物語後半の舞台の一つペストゥム
少女ララと出会った場所
※動画:イタリアモデナ暮らし様より
本作序盤に訪れるジェンツァーノ花祭り
※動画:阪急トラベルヨーロッパ様より
そして!
その本作はこちら!
アントニオの君〜
『即興詩人』
(作者・アンゼルセン)デンマーク作家
🇮🇹イタリア🇮🇹
に
行きたくなる!!
٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪
メイン重要人物
・アントニオ
即興詩人を夢見る主人公!
・アヌンツィアタ
オペラの大人気歌姫
主人公から送られた詩を通じて仲良くなる
本作の最重要人物。
・親友ベルナルド(貴族の息子さん)
イエズス会派の学校の生徒。
「ダンテの神曲」を愛読した者同士として主人公と意気投合。
・ボルゲーゼ公(貴族)
ある事件を機に主人公と接点を持つ。
主人公幼少期のターニングポイントとなる人物。
・ファビアーニ公とフランチェスカ夫人
ボルゲーゼ家の若夫婦。
主人公のことを色々と気にかけてくれる兄貴・姉貴的存在。
φ(・ω・*)フムフム...
そもそも即興詩人とは何者なのか![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/635.png)
お題を受けて即座に詩(うた)を作るタレント的職業!
時にギター片手に、時にアカペラで心の赴くままに詩を紡いで人々の心に感動を与える
個人の経験やセンスに影響される繊細な技能だが、主人公には天賦の才あり (▭-▭)✧
ストーリー
作者の1833年のイタリア旅行体験を下敷にした自伝的要素も含んだ作品。
主人公アントニオの回想シーンから始まり、幼少期から神学校入学、さまざまな人々との出会いと別れを通じて主人公の成長や心の葛藤などを描く。
当時のイタリアの景観や名勝、風俗気候などを事細かく描写していて、登場人物たちの動きや台詞が生き生きと感じられる熱い作品(実際本も厚いです)
・主人公は敬虔なクリスチャンの母の元に育つが、いつしか即興詩人として舞台に立つことを夢見るようになる。そしてオペラの歌姫アヌンツィアタに恋をする。
・とある事件を契機に故郷ローマを離れナポリへ逃亡
・ローマでお世話になったボルゲーゼ家の若夫婦にたまたま遭遇しポンペイやカプリ島巡りに同行する。
物語後半は観光ガイド的な要素がより増してきます
・そして再びローマに戻り、27歳になった主人公が下した決断と本作の結末とは
終盤に近づくにつれ涙が止まらなくなります
イタリアの旧跡名勝・当時の雰囲気が熱い
!!
読んで体感してほしい![気づき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/675.png)
カーニヴァルや火山観光などイベントの描写が迫力満点
今から200年近く前の出来事とは思えないほど人々の熱気が身近に伝わって来る!(๑•̀ㅂ•́)و✧
作中に様々な登場人物が登場しますが、言葉なり行動なりと何かしら読者の心に残してくれます!
読み返すたびにハッ!と気付かされることがあるので何度も楽しめます (*ᵕᴗᵕ)⁾⁾
実はベルナルドのファンも多いのでは
1833年の自然の息吹が読者のすぐ近くに感じられる
のも本書の魅力です。特にナポリ編からは実際主人公と旅した気分に浸れますよ
♪ ♬ ヾ(´︶`♡)ノ ♬ ♪
より楽しめる一冊
「即興詩人のイタリア」
(作者・森まゆみ)
本作と一緒に読むとより一層楽しめる
森まゆみさんが「即興詩人」のストーリーに沿ってイタリアを旅していくのですが、すごく細かいところまで探究されています
ダンテの「砂糖壺」と呼ばれるお墓を訪ねる場面など、本作+αにも触れられているのでよりディープに本作にハマれます!写真付きです d( •̀∀•́ )b
食事場面や宿泊したホテル、訪れた施設の入場料金など気になるポイントもしっかり押さえられていて、イタリア旅行案内としても楽しめる1冊
そして何より忖度がない
旅をしながらの感想がズバッ!っと綴られているので笑えるシーンもたくさんあります
(♡ӦωӦ)ノぜひ
森鴎外も愛した『即興詩人』
森鴎外がドイツ語版を10年!かけて翻訳したのが始まり
今回ご紹介させて頂いた本作は安野光雅さんによる口語訳(鴎外翻訳を元に)ですが、文語体の森鴎外オリジナル翻訳もとても美しい翻訳なので、ご興味が湧きましたらぜひ
口語訳→会話形式の文章(話し言葉で構成)。現代小説の書き方は口語体。
文語訳→カギ括弧なしの文章のみで構成。旧仮名遣いなので、慣れるまで読みづらいかもしれませんが、独特のリズムと(良い意味で)謎の格調高さがあるので、ふれあえばふれあうほど味わい深さが増す魅力を秘めています
(-ノ□д□-)✧我思ふ故に我あり
↓↓森鴎外訳 即興詩人↓↓
「マッサン」の方
ブログタイトル:Charlotte Kate Fox 「ゴンドラの唄」より