僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ。。。


あまりにも有名な高村光太郎さんの詩ですが
約1400文字になる全文を最近読みました。

 


正直、こんなに長い文章だとは知りませんでした。

 


この詩は、人生の歩みを道を歩くことに
例えているのですが
全文を読むと、人間や自然との繋がりを感じます。

 


人は、ひとりぼっちではなく
姿形が見えない人からも自然からも
力を貰っていることを

 


高村さんは感じているかのようです。

 


そして、弱々しく、ゆっくりでも
歩いていれば、今の瞬間は
自分の人生の最先端に位置していて

 


振り返ると、足跡が残っている。

 


足跡だけにスポットを当ててみると
どんな人生でも、必ず行ってきたコトが残ります

 


それは、形無く人々の心に残る場合もありますが

 


どうせだったら形で残した方が
より具体的に後世に残ることになります。

 


精神世界を大切にして
目に見えないものに尊厳を感じるのも良いですが

 


どんなものでも、自分の手で作ったものを
残していくのも、他人の為だけではなく

 

 

自分が疲れ果てた時に、人生を振り返り
自分が作ったものを見て、そこから元気と勇気を
貰えるのではないでしょうか。

 


そこで、手っ取り早く、
簡単に作れるモノを考えてみました。

 


それは、文章を書くか絵を描くことでしょうか。

 


どちらも、紙とペンがあれば
何時でも、どこでも、どんな世界も表現できます。

 


ブログもその一つです。

 


ゆくゆくは、自主出版でも良いので
本も書ければ、見事な足跡ですね。

 


出来れば、自分だけしか見えるものではなく
他のヒトにも見える状態のほうが

 


誰かに、見守られて、力を貰えるようです。

 


高村光太郎さんの「道程」には
そんなメッセージも感じ取れました。
≪#0690≫

 


~~編集後記~~

 


今日もありがとうございます。

 


母や妻の内職の手伝いをするのが
性に合う高坂一彦です。

 


内職に写経と同じ効果を感じております。

 


煩悩を無くすためには
身体を動かすことが一番です。

 


こころの問題をこころで治すのは
とても難しいです。

 


こころは、行動で治す。
これが一番です。

 


出来るかどうか悩んだり
失敗するかも。と、心配しても
そのモヤモヤした気持ちは
無くなりません。

 


それよりも、身体を動かして
それに集中するだけで
不思議なことに、気分がスッキリします。

 


この行動には「呼吸」も含まれていて
それが、呼吸法なんですが

 


簡単で単純な作業の方が
無心になれるようです。

 


そして、内職などは
今に意識を向けている行為と同時に

 


立ち止まって振り返ると
自分が作ってきた作品が
山となってそこにあるのです。

 


まさしく、振り返ると足跡がある。

 


それだけで、嬉しくなり
先に向って歩いていく「栄養」を
吸収できたような気持ちになれます。

 


これぞ、人生の自家発電と呼んでおります。

 


さて、今日も一歩一歩心を籠めて
歩いていきましょうか!

 


高坂一彦 拝