ワイキキで最も新しいラグジュアリー・ホテル、エスパシオ。

屋上のプールデッキでのレセプションのあと、1階のレストラン「無限(MUGEN)」で、ワイン・ペアリング付きのテイスティング・コースをいただきました。

 

 

「無限」はハワイの食文化を牽引しているロイ・ヤマグチ・シェフの甥にあたるジェイソン・ヤマグチ・シェフが率いるお店。

ダイニングは、落ち着いてゆっくりと食事ができる造りになっていて、この日はバー・カウンターとオープンキッチンの間に14席のテーブルがセットされていました。  

 

 

ワインセラーには、ロマネコンティなどの高級ワインを含むコレクションが用意されています。

 

 

この日のコースは、ジェイソン・ヤマグチ・シェフのシグネチャーディッシュである「オセトラキャビア、もちブリヌイ、ヴァニラパンナコッタと共に」から始まりました。

 

 

温められた器に盛り付けられたお料理は、食べるのがもったいないプレゼンテーション。お餅とパンナコッタ、キャビアの取り合わせは想像を超えました。

 

 

合わせたワインは、ドメーヌ・デラポルテ サンセール シャヴィニョルの2018年。   

 

 

続いて「タラバガニ 柚子胡椒風味 エダマメのアイオリソース 黒ゴマのチュイールのせ」

 

 

香ばしい黒ゴマのチュイールをくずして、上品に仕上がったタラバガニと一緒に、うす緑色のソースにからめていただきます。

 

 

ワインはウィリアム フェーブル シャブリの2018年でした。

次のコースは「ビートの薄切り 梅のXOソース、ゴートチーズと」。  

 

 

薄い青地のお皿とのコントラストも印象的な、さっぱりとしていながら深い味の一皿です。

ワインは、北カリフォルニアのバイントンワインナリーから。

ここまでの三種類の白ワインは、コースが進むと共に、ボディの強いものになっています。

 

 

ここで「タリアッテラ、コナロブスターとコンテ・エスピューマ添え」がサービスされました。

 

 

海苔が練りこまれたタリアッテラにトリュフを摩り下ろします。芳醇なトリュフの香りが漂いました。

次はお口直しの「紫蘇オイルのシャーベット」。   

 

 

スプーンですくうたびに、紫蘇の香りを感じるシャーベットでした。

メインは、「A5ランクの鹿児島産和牛 スパイスの効いたパニッセ、セロリリーツの摩り下ろし添え」

 

 

和牛はミディアムレア。二切れですが十分なボリューム。

セロリには可愛いきゅうりがのっていて、しっかりきゅうりを主張しています。

ワインは、1時間以上デキャンタージュした2017年のナパヴァレイキルトのキャベルネソーヴェニオンです。   

 

 

メインのあとは、プレデザートとして「サトウキビのアイスクリーム ハニーコーム添え」です。

   

 

デザートに合わせるリキュールはケンタッキーバーボンをポートワインの樽で熟成させたエンジェルズ・エンヴィした。  

 

 

コースを締めくくるデザートは「バタースコッチポットクリ-ム、砕いたヘーゼルナッツ添え、マウイキャラメルクリームソース」、    

 

 

お皿に窪みがあり、ソースはその窪みにはいっています。

この日は、特別にニッカカフェウォッカとゴダイヴァのチョコレートリキュール二種類のカクテルも楽しむことができました。

 

 

ソムリエの方からワインとメニューのお話をききながらジェイソン・ヤマグチ・シェフの創作ジャパニーズ・フレンチのお料理を堪能したこの夜。

ホノルルにも、和食・洋食とも美味しいお店はいろいろありますが、今までにない食の経験がでした。

なおテイスティング・コースは、その日の仕入れにもよりますが、一人120ドルから150ドル程度。ワインペアリングは70ドル程度というお値段ということです。