昨年、中国の師匠から『二十四節気導引術』を教授していただいた際、
大宇宙である自然界の万物は、小宇宙である私たちの体内にも
対応して在る、と教わりました。
この度の地震、そして原発のことを考える時、
自分の生命の内深く、問わずにはいられません。
今現在も、これからも、一人一人の意識の在り方、生命の状態が、
地球のプレートや原発をとりまく状態に
実は大きな影響を与えていると感じます。
まずは、自分の生き方、在り方を進化させていくとき。
進化、とは、きっと、我を捨てていくこと。
我を捨てられれば、常に平らな心=平常心でいられます。
強い、とは、内に心配や不安、その他余計なものが何も無い状態、と
昨日、いだき講座の応用コースで学びました。
私たちは、自分の知識を自分だと思い込んでいることが多いです。
あらゆる勉強や研究は、
自分の中から思い込みや余計なものを無くすためにやるもの、
ということを昨日学び、気功も武道もその他の修行も、最終的には、
平常心を身に付けること=我を捨てること=本当の強さを身に付けること
を、手段や方法は違えど、同じ目標として目指していることが分かります。
肉体の鍛錬をとおして、人間性が磨かれなければ、意味がないのです。
これからの新しい時代は、
一人一人が本当の強さを身に付ける以外に始まらない、と感じます。
この度の地震後の復興は、戦後の復興と同じように
何もないところから一つ一つ生み出していくまさに国創りであり、
日本人一人一人が我を捨てる、という本当の強さを身に付けていくことで、
ひいては地球の運命さえも変わっていく、と感じます。
それでも、我は捨てられない、と思いますよね。
我を捨てる、といっても、自分のことだけ考える我、を捨てるのです。
自分のことだけ考えてお水や食料を買い占めて、自分だけ生きてどうするの?
ということです。
そこまでして生きて、何をするの? 何のために生きるの?
ということを改めて自問するとき、
人は自分のためだけでなく、誰かのため、人が喜ぶように生きてこそ、
生きていく意味や喜びがある、と感じませんか
このことを、気功では、小我を捨てて大我に生きる・大我の実践、と学びます。
そして、最終的には「生きる」「生きていく」のではなく、
「生かされている」ことに気付いていくのです
今後の日本の復興に、世界中の人々が注目しています。
新しい世界の幕開けに向かい、私たち日本人みんなで、
お互いに人間性を磨いていかれたら、きっと素晴らしい国ができるはずです
まずは自分の内から国創り。
気功でもヨーガでも、詩作でも舞踊でも、自分に合うものでいいので、
自分だけの喜びから、他の人の喜びにもなることを、
一緒に実践していきませんか。
本日も貴重な一日、どうぞよろしくお願いします☆