イギリス経済史4 | 『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

慶應通信経済学部 68期秋組
2014年10月学士入学 2017年3月卒業(在籍期間2年半)

「イギリス経済史」、第4章「綿業の盛衰」。


本章はイギリスの隆盛と綿業について、

産業革命時、繁栄期、第一次世界大戦後の衰退期

について、それぞれ説明がされています。


1820年代までは、フランス、ロシア、ドイツによる、

亜麻が繊維産業の基盤であった。


しかし、1820年から綿花の消費量が亜麻を上回り、

1850年代には他の全ての繊維の消費量の合計を上回る。


産業革命時の技術革新により、

綿織が機械化される。

当時の工場は小規模な企業が大多数を占める。


繁栄期では、輸出の対象がアジアに広がる。

資金調達も株式化され、株式会社の設立が相次ぐ。

さらに生産方法も技術革新で進む。


第一次世界大戦で綿業は生産量減少。


生産力、労働力、船舶を失っただけでなく、

輸出相手であったアジアが自ら輸出を行うようなり、

更に、日本の生産量が増大していた。


更に、国内においても

余剰資金が綿業の投資に集中。

株価は一気に高騰。


でも、製品が売れない。


原価割れの薄利多売を行い、

多額の負債を抱え倒産が相次ぐ。


こうして、イギリスの綿業は衰退していく。


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