因果応報とは
過去および前世の行為の善悪に応じて、現在の幸・不幸の果報があり、現在の行為に応じて未来の果報が生ずること。 -Oxford Languageより
これは仏教の中の教えで、過去の自分の行いが報いとなるという教えです。
そしてこれは、いま自分がどんな気分なのかは、過去に起きたことが影響しているとも言えます。
モヤモヤ苦しい時、イライラと嫌な気分になっているのも、何か原因があったから。
つまり、いまその気持ちになるには、必ず何かしらの原因があるのです。
そしてその気持ちを引き起こすのは、今起きている事象だけではなく、過去に積み重ねられた経験でもあります。
モヤモヤする気持ちになるには、それを引き起こした何かがある。
イライラと嫌な気分になるには、それを引き起こした何かがある。
それが何なのか、追求したことはあるでしょうか。
「何か」を突き止めるには、意識を自分に集中する必要があります。
意識を外に向けがちな私たちは、自分の中にある「何か」に気づかない。
スマホ、インターネット、SNS、他人の行為、他人の意見、他人の目線意識は常に外を向いている。
毎日の中でどれくらい、意識は自分に向いていますか?
意識が外に向いている限り、自分の中で起きていることの原因は、突き止めることはできません。
だからいつも同じところでグルグルと悩む。
モヤモヤやイライラは、意識を内側に向けるチャンス。
意識を自分の内側に向ければ、必ず原因となる「何か」は見つかります。
そして見つかったらそれを、じっくり観察して、対話して、手放せばいい。
そうすればもう同じところで悩むことはありません。
いつも同じことでグルグルしてるなら、意識を内側に向けて、探ってみましょう。
そして「何か」を見つけたら、観察して、対話して、手放すのです。
自分の内側に向かい合った行為は、必ず果報となって返ってくる。
自分の内側に向き合わずに、いつまでも外側と向き合っていると…それもまた必ず別の結果を生むのです。
ここでもちゃんと、因果応報は起きるのです。