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京都で感じたこと

先日、京都の醍醐寺に参拝しましたが、

あることを考えていました。

京都にはなぜあれだけ数多くの密教系の仏像があるのか・・。

という疑問を持ったり、調べたりしたことがある人がどの位いるだろうか。

巨大な寺院の数々、精緻な仏像群とその配置、

それらを建造し維持するにはどれ程の富を必要としたか。

言うまでもなく当時の貴族権力が、伽藍を建立し、

僧侶を抱えていたのですが、

なぜそれ程に、宮中の貴族権力が、

巨額なお金をかけてまで建造したのか。

一言で言うと、彼らは人間の心の力、働きを知っていて

その技法が密教にあることを知っていたから

に他ならないと考えます。

現代の人間は、物質や肉体が「世界」であると考えています。

実際に人間の心や意識がこのような社会を形成しているのだ

ということをまだ十分に理解していません。

これだけ地球を危機的な状態にまで追い込んでいながら、

まだそれを引き起こしている原因が

私たちの心の中にあることに気づいていない。

しかし、平安時代は人間の心に潜んでいる力が

実際に物質世界にさまざまな現象を引き起こすことを

経験的に理解をしていたのです。

密教は、単に祈祷の世界ではありません。

人間存在や宇宙の働きに対して深い知識があり、

精緻な体系や構造と修行体系があります。

人間と宇宙を具現化したのか密教の世界です。

京都の仏像群は、主に今は観光の対象として

文化財としてしか認識されていませんが、

かつてエジプトでピラミッドがそうであったように、

当時は、「世界」や「政治」を動かすために用いられていた

ある種の「装置」であったのです。

日本抗加齢医学会

今日から、3日間京都、国立国際会館で

日本抗加齢医学会が開かれていて、出席しています。

発足からちょうど10年目。

160名から始まった会合が、今年は6,000名を超えたとか。


抗加齢医学会は、いわゆる今までの医学とは全く違う概念です。

つまり、病気をあつかうのではなく、いかに寿命が来るまで

健康的に生きるかを科学する学問です。

そこまでは良かった・・・。


でも正直、飽きてきた。


相変わらず学者のための医学会で、

ちっとも社会性がないから・・・。

悪い言葉かもしれなけれど、学者のマスターベーションだもん。


社会化させるためには、医学者と違うスキルが必要なの。

ヒューマンスキル、マーケティング、マネージメントなどなど

お金とは何かという全体的な能力が必要なの。


結論はと言うと、

やれやっぱ日本食がいいとか、

運動は大切だとか・・・・

昔から言われていることだらけ、

あとは専門化しか分からん知識の切り売りで、

その一方で、生活習慣病がやたら増え続け、

医療費が天井知らずで、医者は検査と薬で

稼ぎまくる一方だもん。

そして国家が破たんするの!


「人間」存在は、肉体的な存在ばっかじゃねーンだッツーの。

生活習慣病もガンも、ひいては現代医学の概念も

人間の意識が作り出しているの。


そして、心が病んでいる人々が増え続けているの。


医学界に籍をおく人々、

いい加減に悟らんかいと言いたくなったです、今日は。


医学会を途中で抜け出して、

真言宗醍醐派の総本山、

醍醐寺の金堂で瞑想してきました。

やっぱ瞑想世界はいいわー。










時間のない?世界への旅

今日、時間のない?世界の入り口に入ったあたりかなー、

と思われるところへ旅しました。


無論、瞑想の世界です。


巨大な樹木が出てきて、

一瞬にして、樹木のなかった世界から、

巨大な樹木に生長する、

その樹木は振動し光に満ちて輝いている。


次は、外に作られた車庫に入っている古い車。

その車がなかったところから、やがて車のあちこち、

ヘッドライトのまわり、ドアなどが錆びて朽ち果て、

やがて消えてしまう・・・。一瞬の間に・・・。


高振動のエネルギーの「その世界」へ登ってゆき、

また「ここ」へ降りてくる。


考えた。

もしあの映像が自分の姿だったら・・・。


この文章を読んでおられる方にも想像して

いただければと思います。


この世にいなかった「自分」が「瞬間」という「時間」に

この世に現れ、成長し、やがて消えてゆくという映像を

視てしまったらどう思います?


仏陀はこの世は儚い、そのことを悟れ、と言われた。


人間が「時間」を感じるのは、

記憶というものがあるから、

残像をみているからに他ならない。

そこに観念や概念がこびりついて、

執着が生まれて、生きている苦しみを味わう。


「時間」を体験的に知ることは、

悟りへの入り口かも知れない・・・と思いました。


今日は、滝行しました。

よいお滝でした。

また、和田仙心という僧侶の著書も1冊拝読しました。

また、1時間のウオーキング。

とても充実した一日でした。

すっごく感謝です。