。耐久性はまだ分かっていません。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/dd/65/j/o0560023614425615987.jpg?caw=800)
なかなか凝ったレイアウトです。多層基板を2枚重ねた配置です。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/45/cb/j/o0560032214425616013.jpg?caw=800)
SDI入力チップはgennum(Semtech) GV7601。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/d9/82/j/o0560029814425616018.jpg?caw=800)
HDMI出力チップはMacro Image Technology MDIN-380。こちら1枚でコンポジットNTSC信号(CVBS=Composite Video, Blanking, and Sync)もまかなっています。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/be/ae/j/o0560025214425616043.jpg?caw=800)
こちらもM_SHとレイアウトは同じです。アナログ音声をHDMIに重畳することも可能です。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/73/5d/j/o0560025714425616060.jpg?caw=800)
HDMI出力チップはMacro Image Technology MDIN-380。こちらはM_SHと違ってNTSC出力は設けていません。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/0d/68/j/o0560035814425616076.jpg?caw=800)
HDMI入力チップはSilicon Image SiI9135CTU。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/0a/ff/j/o0560029114425616098.jpg?caw=800)
SDI出力チップはgennum(Semtech) GV7600。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/f1/dd/j/o0560037014425616108.jpg?caw=800)
SDI → HDMIコンバータのあれこれ
こんなに小さなコンバータでやりくりなんてとんでもない!と思う方は、関わらないでいたほうが幸せだとは思います。が、実際、私のような弱電設備業には欠かせない製品なのです。
これが誰かの参考になれば幸いです。
追記 2014/6/4
数度テストするうちに、ホットプラグ検出がうまく行かないのではなかろうかと思われる症状が出ました。(モニタの入力端子がアクティブにならない様な挙動。PCモニタのHDMI入力なんかはOKだが、民生器の普通のテレビでNG。)EDID取得用に印加されている電圧、+5Vが低いのではないかと思い、計測しました。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/48/80/j/o0560027514425616126.jpg?caw=800)
HDMIのままではとてもではありませんが、測定できませんのでDVI変換のコネクタのピンを抜きます。
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/69/a1/j/o0560029114425616137.jpg?caw=800)
3.423V。低い・・・
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/8f/73/j/o0560025314425616174.jpg?caw=800)
参考までに他社のコンバータは4.94V。
この問題は電源を供給できるコンバータを間に挟むことで解決できます。
※そもそもキャプチャボードや業務用HDMIモニタでは問題にならない。
※そもそもキャプチャボードや業務用HDMIモニタでは問題にならない。