『冠詞と名詞』 アマゾン・キンドル本出版 | 異文化交差点

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昨日ようやく「トミ・ヲーカーの『使う』英語 - 冠詞と名詞」をキンドル本として出版しました。1冊わずか108円です。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07PRNFJPG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_-.HICbRJQN2F2    

 

飛行機に乗ってニューヨークに向かっている時、客室乗務員が次のように私に言いました。

Which would you like to have, chicken or fish? 
(鶏肉と魚どちらにしたいですか)

もし、私が、I want to eat a chicken.と返事したらどうなるでしょうか。おそらくその乗務員はこう思うでしょう。「この人は、鶏一羽をそのまま食べたいの?」 I want to eat a fish.と答えたら、「魚一匹を頭から尾まで全部食べたいのかしら?」と思うに違いありません。

鶏肉も魚肉も中身そのものを意味したいとき、無冠詞で使います。だから、前記した英文は、I want to eat (have) chicken/fish.と言うのが正解です。

このように冠詞があるかないかで名詞の意味が全く異なってくるのです。

この本は複雑に入り乱れている冠詞と名詞の関係が少しでも見えてくるのを願いつつ書いています。楽しみながら読み進めて下さればとても嬉しいです。

 

トミ・ヲーカー