1回お休みをして続けてきた


「効果的にぼ~っとするシリーズの第4話」

 


前回のブログの続きです。


【無心になりたいという「欲」。効果的にぼ~っとする。第3話】
https://ameblo.jp/holst-jsbach/entry-12460765105.html

 


前回までの話の流れは


ぼっ~。と、できないときは
雑念が湧いてきている時で、
その雑念を分析すると
妄想は言語化されて頭の中をグルグルと回っている。
と、書いてきました。

 


今回は、その逆の話です。

 


完全に覚えてしまった言葉を
唱えていると、


完全に無心になれるようです。

 


無心といっても、私の場合は
何かは必ずイメージされているようです。


そこでで、私の実体験を書いていきます。

 


■ 言葉の暗記(習得)には段階があった


1.お能の謡 編


2月から始めた「お能の謡」は


当たり前ですが、
謡本(うたぼん)にかかれている「謡(うた)」を
謡(うた)っていきます。

 


もちろん素人なので
謡本を読みながら謡ってもOKです。


しかし、どう考えても
こころを込めて謡うためには


暗記して、そらで謡えた方が良いわけでして


私も
昔の日本語の言い回しに苦戦しながらも
頑張って暗記しております。

 


著作権の問題があるかもしれないので
謡本の中の写真は掲載しませんが

 


最初に習う「鶴亀」の冒頭は
『それ青陽(せいよう)の春になれば。』
と、はじまります。

 


最初のお稽古が終わり
次回には、暗記して挑むのですが


同じ暗記して謡っていても
頭の中では3段階で進んでいます。(私の場合です)

 


①最初は、謡本の画像がそのまま浮かんでいて
それを読む感覚です。

 


どうして謡本の画像をそのまま浮かべるかというと
リズムや音の上がり下がりなどの記号が書かれているので


それを覚えるためにも
敢えて、謡本をそのまま浮かべています。


従って、謡を謡っていても
頭の中では謡本だけが浮かんでいます。

 


それが、ある程度完璧になってくると

 


②頭の中から謡本が消えて


暗闇の中に文字だけが浮かんでいる状態。
または、音として聞こえてきて
それに合わせて謡う感覚です。

 


それも、意識しなくなると

 


こんどは、

 


③謡っている句の情景が浮かぶようになります。

 


上記した
『それ青陽(せいよう)の春になれば。』は、


情景としては、
昔の中国の皇帝が新年の最初の行いとして
日本で言うところの天皇陛下の一般参賀のために


宮殿の前のお庭にお出ましになられていて、


皇帝自身が「新年になれば、、、」と、
参集した人たちに向かって声をかけているシーンです。

 


皆さまも経験があると思いますが


違う風景を頭に浮かべて
まったく意識していない言葉を口から発する


なんとも、気が遠くなりそうな感覚。

 


そこで気が付きました。
「頭に浮かんでいる情景を言語化していない!」


言語化できない理由は
意識をしていないのに口から出ている謡が


イメージの言語化をできないようにさせています。

 


私の脳は、一度に違う二つの文字や言葉が
喋れないし、考えられないように出来ているようです。
(みなさんも同じですかね?)


結果、こころの中では
言語がなく、イメージだけの心地よい状態になっているようです。(個人的な感想です)

 


この状態は、まさしく「ぼ~っ」と、しているのと同じです。


併せて、無心に大きな声を出すことも
お稽古が終わった後の爽快感に繋がっているようです。

 


■ 今回の結論


ぼ~っ。としている状態と同じ効果を得るには


完全に頭と体に染み込ませたセリフを
まったく意識せずに大きな声で唱え続ける。


これは、厳しい修行を積んで体得するよりも
簡単にできる「無心」の状態かもしれません。

 


2.実は、般若心経も丸暗記して
大きな声で何回も唱えると
同じ効果を得ることが実証できました。(笑)


(良いと聞けば、なんでも試しますよ!)


ただし、ご近所様に聞こえる場所でやると
少々、その後の人間関係に支障がでるかもしれませんので
お気をつけて、、、(^^)/

 


このテーマの行きつくところは
どうしても「瞑想」的になってしまいますね。


こんなことをしょっちゅう書いていますが


本当は、理屈が理解できないと本気になれない
超リアリストなんですけどね。(汗)
≪#1300≫

 


~~お知らせ~~


ブログタイトルの
『高坂勉強会』は


巷で言われている
心身が健康になる方法を


自分の身体を使って
あれや、これや、試すための勉強会です。

 

~~編集後記~~


今回も、ありがとうございます。

 


先日、関節リウマチの疑いあり!
と、診断された高坂一彦です。


まだ、初期の初期なんでしょうね
痛い時と痛くない時があります。


そして、昨日も禅寺で結跏趺坐で
坐ってきたので、


可能な限り坐り続ける。と、
決意も新たに精進してまいります。(^^)/

 


でも、関節リウマチをネットで調べると
怖いことしか書いていませんね。


食の安全のテーマもそうですが
他人を不安にさせる言葉や文章は


どう捉えれば良いのかな~。
と、考えさせられます。


読んだり聞いたりして不安になる方が悪いのかな~。

 


高坂一彦 拝