弱電では黒が-、白が+、強電では黒がライブ、白がニュートラル | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

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タイトルで全てが語り終わっています(笑)
弱電では黒が-、白が+、強電では黒がライブ、白がニュートラルです。

これはつまり、印加されているケーブルの色が弱電・強電で違うということです。

弱電と強電の明確な区別はありませんが、筆者が見てきた一般的な解釈は、

弱電=「信号・制御線」
強電=「電源線」

という大まかな括りで、電圧の境界条件は「感電しても死に至らない」です。

この、「感電しても死に至らない」は定義が非常にあいまいなのですが、一般的に広く使われる弱電の電圧は、1.5、3、3.3、5、6、7.2、9、12、14.4、24、48Vあたりなので、48Vくらいが境界条件かもしれませんが、個人的には60Vくらいかな、と勝手に思っています。つまり、この電圧以下の電源は「弱電」と分類されます。

では、なぜ弱電と強電で印加されているケーブルの色が違うのか?ですが、諸説が沢山あり、明確な理由はありません(笑)きっと、大した理由はないと思います。

音響設備では「有色ホット」という決まりがありますが、この「有色」の定義が「黒と白」では何を持って「有色」とするかが非常に難しくなります。
筆者は弱電屋と強電屋が混在した現場で働いていたので、業界に入ってすぐにこの問題を教えられました。つまり、「弱電屋と強電屋ではホット(ライブ)のケーブル色が違う」のです。

大人数で作業を行う場合、技術者が弱電を基軸としているのか、強電を基軸としているかを見極め、ケーブル色概念の混在が懸念されるのであれば事前に打ち合わせが必要です。

ちなみに、弱電と強電ではその取り扱う電圧の差から、施工においては、配管、ケーブルラック等で並行してケーブル敷設はされることは基本的にはありません。
mV単位のマイクレベル伝送と照明用電源が並行して敷設されることを想像すれば、ノイズ混入が避けられない事が理解いただけると思います。※これが当てはまらないのが光ファイバです。光ファイバはノイズも誘導も受けません。

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