意識の低い語学 | HYGGE 創作活動·読書感想

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語学といえば、単語を覚えたり難しい文法を丸暗記したりと肩ひじが張る印象ですが、そうじゃなく勉強のつもりでなければ、よその国の言葉に触れるのは案外楽しいもの。

語学書についているCDの音をながらで聞いているだけでも意外と気分がリラックスしたりします。

最近はダウンロードできるものも増えてきているので、音声をスマホに入れて散歩しながら、というのもあり。

今、CDを聞き聞き、中身もパラパラと読んでいる語学書がこちら、『まずはこれだけエストニア語』(松村一登 宮野恵理、国際語学社)。

(画像は版元ドットコムより)

残念ながら新本としては手に入りにくい状態になってしまっているようで(というか、そもそもここの出版社自体がもう倒産してしまっているので、もう……)、でも古本屋や図書館なら入手可能かと思います。

エストニア語。

なかなか聞かない言語かも知れませんが、ヨーロッパの東、バルト三国としてまとめられる、「エストニア、ラトビア、リトアニア」の三国の一番北の国。西はバルト海、東はロシアの大地が広々、海を挟んですぐ北にフィンランドという立地です。

CDを聞いていると「ホテルに長期滞在した時用のフレーズ」も収録されています。けれど、私がエストニアに行く機会は……たぶん無い気がします(国としては色々興味があるのですが)。

そもそも、もしエストニアに行くことがあっても英語をきちんと勉強していたらソレで事足りてしまうのでは? という元も子もない事すら考えなくもありません。

「英語のできる人はいませんか?」
Kas siin keegi inglise keelt räägib?

でも、CDを聞いていると
「たぶん"inglise"が『英語』なんだろうなあ」
とか
「"kas"が付いたら疑問文なんじゃないかなあ」
とか、だんだん当たりがついてきます(正しいかどうかは別ですが)。

日本語や英語に触れているときには味わえない、頭の中の確実に使ったことがない部位が刺激される。

使う予定はない。
キャリアアップの為でもない。

そういう語学もアリな気は、個人的にはするのです。
(でも真剣にエストニア語を勉強している方には怒られてしまうだろうなあ。本当に申し訳ない)

(志田佑)



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