ヒトが本気になった時には

 


いつもとは違う雰囲気になり
仕草や表情など行動が変わります。

 


ヒトが本気になったらどうなるのか
密かに観察をしておりますが


どうやら、夢中になる時や集中する時は、
本気の状態になってからのような気がします。

 


敢て、ヒトと強調しているのは
動物はいつも本気だな~。
と、感じながら見ているからです。

 


野生の動物などは
寝るのも食休みするのも本気です。

 


動物が自分で、本気で寝るぞ!
と、思っているかどうかは解りませんが。。。

 


どう考えても
寝てる間に、他の動物に襲われる可能性があるので
どうでもいいや!とは、ならないと思っています。

 


ヒトが本気になると
身体の中でも変化が起きていると
感じています。

 


例えば、アドレナリンやドーパミンが
出ているのではないかと、私は見ています。

 


それは、観察していると解るのですが
本気になると人は、ある共通の行動を取るようです。

 


一言でまとめると
「自分の世界に入り込む」ようです。

 


幾つか具体的な例を挙げると
○話し出すと止まらない。(声が大きくなる。陶酔状態)
○逆に、寡黙になり気迫が漲ってくる。

 


○目つきが変わる。
(獲物を狙う。又は、微笑んでいるようで目は笑っていない)

 


○無駄な動きが無くなる。
○逆に、ウロウロするなど
 くり返しの行動をする。

 


○寝食を忘れる。
○本気になっていること以外には
 無頓着になる。

 


他にも、色々ありますが

 


これは、私が個人的に感じた事なので
他の見方もあるかもしれません。

 


本気になり、それをキープするには
これらの反応を見ただけでも解るように

 


相当なエネルギーが必要ですね。

 


そして、本気になった時は
穏やかで、心地よい状態ではなさそうです。

 


動物が獲物を狙うときの
アドレナリンが出まくり
交感神経優位状態のような気がします。

 


この状態で本気を続けると
私も経験がありますが
所謂「燃え尽き症候群」になってしまうのでは
ないでしょうか。

 


では、本気になると
身体には負荷がかかり
興奮状態になり、身体にはあまり良くないのか?

 


その対応として
私流で行っていることがあります。

 


要するに、興奮状態で
交感神経が優位になっているので

 


本気の状態をキープし『心だけ鎮めて』
集中力もあり、夢中に成れれば良いわけです。

 


その為には
副交感神経を優位にするれば
リラックスしながらも
本気の状態を保てるハズです。

 


それには「呼吸」をコントロールすることが
一番、簡単に誰でもできる対応策でしょう。

 


なぜならば、
呼吸で吐く時には、副交感神経を刺激するからです。

 


朝のラジオ体操で行う深呼吸を思い出すと
「大きく吸って」「吐いて」と、行っています。

 


この時の深呼吸の目的は、
朝、まだ身体や脳が目覚めていないので

 


呼吸の吸うことに重点を置くことで
交感神経を刺激して、興奮状態にして
身体と脳を目覚めさせ目的が有る為です。

 


本気モードになっている時は
すでに、身体と脳は目覚めているので

 


ストレスに繋がるほどの刺激を抑える為に
吐く息を意識して、副交感神経を優位にして
気持ちを静めて、穏やかな状態に近づける
ことができるのです。

 


最後に、すぐに本気モードに入る私も含めて
本気になったで有ろう人の反応を見て
感じたのは

 


本気になるのは必要なコトですが
周りも見えないくらいの集中を伴う
本気は、長くは続けられないし

 


仮に、長く続けると
所謂、根を詰めすぎる状態になるので
身体と脳と神経には、かなりの負荷になっているようです。

 


こんなところでも
自分自身の思考をコントロールする
必要性を感じました。
≪#0680≫

 


~~編集後記~~

 


今日もありがとうございます。

 


物心ついたころから
人間観察をしている
高坂一彦です。

 


他人の顔色など
気にしながら生きてきたので

 


自然と人を観察することが
日常的になっておりました。

 


今回は、自分が本気になっている時に
どんな自分に変身しているのか
少し興味が湧いてきて

 


自分観察を始めたのですが

 


他のヒトは、どうなっているのか?
ついでに、観察を始めました。

 


すると、解ってきたことは

 


集団の中や、他人から見られている状態では
我々日本人は、なかなか本気に成らない。又は、
本気を他人に見せないような気がします。

 


総じて、本気になることは
ひとりで出来るコトが多いようです。

 


例えば、スポーツなどは
ひとりで黙々とトレーニングをしたり

 


勉強なども、
ひとりで自室や図書館で黙々と行う。

 


「俺を見ろ!」
「おれは、今、本気モードだぜ!」
と、宣言しながらアピールして
行動している人は、今のところ
ひとりもいません。

 


私も、本気を宣言して
何かをしたことは
あまりありませんね。

 


そうそう、本気を研究していて
新たな疑問が湧いてきました。

 


執念や執着は本気との関係上
推奨されるべきなのでしょうか。

 


次は、執念や執着を感じる人を観察しようと
密かに計画を進めています。

 


高坂一彦 拝