自分の想いを表現できている人は
得るものが沢山あるようです。
夕方、わが子を待っていた
冷え切ったJR駅のロータリーで
ふたりの男性が
歌いはじめまして
退屈な時間を過ごすことなく
わが子を待つコトが出来ました。
男性デュオなので
「コブクロ」の曲が多かったのですが
聴衆も一時最高30名くらい集まり
ピークは尾崎豊の「I LOVE YOU」から
コブクロの「蕾」、最後に「ここにしか咲かない花」
おそらく、アマチュアだとは思いますが
最近は、皆さん上手ですね。
周囲の迷惑にならない程度に
ちゃんと許可をとって活動してくれればと思います。
その歌を聴いていて
改めて感じたのが
想いは、外に向って発信することによって
そこから何かが生まれる。であります。
アーティストを目指す若者は
人前で歌うことによって
何を得ようとしているのか。
勝手な想像ですけど
自分の歌がどれだけ他人のこころに届くか
試しているのかもしれません。
これは、スタジオで練習しているだけでは
試すことができませんからね。
しかし、同じ芸事を目指すにしても
日本の伝統芸能は、弟子入りという制度があるのですが
ミュージシャンは、ある程度自力でチャンスを
掴まなくてはならないので大変ですよね。
宗教家は小坊主、
政治家と起業家は秘書や運転手
料理人は下働きから師匠の技や感覚を体得していきますが
最も大切なのは
「想い」を継承することではないでしょうか。
そのように「想い」を体得しても、
自分の中で留めておくのは、
継承したことにならないような気がします。
しかし、知識と技術の習得は何とかなりそうですが
「想い」を習得して継承するヒトのみが
表舞台に立てているような気がします。
会社員の仕事も同じで
お礼のメールや商品の発送作業、
会議資料のホッチキス止め一つとっても
形だけでなく、想いを籠めたいですね。
私も講師業を始めて2年が過ぎました
「仏作って魂入れず」のことわざの
仏にならないようにしたいものです。
皆さんは「想い」を表現する方法をお持ちですか?
≪#0877≫
~~編集後記~~
今日も、ありがとうございます。
わが子を待つときに
予定の時刻に現れなくても
心配することが無くなった
高坂一彦です。
「ここにしか咲かない花」は
今までに聴いた記憶が無くて
出だしの歌詞を覚えておいて
わが子に後で聞いて知ることができました。
想いが籠った歌は
多くのヒトのこころに残るようです。
今回は、わが子を寒空で待つ状況だったので
私のこころには、しっかり想いが届きましたよ!
高坂一彦 拝
