2ちゃんねるの独身男スレッド(毒男スレ)から飛び出した純愛物語。読む前はなんとなくひいていたけど、一度読み始めたら、どっぷりこの世界に引き込まれてしまい、泣くわ、笑うは、暴れるわ、大変有意義なひと夜を過ごしてしまいました。

情景描写のうまい電車男のカキコを読むだけでも面白いけど、毒男であるのに意外と(失礼!)百戦錬磨な外野のコメントや電車男の帰りを待機する彼らの姿もまた心揺さぶるものがある。会話と絵(アスキーアート)で成り立っているだけのはずなのに、起承転結があり、ひとつのストーリーが完成している。オチもきちんとあるし。スレッドのポテンシャルをここに見た。そして、ネットをとおして、もっと小説の枠も広がる気がした。拍手。あと、電車男の恋焦がれる女性、エルメス嬢の台詞も素敵。

これを読むには2通りの方法がある。ひとつはネット上の男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べ へ行くことで、もうひとつは、先日新潮社から出た『電車男 』を買うこと。書籍には、2ちゃん用語が分からないという人向けに用語集が掲載されているので私みたいな初心者にとっては便利。どちらも、ネットのBBS特有の(?)誹謗中傷的コメントは削除されているので、気持ちよく読み進めることができますよ。

★そんなあなたにおすすめ★
2ちゃんを馬鹿にしてたかもしれないあなた。人間を信用できないと思っているかもしれないあなた。

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12月22日のDVD発売を前に、いつの間にかDVDレンタルが始まっていた。映画館で上映時に見たかったのだけど、結局観ることができなかった作品のひとつ。早速借りてみましたよ。そしたらね。中身がアニメでした。サトエリ出演の実写の箱に間違ってアニメタイトルが入っていた。がっくり。とりあえずアニメを観て(笑)、次の日返却。ショップのミスだから、ただで実写版を借りれることになったが、その日はすべてレンタル中で借りることができず。ようやく2日後に、実写版が戻ってきたと連絡が。ルンルン気分で家で観たら、全然面白くなくてサ

庵野秀明監督、あなたはこれで満足なんスか?本編なんだけど、予告編の間違いかと思いましたヨ。全90分あるうち、半分以上がストーリーがあってないようなぶつ切り映像が続く。全体的に漂う無意味さが笑いへと結びつくのかもしれないけど、結局私はのめりこめなかった。東京タワーがぐるぐる天に登っていって、京本政樹がビックサイズになるシーンは面白かったけどねー。

そういえば、唯一、思わず拍手してしまうかっこいいシーンがありました。キューティーハニーと、及川光博演じるブラック・クローとの戦いです。あれは迫力があった。あれは完全にミッチーの力。いい役者ですね。その他、片桐はいり演じるゴールド・クロー、新谷真弓演じるスカーレット・クロー、小日向しえ演じるコバルト・クローなど、俳優陣の演技はすばらしいけど、戦いのシーンがあまりにも短すぎて全然面白くない。編集前の作品だったら面白かったりして♪
まあ、サトエリの、サトエリによる、サトエリのための映画でした。かわいいよね、サトエリ。コスプレ、妙に似合ってるし。でも、ストーリーにもう一ひねりほしかった…!

★そんなあなたにおすすめ★
特撮好きなあなた。永井豪の漫画は見ていないんだけど、ど~なの?永井豪の作品がお好きな方は見るべきですか?誰か教えて~!

公式サイト:http://www.vap.co.jp/cutiehoney/
「富豪刑事」が深キョン主演でドラマ化(テレビ朝日、2005年1月から木曜午後9時)が決定したらしい。この浮世離れした役に深キョンを選ぶとは超ナイスな配役だ。原作である昭和53年発表の筒井康隆の同名小説は神戸大助という男性が主人公なので、ドラマは女版「富豪刑事」と言えるだろう。ん~、楽しみだ!!

ご存じない方が大半だと思うが、「富豪刑事」は25年位前に一度、東宝企画がショーケン主役で映画化するという話があった。が、その話はあっさり流れた。というか、筒井氏が断った。
その映画における先方の要望は、「富豪刑事」というタイトルと、「金にものをいわせてすべての難事件を解決する超リッチな刑事が主人公」という設定以外はすべてストーリーを変える(そもそも小説は「富豪刑事の囮」「密室の富豪刑事」「富豪刑事のスティング」「ホテルの富豪刑事」の4編から成るが、映画ではいずれも使わず、まったく別の新しい話を作る)つもりだったようだ。「それでは、せめて台詞を面白くしたいからそのシナリオに手を加えさせてくれ」と言ったものの聞き入れてはもらえず、結局その話は決裂した。最後に、先方は「富豪刑事、ほかに映画化するところなんてありませんよ」と吐き捨てたらしい。

そのやり取りについては新潮社から発行のエッセイ集「笑犬楼よりの眺望」に詳しく書いてある。(「笑犬楼よりの眺望」は先だって(再び)休刊した「噂の真相」で長い間連載していたものをまとめたもの)

ヤフーの記事を見ながら私はこの記事を思い出し笑った。万歳。きっと、深キョン主演でドラマ化の話が降ってきた時、筒井氏も陽気に笑ったことだろう。
この小説は、あまたの筒井作品を拝読している、筒井フリークの私も一押しの傑作だ。ミステリー小説の技巧を押さえつつ、卓越したストーリー展開とギャグのセンスをもって読ませる。ドラマ化しても、映画化しても、作る人がきちんとしてさえすれば面白いに決まっている。深キョン主演でドラマ化後、すぐに「富豪刑事」ブームがやってきて映画化されることになるに違いない。ええ、きっと!!!

★そんなあなたにおすすめ★
とりあえず、このドラマを見ようと思っているあなた。普通の小説に飽きてしまったあなた。一度、筒井作品読んでみたかったんだよね、というあなたの入門編として最適。

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公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/fugo/
アウトローな作品を書かせたら右に出るものはいない、土屋ガロンこと狩撫麻礼原作の漫画「オールド・ボーイ」。韓国でチェ・ミンシク主演で映画化され、先日その映画を観てとても衝撃を受けた。さっそく原作を読んだわけだが…。

う~む、アプローチの時点でちと失敗したかも。映画より先に漫画を読んでおくべきだったかも。この漫画、おそらく、とても凄いはずなのだ。大ヒット中の映画の原作でもあるのだし、どんどん読ませる牽引力もあるし、嶺岸信明の絵だって合ってるし、コマ割りだって、構成だっていい感じ。でも、映画がそれ以上にスゴかっただけに、漫画の良さが霧にのまれてしまった感アリ…。

漫画は、理由無く某所に監禁された男が10年後に解放されるところから始まり、監禁された理由が分かるところで、物語は終わる。

映画と漫画は大部分で物語のキーワードが異なる。たとえば、監禁期間、催眠術にかける意味、監禁された理由など、それほど大きな意味を持たないのが漫画だ。そして、大枠のテーマも、映画では「愛」であり、無性に「切ない」のだが、漫画にはそんなものはない。漫画は、「謎解き」と、空白の10年間を振り返りながら「自分にとって人生とは何だろう?」と考える点が主である気がした。おのずと、映画と漫画はまったく結末が違ってきて当然だろう。

なので、どっちがいいとかは言えないほど、漫画と映画は違う作品だというのが結論だけど、あえて、どちらがいいかといえば、映画でした。チャン、チャン♪

★そんなあなたにおすすめ★
ハードボイルド、アウトロー、ノワールを愛しているあなた。よく原作を見た後、映画を観て幻滅した…、という場合が多いですが、これは逆です。映画を観るつもりなら、ぜひ漫画を先に読んでね!
「月下の棋士」(全32巻)の能條純一が週刊ヤングマガジンで連載したSFもの。「月下の棋士」はスピリッツを毎週見ていたころ斜め読み程度に見ていた。あまり将棋に興味なかったし、独特なリアルなタッチの絵が恐いし、ストーリーの展開が遅いし、見始めたときにもう単行本が20巻くらい出ていたので、頑張って読む気力がなくて…。でも、その後、「J-boy」の連載が始まり、大好きなビリヤードの話だったのでちょっと能條純一さんのことを気になり始めたわけです。そんな出会いの後に、何気なくタイトルに惹かれて漫画喫茶で手に取った「奇跡の少年」。

まず、漫画にあまり関係ない点で、驚きと発見がありました。
この漫画の中に、JUDEの「ARABIA」「新しい風」、ミッシェル・ガン・エレファントの「サンダー・バード・ヒルズ」が登場します。ちょくちょく露出する「ハロー・ベイビー/お前の未来を愛してる」って台詞、どこかで聞いたことあるぞっ!
能條純一さんって、彼らのファンだったのですね!それは私と気が合うわ…!ぐぐぐう…っと、親近感を持ちながら読ませていただきました。

ストーリーは、2154年の未来から来た未来人(ミュータント?)が、未来を担うある女性の死を防ぐために奮闘するというもの。発想はとても面白いと思いました。まるで、いまの現代にも実は私たちの知らない事件が起こっていて、それを未来人が防いでくれたりしているとしたらすごいなーなんて思ったりもした。でも、このテーマは「愛」であり、「愛」が東京を救うという設定なんだけど、それにしては「愛」の描き方に説得力がない。なんと言いますか、伏線やどうでも良さそうな話と同じレベルの扱いになってて、肝心なテーマが埋もれてしまっている気が。あと、やっぱり、SFにしてこの画は合わないなーなんて思った。すみません。でも、何度も言いますが、発想はとても面白いと思ったの。ドラマ化とか、映画化はいいんじゃない~?

★そんなあなたにおすすめ★
この世に見えないものが気になるあなた。念力、催眠、浮揚に興味をお持ちのあなた。
タイトル: 24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス
24時間リアルタイムで事件が進行する、TVドラマ「24」もいよいよ第IIIシーズンに突入。11/3からDVDレンタルが開始し、12/22のDVD発売まで2週間に1回のペースでレンタル・ショップに続編6話収録DVD3枚が新作として並ぶ。
前作シーズンIIのときは、レンタル開始日にTSUTAYAに人々が長蛇の列をなし、ニュースにもなった。今回はいままでよりレンタル本数を増やしている模様で意外とあっさり1話から6話までを収録したDVD3枚を借りることができた。

IIのラストが大統領がウイルスのテロに遭って倒れるシーンだった。IIIはそのウイルスとそれをばらまこうとたくらむテロリストたちとの戦いだ。

残念ながら、シーズンIIIで多々設定に無理が生じてきた。キムはCTUで働いているし、ジャックはヤク中になっていた。まあ、ここまで続くと思っていなかっただろうから仕方ないのかもしれないが、残念。また、リアルタイムに進行するところがこのドラマの特徴であったわけだが、18:00になってもあまり辺りが暗くないなど、説得力に欠ける点も。IやIIのときは、1話が終わると、ハラハラドキドキ、続きが早く見たい衝動に駆られたが、今回は残念ながらまったく感じさせない。パーマー大統領周りも、大統領選をひかえるという現実のアメリカ大統領選さながらの設定以外、魅力的な部分にかける。やっぱりシェリーがいないと(笑)。

ただ、ミッシェルが貫禄がついて、いい女になっていたのは見ていて爽快だ。あと、ニーナがどのように絡んでくるのか(また、絡んでこないのか)、蛙似のヘクターの女が寝返るのか否か、その点は楽しみではある。

★そんなあなたにおすすめ★
I,IIを見た方はもちろんチェック済みだと思いますが、あまり期待しない方がいいかも。まだこのシリーズを見たことがない方は、ぜひI,IIをご覧になることをお勧めします。

公式サイト:http://www.so-net.ne.jp/24/
映画の終盤、母が娘にバイクに乗って会いに行くシーン辺りから、わらわらと涙が流れてきた。映画館で恥ずかしげもなくこんなにも涙を流したのは久しぶり。

アメリカでは、毎年11月の第4木曜日は神に感謝を捧げる、感謝祭の日と定められている。この日は家族が集まって七面鳥などのご馳走を囲むのが一般的だ。とても仲が悪く、憎みあっている母と娘だが、この感謝祭の日に娘の家でパーティーを開くことになる。娘は母のために七面鳥を焼き、母は娘のために会いに行く。なぜか?それは、母ががんに冒され、余命いくばくもないから。

これは、「死」や「悲しみ」をテーマに描いたものではなく、あくまでも親子の「愛」を描いた作品だ。やっぱり親子は親子なんだなあと思って涙が溢れる。そして、心がぽかぽかして、最高に幸せな気分になれる。観終わった後、Bunkamuraの屋上に上って、「Thank you!」「I love you!」と叫びたくなったね。ぜひ親子で見てほしい映画です。

この映画のスゴさは、それぞれのキャラクター設定、脚本がしっかりしているところでは。役者もそれぞれ役割をよくわかっている。演技もうまい。ぐいぐいっと映画に引き込まれてしまう。特にすごいのは、母役のパトリシア・クラークソン。アカデミー賞にノミネートされたというのも納得。父親もなかなかいい雰囲気だしてました。父親が道路でハタと車を止めてしまった時のシーンとかいまでも思い出したら涙が出てくる。あと、黒人とか白人とか黄色人種とかそういうのをすべてとっぱらって、みんなで仲良く七面鳥を食べるシーンは、理想である地球の姿の縮小版みたいでとても素敵でした。平和で、静かで、透き通った映画でした。ピーター・ヘッジズ監督、ありがとう。

最後に、公式サイトにあった監督の言葉が心に響いたので書き記しておきます。

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人種も年齢もさまざまな人々に、平等に降りかかる運命。長年私は、そんな物語を探し続けてきた。そして私はここで、愛する者の死に直面し、刻々と刻まれていく時を止めることが出来ないという誰もが経験しうる、哀しさと切なさを描いたつもりだ。
私は、どれほど我々が時間をすり減らし、どのようにして、言葉ではなく “ありがとう”や“ごめん”、そして“さよなら”という気持ちを伝えようとしているのか、ということを皆さんに伝えたかったのだ。
?ピーター・ヘッジズ
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★そんなあなたにおすすめ★
親であり、子どもであるあなた。女の子、母親、女性であるあなた。

公式サイト:http://www.gaga.ne.jp/april/
思えば、初めて買ったレコードはビートルズ「レット・イット・ビー」でした。小学3年生の頃だったと思う。

そして、今年もビートルズの季節がやってまいりましたね。今年は2作品発売されます。一作はアメリカのキャピトル・レーベルが1964年に発売した4枚の編集盤『ミート・ザ・ビートルズ』 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 『サムシング・ニュー』 『ビートルズ '65』が、ボックス収納となって、17年ぶりに復刻!そして、もう一作はジョン・レノンの「LOVE ~ジョン・レノン・アコースティック・ギター」。

今日は後者について書きます。最新デジタル・リマスターで幻の未発表曲と未発表音源が満載のこの一枚。…でも、音があまりよろしくない、というのが率直な感想。あと、ライブ音源も入ってて、そこの観客がウザめ。変なところで拍手する。ちょっと面くらう。
肝心の演奏は、「アコースティック」ヴァージョンだから、当然、オリジナルアルバムに入っているものとは違ってなかなか新鮮。最近、エレキよりアコギ派なので、心に響く。まるで目の前でジョンが演奏してくれているかのよう…。

このライナーノーツんところの歌詞にギターコードがついてて、ダイアグラムまで付いているのも面白い。教則本/CDですか?はじめて見ました、こんなの。

昨年リリースの「レット・イット・ビー…ネイキッド」に引き続き、東芝EMIはCCCDにしてきたので、ご購入は輸入盤をお奨めします。東芝EMIはいろんな意味で遅れてるね~。

★こんなあなたにおすすめ★
アコギをこよなく愛するあなた。ジョンが三度の飯より好きなあなた。ジョンを次世代に伝えるのに、やっぱり投資しておかなくちゃと思っちゃうあ・な・た!
大統領選挙も終わったいまこそ、「華氏911」について語りたい。「華氏911」それは自由が燃える温度というのならば、選挙のあった「華氏113」はアメリカの田舎にはびこるキリスト教原理主義者どもを除いた全世界の人々が怒りに燃えた温度だと叫びたい。大げさかな?いや、少なくとも私はあの選挙結果に、怒り、失望し、幻滅したね。選挙後まもなく再開したイラクにおけるアメリカの掃討戦とやらをニュースで見るたび――このニュースで朝、目が覚めるたび――狂ったこの世の中に一層絶望する。愚かな人間どもに絶望する。

アメリカ=世界となっている現状。それなのに米大統領選挙権を持てないアメリカ以外の国々の人々。おかしいよ。地球=アメリカですか?(絶対ブッシュはそう思ってるだろうな)お願いだから誰かこの変てこりんな構図を止めてよ。アメリカ人はあんな殺人犯を大統領にするなんてトチ狂っているよ。アメリカ人なんて、もはや信じられないよ。…と、似たり寄ったりのことを皆思ってるんじゃない?そんな時代が生んだスーパーヒーローのひとり、マイケル・ムーア。あなたの血と涙の結晶「華氏911」を見ればブッシュとビンラディン一家の深いつながりが鮮明に理解できます。つまり、選挙直前に報道されたビンラディンの発言も、明らかにブッシュとビンラディン一家の陰謀だと思うわけ。結局ブッシュを当選させたかったんでしょ。

年が明けて1月2月、アメリカに行くんだけど、めっきりモチベーション下がるわ。そこでおとしたお金が爆弾になると思うと、自ずとおとす金も減るわ。

★そんなあなたにおすすめ★
キリスト教原理主義者は100回でも、1000回でも、洗脳されるまで見るべし。ブッシュとブレアと小泉はあの世に行っても見るべし。

公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/kashi911/
マイケル・ムーアのサイト:http://www.michaelmoorejapan.com/
このアルバムに出会えたこと、それこそが奇跡。
一生に一度出会えるかどうかの傑作アルバムだ。

このアルバムは、1966年のツアーライブを収録したもので、ここにはいまの時代にある“ロック”が生まれた瞬間が記録されている。

まず、このライブは2部構成になってて、前半、ディランはいわゆる当時のポップミュジックであるちんたらしたフォークロックを演奏している。観客はその音楽に思い切り酔いしれている。後半、幕内から出てきたディランは、前半と打って変わってノリノリのロックン・ロールを演奏し始めた。当時の観客はそんな音楽は求めちゃいないから、当然観客はざわめき、ブーイングが始まる。

と、その時、歴史は動いた!

過激な観客の一人がディランに「ユダ!(裏切り者!)」と叫んだ。ディランは「お前はうそつきだ!(I don't believe you. You are lier.)」とそいつに返すと同時に、バックバンドを振り向き「でかい音でやろう」と告げ、爆音で「ライク・ア・ローリンク・ストーン」の演奏を始めた。

♪どんな気がする ♪How does it feel
♪どんな気がする ♪How does it feel


演奏が終わったあと、「サンキュー」と一言だけ言い、ディランはその場をあとにする。
会場は静まり返ったまま…。

…このロックが生まれた瞬間が、このアルバムには一部始終収められている。リマスターされているからみんなの声が鮮明に入っている。それはそれは貴重な一枚。この事件については、同封のブックレットに詳しく書いてあります。日本盤には訳が付いているからそちらをお薦めするわ。

★そんなあなたにおすすめ★
ボブ・ディラン好きはもちろんのこと、ロック好きは全員聞きやがれ~~!

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