たとえば初めてのスーパーのバイトで、
「 今日はねー、レジ教えるよ。 えーっとねーまあまずはピッてやって、値段出るからお金もらうだけなんだけどー。 あ、でも現金じゃない場合はこれを押してさー、ってか中には打った後に要らないっていう人とかいるから、そういう場合はさー・・・あ! ってか寿司買った人にさっき箸つけなかったでしょ~。だめじゃん」
なんて教えられたら、頭はごちゃごちゃ大混乱です。
でも、 「とにかく今日はこれだけ! 商品受け取りました→バーコード読みました→いくらか言いました→お金もらいました→レシートとおつり渡しました。 これだけ繰り返して」
と言われれば、まだ頭の中で整理できる。
日本語を教える(習う)のもこれと同じです。
名札を見せながら、 「 こばやし はなこ 。 わたし は こばやしはなこ です。」
相手を見て、 「あなたは マイケルです。」
もう一度名札を見せながら「 わたしは こばやしはなこです。 あなたは・・・?」
そして、学生がここで、「 わたしは マイケルです。」
と言えれば、もう一つのパターンが出来上がるんです。 クラスの数人にためしてみんなできたら、
これで、基本のレジができたのと同じ![]()
それができたうえでの、 「お箸はお付けしますか。」を聞く段階です。
「わたしは こばやしはなこです。 ・・・どうぞよろしくお願いします。(ぺこり)」
ぺこりのあとに 「私は・・・?」 と、相手にも同じフレーズを促します。
すると学生は 自然と自分も同じことを言おうとします。
「・・・あ
わ、わたしはマイケルです。ど、うじょ よ・・・よろ・・・。」
ここで、言い方をもう一度おしえてあげます。 笑顔で。 でもゆっくり過ぎず、はっきりと。
ぺこりも忘れずに。
様々な日本語に対応させる力はもちろん大事ですが、
まずは失敗を怖がらないで、日本語が通じた&わかったという自信をつけること。
教える側はよくばらず、 階段を1段ずつ上るように教える。これが大事じゃないかと思います。
日本語をどうやって教えよう??という人がいたらまずは考えてみてください。
初めてのバイトの時、一気に教えられて頭がぐちゃぐちゃになった経験を。
どう教わったら自分はもっとおちついて理解できたはずかを。
スーパーの初バイトで、一気に操作を詰め込まれ、わけがわからぬままレジ機をぶっ壊した私は
頭ごちゃごちゃになることの怖さを学びました。 それが日本語を教えるのに生かせるとは・・・
人生なんでも経験ですね。
