2023.11.25
旅行8日目 No.1 ホーチミン
定刻通り、6:30にインドのコーチンからホーチミンのタンソンニャット空港に到着。
超~~~寝心地が悪かった。腰、膝、首が痛い
着陸後、アナウンスがあるまでインド人が誰一人立ち上がらず、ちゃんと着席していたことにびっくり。
着陸するや否や、CAの指示も無視して次々に立ち上がって荷物を取りに行っていたイメージだったけど、
最近のインド人はマナーが良くなったのかな。
それとも、コーチン発のフライトだったからだろうか?
早朝だと言うのに、ものすごい数のツーリストがイミグレに並んでいて、入国手続きが終わったのは8:00。
ええと、荷物は・・・
あった!一番手前に転がってるやつだ。
本来今夜23:50のフライトで成田に飛ぶ予定だったけど、急な変更で翌日の朝10:55のフライトになった。
仕事には間に合うし、ゆっくり観光できてかえってラッキーだ楽しみ〜!
ベトナムに来るのは、20年振り。
20年前に、タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→インド→ネパール→インド→タイと旅したんだけど、
東南アジアを回っている間も、とにかく1日も早く大好きなインドに入りたくて入りたくて、
まるで恋人に会いたいのに会えないような切ない思いを抱きながら旅していた。
(だったら最初からインドに行けばいいのに)
だから、ベトナムでも観光は大してせず、急ぎ足(二週間)でホーチミン〜ハノイまで抜けてしまった。
結局この9ヶ月の旅では、インドに5か月半費やした。
当時は、「ベトナム人のボり方はインド人よりひどい」とバックパッカーの間で言われていたし、
腹が立つことも結構あって、正直そんなに印象の良い国ではなかった。
あれから随分発展して、どんな感じになってるのかな?
渋滞で遅れてるのかな?と思い、しばらく待ってみたけど、一向に来る気配はない。
そこへタクシードライバー(ドライバー①とする)がやって来て、「タクシー?」と聞いてきた。
「ううん、バスで行くから。」
「タクシー、ベター!」
「ううん、バスに乗りたいの。」
空港からのタクシーはトラブルが多いと評判だから、絶対に乗りたくない。
「バスはどこから乗れるの?」と聞いてみたけど、教えてくれるはずもない。
「タクシーベター。グッドプライス。」
仕方ない、なかなか来ないみたいだからタクシーに乗っちゃおう。
でも、空港にたむろしているこの人たちのタクシーじゃなくて、安全なGrabで呼んでみよう。
GrabはUberみたいな配車アプリで、ベトナムをはじめ東南アジアでよく使われているんだって。
今回初めて使ってみるよ。ドキドキ。
空港付近に居るタクシーを選んで、ポチッ。
料金も117000ドン=約700円と表示されて、安心。
さっきから話しかけてきているドライバー①が、勝手に私のスマホを触ってきて、
「いくら?同じ料金で行ってやるよ。これキャンセルしなよ。」と言ってくる。ウザい
私のドライバーさんの車が徐々に近づいて来ているのが地図上でわかる。
そして、『ドライバーが到着しました』のメッセージ。
でも、空港の外のどの辺りに停まっているのか地図に出ているのに、それがどこだか全然わからない私
ドライバー①が、「どこどこ?あー、これはあっちだよ。オレ彼知ってるよ。」と一緒に来てくれた。
「センキュー!」何だ、親切じゃん。
通りを渡って駐車場の方へ。
ドライバー①が、「彼だよ」と指をさしたのはドライバー②。
「僕だ僕だ!」
「あなたが私のドライバー?よかった!」
と、ついていくとナンバーが違う。
「違うじゃん!!えー!どこだろう?」
そこへとっても人の良さそうな顔をした青年が登場。
「Are you OK? I can help you. Come!」
わ〜!救世主だ〜
とっても誠実そうだわ
と彼についていくと、「彼だよ」とドライバー③を紹介される。
「あれ〜???でも写真の人と違うみたい。」
私のドライバーさんはこれよ。見比べてみるとどう見ても違う。
青年もグルかい!!こんな誠実そうな顔をしてるのに!!紛らわしいな。
「も〜!!違うじゃん!!何なのこの人たち!!」キーッ
そこへドライバー④が登場。
「どれどれ?」と私のスマホを覗き込み、「これオレだよオレ。ついてきな!」
そう言われてみると、写真の顔に似てる、かも・・・?
「あーやっと見つかった。」とついていくと、
「いやいや、ナンバーが違うじゃん!!」
「カーチェンジ。カーチェンジ。」
「も〜〜〜〜!!どいつもこいつも簡単に嘘をつくなぁ。インドか!」
この旅慣れた私が、あのインドでも騙されることのない私が、
ベトナムのタクシードライバーごときにこんなに振り回されてあたふたするなんて!!
くっ、悔しい〜〜〜!!(けどちょっとそんな自分にウケる〜)
それにしても素晴らしいチームワークだ。
スピード感もフォーメーションもパスさばきもお見事
・・・なんて言ってる場合じゃない!
私のドライバーさんを探さなくては。もう到着してから10分以上経ってしまっている。
もう誰に話しかけられても絶対ついていかないんだから!
再びウロウロし始めてしばらくすると、おじさんが手を振りながら近づいてきた。
ドライバー⑤の登場だ。
フッ、もうその手には乗らないからね!!
またどうせ嘘つきなんでしょ!
とシカトしようとしていると、ドライバー⑤はスマホの画面を見せてきた。
あ!私だ!
あ!ナンバー合ってる!
「わ〜〜んソーリー!!めっちゃ待たせちゃった〜!あの人たちひどいのよ!!みんなで騙そうとしてきたのよ〜」
初対面だと言うのに、厚かましくドライバーさんの腕をポンポン叩きながら訴えると、
15分近く待たせてしまったのに、全く嫌な顔もせず「あはは、そうかそうか。」と笑っている。
ちゃんと目的地に向かってくれているのがわかって安心だね。Grab、いい
たくさん待たせてしまったから、
「ごめんね、今細かいのがこれしかなくて」と、100円程度のチップを渡すと、
「Thank you〜! You are very nice!」と言ってくれた。
ドライバーさんありがとう〜
それにしても、私の部屋だけまるで『使用人部屋』みたいだよね・・・
「共同トイレとシャワーは上よ」って言われたから、行ってみよう。
とは私は全く思わず、
「貧乏長期旅のころ泊まってた宿はどこもこんな感じだったな〜」と、何だか懐かしくてキュンとなった
過去の最低ラインが低いと、楽よね。
むしろ面白い!
さぁ、荷物を置いたら早速出かけよう〜!
ワクワク〜!
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