7月7日(土)夏の薬膳料理セミナーでした。
講師は薬膳料理家の川島伸一先生 です。
先生は東京都府中市でスクールを開いていらっしゃいます。
(先生のブログ:『陰陽五行でおいしい薬膳
』)
今回のテーマは梅雨明け後にやってくる『夏』本番を
元気に過ごす為の薬膳料理です。
ミニセミナーは薬膳の大切な定義から始まって
夏の食養生としてのポイントです。
1、苦みの食材/熱を冷まして心を補う
2、生津作用の食材/汗で奪われる津液を補う
3、補気作用の食材/汗と一緒に消耗する気を補う
4、清熱作用の食材/身体の熱を追い出す
5、安神作用の食材/夏に乱される精神を整える
(川島先生のレジュメより)
本日使った食材たちです↑
何処ででも手に入る食材ばかりですが、薬膳の大前提
“必ず目的が伴う”という夏の養生をポイントに選ばれた食材です。
始めに、食材の作用五味・四性・帰経や効能の説明と
レシピの手順をご指導頂き、それぞれの班にわかれます。
本日は10人の受講生さんでスタート
↑先生の通りにできるかな?と恵美先生が挑戦
↑そばがきが結構な体力仕事でした
そば粉、三つ葉、紫蘇、生姜、茗荷、ねぎ、胡瓜
※麺つゆはあんかけで、薬味たっぷりのご馳走そばがき!
【夏野菜と湯葉の葛溶き汁】
トマト、ニガウリ、湯葉、舞茸、葛粉
※写真を撮り忘れたのですが、この御汁一品だけでも
夏の薬膳料理の目的が凝縮されてます!
「あまり難しく考えなくても、夏はとにかく苦み、酸味、甘み
が揃うと養生になります!」と川島先生が仰ってましたね
ブタハツ、キャベツ、酢味噌
※豚ハツは心を補い精神を安定させてくれます。
ほんのり甘いキャベツと酢味噌で頂く美味しい一品!
【胡瓜と蟹の清涼和え】
※胡瓜は皮を剥いてすりおろしてあります。
涼やかでとても繊細なあえ物でしたよ
見た目も美しくて暑い夏にも食欲をそそりそう!
【玲瓏(こおり)豆腐】デザート
木綿豆腐、寒天、黒蜜
※江戸時代の料理本、豆腐料理100種の中から
選んだレシピ出そうです。
これ、シンプルだけどたまらん美味しさでした
【棗入り緑茶】
スッキリして棗茶が夏向けの薬膳茶になりました。
皆さん勉強中の中医学を、日常に活かす為の実践です。
次回は10月の予定ですので今回ご参加できなかった
方も是非次回お待ちしております
(渡辺)