ずっと前から楽しみにしていたベニシアさんのイベント。
二子玉川高島屋で開催されていました。
週末一人になれる時間ができたので、わくわくしながら行ってきました。
ベニシアさんは京都大原に住むハーブ研究家。
古民家を素敵にリフォーム&アレンジし、お庭でハーブを育て、
素敵なライフスタイルを贈っている女性。
本も出版され、NHKのBSでも番組が放送されています。
会場内は写真撮影不可でしたが、ベニシアさんの家の庭を再現したスペースや
直筆のエッセイ、ベニシアさんの本に登場するハーブクラフトの実物も展示されていました。
後半は、ベニシアさんと親交のある仲間のみなさんの、物づくりに対する取り組みや品々が展示されていました。
ああ素敵だなあと思ったのは、日々の暮らしを楽しく豊かにしてくれる品々が集まっていた事です。
地に足がついていて、温かく、そして力強く私たちの心を包んでくれるようなベニシアさんのイメージそのものでした。
これがもし・・・きらびやかで、ただ会場を彩るためだけに用意された品々や見に来た人に「すごいでしょ」と思ってもらうための展示だったとしたら、こんなに温かい気持ちにはならなかっただろうなあと思いました。
ベニシアさんが純粋に暮らしを楽しんでいるエネルギーがそのまま伝わってきました。
ベニシアさんの直筆の日記やエッセイも見る事ができましたが、私の心に一番響いたのはこの言葉。
「本当に大切なものは遠い所ではなく、自分の近くの心の中にある。」
ちょうどイベントに行った日は、始めたばかりのサロン勤務の研修中で、仕事と息子の子育てのバランスをどうしようか、今自分がやっている事が大丈夫なのか心が揺れ動いている時でした。
でも、ベニシアさんの、温かく、落ち着いた、豊かな世界の中に体と心を置いたら、自分の心の中にすぅーっと透き通る風が吹き抜けたような気持ちになりました。
ベニシアさんの日記帳が何故か心に残り、会場でオリジナルのリングノートを買いました。
ここ数年、文章を書くのはブログがほとんど。
でも書いている内に、どうしても他の人が読んだ時にどう思ってほしいか、
集客の事を考えたらどんな事を書いたらいいのか、なんて事を意識する気持ちも混ざりあい。。。
真っ白なページに、自分が思う細やかな思いを丁寧にしたため、イラストや写真の切り抜きを大事に貼ったベニシアさんの日記帳を見たら少し気持ちが変わりました。
もう少し透明な気持ちで、真っ白なスペースの中で自分自身や周りに向き合いたいなあと思いました。