２０２４.４.２９
旅行４日目 No.５ マクロードガンジ泊
２０２２年のコルカタでは、１０数年前の写真をたくさんプリントして持って行って、その人たちを探して渡した。
宝探しみたいでめっちゃ楽しかったし、何よりみんなすっごく喜んでくれるのが嬉しくて、
今回も渡せたらいいなと思って、マクロードガンジとデリーの写真をプリントして来た
一部２００７年、２０１３年のものもあるけど、殆どが１５年前の２００９年。
一体何人を見つけ出して渡すことが出来るでしょうか？
早速この八百屋さんのおじさんから探してみよう～！！商売をしている人は割と見つけやすいはず。
端っこにちっちゃく映ってるだけだけど、喜んでもらえるかな。
＜２００９/５/１７撮影＞
ほぼ同じ場所に八百屋さんが出ていたけど・・・
あの赤い髪は！！！おじさんかも？
「Hello~！Is this you?」と写真を見せると、「Oh！！！Yes, yes！Thank you！」と大喜びしてくれた。
１５年間ずっと、ここで毎日野菜を売っていたんだね。これからもお元気で！
ちなみに、すぐ隣で果物を売っていたこの男性のことを聞くと、「あー彼はもう地元に帰っちゃったよ。」だって。
メインスクエアの方に戻ろう。雨は降ったり止んだりを繰り返している。
またザーザー降りになってきちゃったから、しばらく屋根の下で雨宿り。
２０００年に毎日のように通っていたヤクレストランがあったのって、どこだったんだろう？
ここかなぁ？
それともこっちだったかな？
このチベタンのおばちゃんの写真は、電柱の曲がり具合からすると・・・
ここっぽいなぁ。って、ブツブツ言いながらスマホに入れてきた昔の写真と見比べては、通りを行ったり来たり。
はっ！今気が付いたけど、道路が全然昔とは違うんだね。
やっぱり昔の写真と見比べると、以前の方がマクロードガンジは素敵だったなぁ・・・ 
たくさんのレストランが閉店したり、別の名前に変わっていたけど、ここは昔の店名のままだ。
でも、中がきれいになってる！
わ！！このシークのおじさんたち、可愛すぎるんだけど！！
ターバンにレインコートを着て、三人揃ってバナナをモグモグしていた姿があまりにも可愛くて、
「OMG！！You are SO CUTE！！！！写真撮ってもいい？？」って撮らせてもらった。
兄弟なんだって。もー－－－特に左のおじさん、可愛すぎでしょ！
置き物ですか？？？
おじさんたちにバイバイを言って、次に探しに行ったのはチャイ屋さん。
すっごいボロ小屋みたいな、小さなチャイ屋さんだったんだけど・・・・テンプルロードのこの辺りだったと思うんだけどなぁ。
ないな。
それともこっち？いや、こんな裏の通りではなかったと思うんだけどな。
「わ、おじさんこれ何売ってるの？」「ヤギの足だよ。」ぎょえー
足だけ？？
足だけ？？
「ところで、このチャイ屋さん知ってる？１５年前に撮った写真なんだけどね、見つからないの。この辺りだったはずなんだけど。」
＜２００９/５/２４撮影＞
「どれどれ？あーチャイ屋、そこにあったね。彼知ってるよ！彼の名前は、Uttamだよ。今は別の所でお店やってるよ。」
「そうなの？？どこか知ってる？」
「ここを真っすぐ行くと、右側にSBIのATMがあるから、そこのビルの階段を下りて行けばあるよ。」
「わ！
センキュー！行ってみる！」
センキュー！行ってみる！」親切に教えてくれたヤギの足屋さん。後日「見つかったよ。」って報告しに行った時に撮った写真。
ええと、多分このビルだな。このSharma TEA STALLかな？
あんなボロッボロの小屋だったのに、随分立派なビルの中に移ったんだね。
地下に降りて行くと、
チャイ屋さんにはこのおじいさんがポツンと一人で座っていた。
え！！１５年でこんなに歳を取っちゃって・・・・
写真を見せると、「来る、来る。」とジェスチャーで言っている。
あ、おじいさんじゃないのね。だよね！！いくらなんでも１５年で年取りすぎだよね。
しばらく待っていると、Uttamさんらしき人が来た。
写真を見せると、「Yes, Me.」
でも、何か雰囲気が違うみたい。と思っていると、
ガサゴソとベンチの下から帽子を取り出すと、「My hat.」と言って被って見せてくれた。
「あ～！ほんとだ。あなただね！」
「今は寒いからこっちを被ってるけど、普段はこのハットだよ。」
目が酷く腫れてしまっているのは、体調不良（気候のせいだと言っていた）だからだそう。
「チャイ？？」と、チャイを作ってくれながら、「15 years ago!Wow～！Thank you.」と繰り返すUttamさん。
「１５年前のこの日雨が降っていて、私も友達も傘を持っていなかったからあなたのチャイ屋さんに入って、雨が止むまで待つことにしたの。でも、全然雨が止まなくて、諦めて出ようとしたらあなたが傘を貸してくれたんだよ。
私と友達は傘を借りて帰ったんだけど、チャイ代を払うのを忘れてしまって、翌日傘と一緒に返しに行ったの。覚えてないと思うけど。」
「そうなの？」
「あなたがとても親切にしてくれたから、ずっと覚えていたんだよ。」
話を聞くと、以前のチャイ屋さんからここへは望んで来た訳ではなく、立ち退かされたみたい。
ここは前より賃料が高くて大変だと言っていた。
前はメイン通り沿いにあったから見つけやすかったけど、こんなビルの地下の一番奥にわざわざチャイを飲みに来る人は少ないと思う・・・
周辺のお店の人たちから注文が来て、さっきのおじいさんが配達に行っているみたい。
「僕のショップは、Sharma TEA STALLって言うんだ。」
熱いチャイとビスケットをご馳走してくれた。
チャイを飲みながら、平日は一人でマクロードで仕事をして、休日になると家族の居る町に帰ること、
５人のお子さんが居ることなどを話してくれて、ガラケーで家や家族の写真をたくさん見せてくれた。
１５年前は寡黙なイメージだったけど、すごいよく喋る人なのね。
チャイ屋の収入がどれくらいかわからないけど、５人のお子さんを育てるのは大変そうだな・・・
「また来るね～」
と、Uttamさんにバイバイして、そろそろ夜ご飯を食べに行こうかな。
何食べよう～？
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