前回のブログのつづきです。
↓
【能舞台でのお稽古】
https://ameblo.jp/holst-jsbach/entry-12456919732.html
さて、皆様に馴染みの薄い「お能」ですが
その「お能の謡(うたい)」のお稽古は
どんな感じで行われているのか?
お稽古に通い始めて3カ月目に入っておりますが
やっとブログでそのお稽古風景を
ご紹介できるところまで
頭の中が整理できてきました。
なにせ、まったく日本の伝統芸能には縁がなく
今回のご縁をいただくまでは
興味があるどころか、好きでもなんでもなかったのですから
まるで、子どもが
親に言われるがまま、訳も解らずに
始めた、それに近かったです。
私がお稽古をさせていただいているのは
観世流の清水義也先生でして、
お稽古場所は、広範囲でされています。
五反田、後楽園、赤羽、船橋、etc…
その中でも、五反田が一番多いようです。
謡のお稽古は
マンツーマンで行われます。
時間は約30分間ほどです。
なぜ、マンツーマンで行うのか?
逆に言うと
合唱的に、大勢で合わせるのが難しいようです。
その理由は、
能の謡は、フルパワーで謡う必要があり
個々人で「フルパワー」のレベルが違うから
周りの人と合わないのでお稽古にならない。とのこと。
私は私のフルパワーでお稽古をする!
それが、謡のお稽古です。
清水義也先生のお稽古では
初心者は「鶴亀」と、いう謡を最初に習います。
この鶴亀は、
昔の中国「唐」の時代の皇帝(玄宗皇帝)の
新年祝賀会で鶴と亀が皇帝の長寿を願って舞うと
皇帝本人も気分よく舞った。と、いう
おめでたい内容です。
※玄宗皇帝は楊貴妃の夫です。
鶴亀の説明は
ウィキペディア(Wikipedia)へどうぞ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%B4%E4%BA%80
日本で例えると
お正月に皇居で行われる
一般参賀に近いのではないでしょうか。
そして、天皇陛下の
退位と即位のこのタイミングに相応しい演目です。
能では、
おめでたい謡は、
力強くフルパワーで謡うとのこと。(剛吟/つよぎん)
この剛吟をお稽古場で謡っていると
いろいろなものが感じられて、
それらが見えてきます。
何を感じて、何が見えてくるのか?
実際のお稽古風景と共に
次回、書きたいと思います。
≪#1280≫
~~お知らせ~~
ブログタイトルの
『高坂勉強会』は
巷で言われている
心身が健康になる方法を
自分の身体を使って
あれや、これや、試すための勉強会です。
~~編集後記~~
今日も、ありがとうございます。
大きな声を出すことは
健康に良い!と、気が付いた高坂一彦です。
気を込める方法の一つに
大きな声を出す。が、あります。
(私だけかもしれません)
例えば、ヘラヘラ笑いながら
本当に大きな声は出せませんね。
声の大きい小さいではなく
腹の底から(声ではなく)
『気』を出す感覚を体感できているような気がしています。
(気が続きます/笑)
高坂一彦 拝
