想いを馳せるをテーマにしたブログの最終回です。

 


今回は、想いを馳せる対象を社会に向けてみました
その一例を記します(^^)/

 


前回ブログ
【想いを馳せると何ができる?】
https://ameblo.jp/holst-jsbach/entry-12367719820.html

 


「想いを馳せると何ができる?」結論は
思いやりのある準備ができる!
でした。

 


準備をするだけだと
想いを馳せなくてもできますが

 


ポイントは「思いやり」です。

 


思いやりを持って準備をしたら
明るい未来がやってくる。

 


これに尽きると思います。

 


突然本題に入りますが

 


皆さまの街には
コミュニティーバスが走っていますでしょうか?

(これは東京都武蔵野市を走る〝ムーバス”)

 


市区町村により
形や大きさデザインはまちまちです。

 


マイクロバスのサイズだったり
ユニークな名前がついていたり

 


大通りを走っている路線バスではなく
小さなバスが狭い道を走り

 


ご高齢の方や障害のある方が
バス停のある、遠くの大通りまで行かなくて済むのです。

 


そのコミュニティーバスが出来たのも
あるひとりの市長の想いからスタートしました。

 


【以下、関係者談】
東京都武蔵野市に届いた一通のお手紙です。

 

 

「市長、私は足が悪く、長距離を歩くことはできません。自転車にも乗れません。私のような者も町に出たいのです。吉祥寺の繁華街に出られるように何とか考えてください」

 


1990年、このお手紙を受け取ったのは
当時市長の土屋正忠さんでした。

 


早速お手紙を書かれた市民の町を調べたところ
路線バスのバス停まで300m以上離れたバス空白エリアを

 


幾つか見つけたそうです。

 


ご高齢の方やお体の不自由の方が
300m歩くのは大変です。

 


そこで、住宅街を巡回する路線バスの運行を考えたそうですが
問題は山積みで、実現は難しいと誰もが思われたそうです。

 


そもそも、路線バスなどの交通問題の権限は
市長には与えられていない。

 


当時運輸省は、
不特定多数の乗り合いバスで
マイクロバスの路線バスは考えられない。

 


警視庁は
原則として幅8メートル以下の道路には
バスは、交通安全のために許可しない。

 


ヒヤリングした他の市民は
いままでどおり210円のバスなら乗らない。
100円バスなら乗る。

 


これだけの難題があるにも拘らず
現在、コミュニティーバスが日本中を走っているのは

 


想いを馳せた結果だと思っています。

 


また土屋元市長は、プロジェクト開始間もなく、

下記の言葉を役所関係者に投げかけそうです。


『最後に、できないという結論が出てくるにはやむを得ないけれど、最初からできないということは言わないでほしい。どうしたらできるか考えてほしい」同時にまた、運輸省の若い課長補佐に「あなたのお父さん、お母さんが後期高齢者になったら、どうするんですか? こういうコミュニティバスが必要なんじゃないですか」


【川崎の交通とまちづくりを考える会のブログ参照】

 


先日9日厚労省が公表しましたが
身体障害のある人の、74%は65歳以上の高齢者だそうです。

 


このコミュニティーバスの実現までに5年を要しました。

 


思いやりの気持ちがなければ。。。
自分だけのコトでよければ。。。

 


諦めても誰も文句は言わなかったでしょう。

 


私たちが思いつく
どんなに小さなコトでも
些細なコトでも

 


社会や未来に思いを馳せるのも
何かが変わるキッカケになるような気がしてきました。
≪#0924≫

 


~~編集後記~~

 


今日も、ありがとうございます。

 


自分の親というよりも
自分自身の先行きが不安になっている
高坂一彦です。

 


トキには、政策的な思考に戻るのも
身が引き締まる思いがしますね。

 


それもこれも
「いのちの修行場」で
自分と向き合っているからでしょう。

 


お許しください。

 


高坂一彦 拝