こんにちは。
私が生まれて初めて手にした鉈は、父が使っていた鉈です。
以前にも書きましたが「長雲斎正光」の片刃鉈です。
新潟三条の道具会社の商標のありふれた鉈です。
今回は私の思い出の名、その長雲斎正光の剣鉈を購入しましたのでご紹介したいと思います。
禁鉈中ではありますが、子供の頃の思い出はおっさんになるほど大切に思えるものなので買っても仕方ありませんね(^^;)
長雲斎正光の銘ではたぶん唯一の剣鉈ですし、現存数が少ないので購入しとかなきゃ後悔しそうで。
おっさんには買わなきゃいけない時があるのです。
長雲斎正光の片刃剣鉈です
刃が無いアゴ止め含む刃渡り8寸4分・刃幅40㎜・重さ400g
形状と口金から鋼典の山鉈の2代目と3代目の中間型と思われます。
長雲斎のアークランズ坂本(三条)が、鋼典の五十嵐刃物にある程度のオリジナル性を求めて発注した剣鉈でしょう。
詳細はこちらの記事へ。
現在5代目まである歴代の鋼典の山鉈は、重さが460g以上ありますが、
この長雲斎正光の剣鉈は400gと、幅と厚みを抑えてスピーディーな振りの藪払い特化にしてある感じです。
これはかなり使い勝手が良い。
口金は2代目と同じ角々したもの。
鋼典の鞘はずっと変わらず良品
鋼典の初代剣鉈と比べると、枝打ち力は落ちますが
藪払い力と刺突力は上でしょう。
この長雲斎正光の剣鉈の軽い振り心地はかなり気に入りました。
やはり私には8寸の軽めの片刃剣鉈が合っているようです。
中古ですしコイツにゃこれから活躍してもらおうと思ってます。
うん、なかなか良い買い物でした^^
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。





