1月20日(月)の話です。
 

インド友達の桃子ちゃんから「行ってみたいお店があるんだけど」と誘ってもらったのは、サンバレーホテル。
このお店、すごく変わってるの。


固定のメニューはなく、毎日メニューが変わる。
しかも、ある時は北インド系、ある時は南インド、ある時はカシミール、またある時はパキスタンと、色々な地方の料理が食べられる。


営業日は、金土日月のみ。
17時〜と19時〜の入れ替え制。
メニューは前日の21時頃にXで発表され、食べたい人は当日の12時にお店まで出向いて記帳しなければ予約が出来ないと言う、何とも面倒なお店泣き笑い(たまにDМで予約の時もあり)



つまり、「南インド料理が食べたいな〜」と思っても、その日に南インド系をやらなければ食べられないし、
「美味しかった!これまた食べたい!」と思っても、次にいつその料理が出るのかわからないし、もう永遠に食べられないかもしれない。


そして、食べたいメニューだったとしても、平日でお昼に記帳に行くことが出来なければ、食べられない。


この店主さんのnoteを読めば読むほど興味が湧いてくる下矢印


SUNVALLEY HOTELは【誰もが美味しく食べられる】よりも、【食べられない人がいたとしても、その地方のその料理らしさが全開になるように】を大切にしています。
価格も高めですのでお口に合いそうな日にご来店下さい。



どの地方の料理も、日本人の味覚に合わせるのではなく、現地の味にこだわって作っているのがわかる。



ビリヤニの説明では、


これは初めての方は基本的には避けてください。
味が繊細に感じられて価格の価値を感じにくいと思います。


なぜ味が繊細に感じられるかと言うと、東京で食べられるビリヤニの9割には強いビリヤニ香料やケウラ香料、そして少しの旨味調味料が添加されているため、国内でビリヤニを食べ慣れている人ほど化学的な味に慣れてしまっているからです。


店主に言わせれば、ビリヤニ香料の味をビリヤニの味だと勘違いしている人がとても多いです。

5回くらいウチの料理を食べた後に食べると、不思議と美味しさを感じやすいと思います。


ビリヤニの日はビリヤニオンリーです。
4種のカレーがある日はビリヤニはありません。


インド現地でも化学香料を使わないビリヤニはどんどん少なくなっていて絶滅寸前です。


だって。へー。いつか食べてみたいな。


私達はメニューを見て行く日を決めるのではなく、二人の予定が合う1月20日に行くことに。
一体どんな料理が食べられるのか、ワクワク音譜音譜音譜


当日は、会社から近いという桃子ちゃんが昼休みに記帳しに行ってくれたお願い
ちなみに、記帳の時にオーダーもするんだよ。


予約したのは19時からの回。
入口からして本格的!看板や文字の感じもめっちゃ現地っぽいラブこの時点で既に期待が高まる!
(インド、特に南インドでは、HOTELは宿泊所ではなく食堂を表すことが多い。)
 
そして扉を開けると、

「なにこれ!!さいっこう〜!!ラブすごーい!素敵!!キラキラキラキラキラキラ」 


そこはまるでインドの安食堂!
扇風機、電光掲示板、鏡、カウンターの扉、扉の上のポスター、壁のペンキの剥がれ落ち具合、そして大理石のテーブル・・・
「そうそう、それ!あるある!!」が細部まで再現されている。
 
カレンダーも現地語のもの。(Googleレンズで調べたら、インド南東部で話されるテルグ語だった) 
この金属の窓枠も、わかる人にはわかる現地っぽさ。
 
食べる前から大興奮の私たち。
今日のメニューはこれ。私はマトンが苦手だから、今日はマトンフライ以外のスモールサイズ4品とレギュラーサイズのバスマティライスにした。
 
まず出てきたのは、Ghee Dal。
一口食べて「なにこれ!!!びっくり」桃子ちゃんも「なにこれ!!びっくり
 
「おいしーい!!!!チュー
 
こっ、これは人生でナンバルワンのダルかも!!
今までに一度も食べたことのない味のダルだ。ギーが香ってマイルド〜照れ
これだけでご飯全部いけちゃいそう。


そして、年に数回しか出さないというプーリーもあるとのことで、是非食べてみたい!!ラッキー!!一枚500円。
 
「なにこれ!!!びっくり」「なにこれ!!びっくり

今まで食べてきたプーリーとぜんっぜん違う。
ほんのり甘くて、噛めば噛むほど旨味が出て来る。
何もつけなくても、これだけで美味しい!

 
Chicken  Chettinaduは、スパイスがガッツリ効いている。
うん、深い!複雑な味!その辺のインド料理屋さんで出てくるチキンカレーとは全然違う。
 
サンバルは、苦い!!なんで苦いんだろう?これは苦手!!泣き笑い
 
そして、最後に出てきたのはChapala Pulusuと言うフィッシュカレー。
 
 「わ、酸っぱ!!びっくり
かなり酸味が効いていて、初めて食べる味。
調べてみると、この酸味はタマリンドのものみたい。


どの料理もどのお店でも食べたことのない味で、
体がシャキッと目覚めるような、内側からエネルギーが湧き上がってくるような感じがして、すっごく元気が出た炎炎炎


ちなみに二人とも大食いだから、ご飯が足りなくてレギュラーサイズのバスマティライスを追加。


食後にはチャイをオーダー(600円)
ここのチャイはどんな味かな?
 
「んっ???凝視

「んっ???凝視

「(小声で)チャイはイマイチだね。すごい苦みが出てる。」

「何か煮出しすぎたような味だね。渋いね。」

「せっかくだから店内の写真撮りたいよね。他のお客さんが帰るまで待とうか。」

「チビチビ飲もう。」

ってゆっくり飲んでたら、

「あれっ???冷めてきたら苦みが消えた!!」

「私も思った!!味が変わったよね。」

「もしかして、そこまで計算して作ってるとか?」

「ここの店主さんならあり得る。」


実際どうなんだろうね?いつもあの味なのか、気になる〜。


ちなみに、私が都内で飲んだチャイで一番美味しいと思ったのは、ベンガル料理Pujaのチャイ。


プーリーが美味しすぎて、デザートにもう一枚オーダー(笑)二人で半分こ。
年に何回しか提供しないのは残念だな〜。
 
満席だった店内が落ち着いた頃、奥様とお話出来た。


「すっごく美味しかったです!私も友達も若い頃からインドに通い詰めているんですけど、今までで一番美味しいプーリーでした。ダルも!!」


店内は、ご主人が現地の食堂に近づけるべくコツコツとDIYをしていて、まだ完成形ではないそう。
テーブルの大理石はインドから輸送して、脚の部分は店主さん手作りだとか。
壁の剥がれ具合も、やっぱり敢えてそうしてるんだって。


「細かいところまでこだわっていて、インドに居るみたいです。さいっこうです!!私今日何回最高って言ったかわからないくらいです。」


「インド通の方にそんな風に言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。」


「こちらこそありがとうございます!!」


こんなにワクワクするインド料理のお店は、初めてだキラキラ


最後に店内全体を撮らせてもらう。




 
 
 
 
 
 
お会計は二人で7500円。
ここはまた絶対一緒に来ようね、何なら月イチでもいいねと話しながら帰る。


満腹でお店を出たはずなのに、インド料理を食べた後とは思えない胃の軽さ。不思議〜。


そして、あれだけ食べたら体重も増えてるだろうと思ったのに、翌朝測るとここ最近で一番少なかった。不思議〜。


ここはまた絶対絶対行きたい!!


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