HDMI→HDMI + アナログオーディオ分離器のPlayvision HDV-M612 MINI HDMI2HDMI + Audioです。
型番はGoogle画像検索で逆引きして調べましたが、恐らくは「型番」なるものが存在するか怪しい製品です。※JACKALL JK-HDAM612、Beat-sonic IF17も同等品の様です。
型番はGoogle画像検索で逆引きして調べましたが、恐らくは「型番」なるものが存在するか怪しい製品です。※JACKALL JK-HDAM612、Beat-sonic IF17も同等品の様です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/62/f0/j/o0560037614425609188.jpg?caw=800)
Playvision HDV-M612 MINI HDMI2HDMI + Audio
機能は至ってシンプルで、HDMIのデジタル音声からアナログ音声を取り出すことが出来ます。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/ae/74/j/o0900077014425609214.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/ed/c2/j/o0900079614425609232.jpg?caw=800)
内部基板の写真です。入力チップは型番が削りとられています(笑)
出力チップはSilicon image Sil9022ACNUとあります。Sil9022AがHDMIトランスミッタなようなので、似たものと勝手に想像しまして、HDMI音声抽出方法は、HDMI入力→TMDS & デジタルオーディオ(S/PDIF??)→HDMI出力(再構築) + アナログオーディオでしょうね。この手の製品で、HDCP対応と明記されているものは、Extron HAE 100 HDMIオーディオディエンベッダなどがあります。こちらも恐らくは、オーディオ抽出方式は上記と同じだと思います。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/48/b5/p/o0495021514425609240.png?caw=800)
CE audio data (formats supported) LPCM 2-channel, 16/20/24 bit depths at 32/44/48 kHz CE speaker allocation data Channel configuration.... 2.0 Front left/right......... Yes Front LFE................ No Front center............. No Rear left/right.......... No Rear center.............. No Front left/right center.. No Rear left/right center... No Rear LFE................. NoHDMI OUT側に何もつながない状態でのEDIDのオーディオ記述。
定番中の定番、Linear PCM 2chです。ディスプレイモニタのオーディオEDIDは基本的にこれです。
AVアンプやスピーカ内蔵のテレビラックのHDMI入力のEDIDでない限り、複雑な表記はありません。
試しに、コレを単体でExtron HAE 100の出力につないだらどうなるのかやってみました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/2d/a4/j/o0560035114425609261.jpg?caw=800)
Extron HAE 100のHDMI入力にBDのコンテンツをつなぐ。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/a4/43/j/o0560034414425609275.jpg?caw=800)
Extron HAE 100のHDMI出力にコレのみつなぐ。
…あれ?シンク機器ないのに
…話を変えましょうか。この機器、HDMI出力に機器をつないだ瞬間、シンク側のEDIDをコピーします。オーディオ記述をすげ替えるかは未確認です。※HDMI入力対応のAVアンプが身近になかった
これと同じ挙動をするものは世の中に沢山あるのですが、「HDMIからアナログオーディオ分離(抽出)」機能を有している場合は、ほとんどの場合が一旦、何か手を加えているので注意して下さい。
つまり、入力されたHDMI信号をそのまま出力しません。
HDMI分配器で分けた信号をもらえば良いのか?それも違います。HDCPは、BDプレーヤなどのソース機器から、ディスプレイモニタなどのシンク機器がいくつあるのかカウントします。ソース機器へ映像を送出する数 = HDCP KEYです。そしてこのHDCP KEYの数は有限です。
意外と認識されていませんが、中間に挟まるHDMI変換器やHDMI分配器もHDCP KEYを消費します。このHDCP KEYの数ですが、最古のもので4、つまり、BDプレーヤを3画面に分配が最高数で、4分配は不可という状況があるわけです。アナログのNTSCコンポジット信号の分配とはもう話が全く違うのです。
と言うことで、一部のメーカはユーザにHDCP KEYの数を気にさせないようにするためにHDCPを一旦終端させ、アウト側から再度HDCPをかけるという手法をとることが普通になってきました。状態として、HDCP対応シンク機器にしか映像を出さないという状態を達成している、というグレーな話です。
※そもそもソース機器が持っているHDCP KEYの数は一般ユーザでは調べることが出来ない。
これは以前、HDMIロゴついていますか?でも述べた話です。
これを書いたのは3年前ですが、今も全く状況が変わっていません。一体どうなるのでしょうか、映像設備の施工業界…。
HDMI分配器で分けた信号をもらえば良いのか?それも違います。HDCPは、BDプレーヤなどのソース機器から、ディスプレイモニタなどのシンク機器がいくつあるのかカウントします。ソース機器へ映像を送出する数 = HDCP KEYです。そしてこのHDCP KEYの数は有限です。
意外と認識されていませんが、中間に挟まるHDMI変換器やHDMI分配器もHDCP KEYを消費します。このHDCP KEYの数ですが、最古のもので4、つまり、BDプレーヤを3画面に分配が最高数で、4分配は不可という状況があるわけです。アナログのNTSCコンポジット信号の分配とはもう話が全く違うのです。
と言うことで、一部のメーカはユーザにHDCP KEYの数を気にさせないようにするためにHDCPを一旦終端させ、アウト側から再度HDCPをかけるという手法をとることが普通になってきました。状態として、HDCP対応シンク機器にしか映像を出さないという状態を達成している、というグレーな話です。
※そもそもソース機器が持っているHDCP KEYの数は一般ユーザでは調べることが出来ない。
これは以前、HDMIロゴついていますか?でも述べた話です。
これを書いたのは3年前ですが、今も全く状況が変わっていません。一体どうなるのでしょうか、映像設備の施工業界…。