仕切り直しで息を合わせて集中力を高める。
立ち合いで一気に力を出し切る。
時間制限いっぱいの「まった!」も、
それはそれで、本当の自分なので良しとしよう。

≪#0537≫

 


「人つながり」の高坂です。
今日もありがとうございます。

 


仕切り直しとは、相撲の言葉で
取組む前に、何度も何度も
両手を着いて相手を睨みつけて
また、塩を蒔きに戻る。その動作のコトです。

 


特に相撲ファンではありませんが
何故か子どもの頃から
テレビ中継を観てしまいます。

 


最初は、何故仕切り直しをしているのか?
あの時間が退屈でしょうが有りませんでした。

 


いきなり、始めれば良いのに。

 


仕切り直しは、
相手との息を徐々に合わせていきます。

 


それと同時に自分の集中力を高めて
100%の力を一気に出すたもの準備です。

 


呼吸法を始めてから
この立ち合いを観る視点が変わりました。

 


お互いが息を合わせて
一気に200キロ近い体がぶつかり合います。

 


息を合わせないと
危険極まりないですね。

 


ちからが抜けた状態でぶつけられたら
想像は容易に出来ます。

 


日本語には
「郷に入れば、郷に従え」が、よく使われます。

 


この言葉も一見、よそ者に対して厳しい言葉に聞こえますが

 


「郷に入れば、郷の呼吸に合わせましょう」
ではいかがでしょうか。

 


新年度で生活が変わりますが
最初は、その変わった生活の呼吸に合わせてみるのも
早く慣れるための方法かもしれません。

 


最初のうちは
毎日が仕切り直しのつもりで
徐々に力を蓄えつつ

 


5月頃に一気に力を発揮しましょう!

 


でも時間制限になっても「待った!」も有ですよ。

 


そもそも相撲は神様に奉納するものです。
神様の前でも「待った」が許されるのです。

 


私たちのチャレンジに対するタイミングに
「待った」は、責められることではありませんね。

 


最初は呼吸に合わせることが出来なくても
徐々に感じるようになると信じて
のんびりいきましょう。

 


高坂一彦 拝