前回の両親が東京に来た時の続きです。
哲学堂から再びバスに乗ってやってきたのは、トキワ荘マンガミュージアム。
オリジナルのトキワ荘は昭和57年に老朽化により解体されているけど、
当時のアパートの外観、内部共に忠実に再現して建てられたのが、ここトキワ荘マンガミュージアム。
一番最初に入居したのが手塚治虫、その後寺田ヒロオ、藤子不二雄(A)、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、
赤塚不二夫などが、青春時代・下積み時代を過ごしたアパートなんだって。
当時トキワ荘の近くにあった落合電話局をイメージして作られたもの。
向かいには昔の電話ボックスも再現されているよ。帰りに撮った写真だから暗くなってる。
実際には使えない。
まずは『きしみまで再現されている』と言う階段を上って二階へ。
係員の方のお話では、当時の階段と同じ大きさだけど、当時はもっと急だったんだって。
現在の建築基準法ではこの角度が限界だそう。
一番最初にあったのは、トイレ。
用を足すと二階から一階へ土管を通って、下にあるツボに落ちる仕組みだったそう。
上の階から一階に落ちるのは、チベット式トイレと一緒だね。
一階に落ちるう〇この音が「ガチャーン!」だったって言うほのぼの?エピソード。
黄ばみまで再現されていた
ここは共同炊事場。
炊事場の流し台は洗面所や洗濯場としても使われ、時にはお風呂代わりに使う漫画家もいた。
出前のラーメンの食べ残しまで再現されている。
『松葉』は漫画家たちがよく通っていた中華料理屋さんで、藤子不二雄Ⓐの代表作『まんが道』にも登場するそう。
このお店はまだ営業中みたいだよ。当時は一杯40円。
ここのラーメンが、『ラーメン大好き小池さん』のラーメンのモデルになったと言われている。
松葉の店内の様子はこちらから。私も行ってみたいな。
すりガラスにレトロなジュースの瓶。コルゲートも古い!
昔は洗濯板でごしごし洗濯したんだよね。
トキワ壮の歴史。
当時の写真も展示されていたよ。
藤子・F・不二雄の暮らした部屋
左側のパネルには、当時の色々な食べ物や乗り物の物価が書いてあって面白かったけど、撮影NGだった。
レトロなテレビにはマンガの描き方の映像が流れていたよ。
赤塚不二夫の部屋
赤塚不二夫の母親が食事を作り、よくこの部屋で他の漫画家と食べていたそう。
石ノ森章太郎の部屋。あれ?おばさんが寝てる・・・
山内ジョージは石ノ森章太郎のアシスタントをしていたそう。
窓の外のイラストもリアルで、当時の様子が想像できるね。
石ノ森章太郎のものだったという映画のフィルムが積まれていた。
山内ジョージって聞いてもピンとこなかったから調べてみたら、
その後色々な動物で描かれたオリジナルの絵文字を生み出した方みたい。
イメージで漢字を覚えられそうだね。
水野英子は少女漫画のパイオニアだそう。全然読んだことないな~。
他の漫画家たちから絶賛されたという、黒いクレヨンで描かれたカウボーイの絵。
よこたとくおの部屋。この方も知らない・・・代表作は『マーガレットちゃん』だって。
二階を見終わってエレベーターで一階へ降りると、壁いっぱいにすごい数の昔の漫画が展示されていて圧巻だった。
残念ながらそこは撮影NGだったから撮れなかったけど。
特別展の入り口のパネルは撮影OK。
赤塚不二夫の若い頃が可愛くて、めちゃくちゃ意外だった!
こういうイメージしかない
中には二人のトキワ荘でのエピソードや、色々な作品などが展示されていて面白かった。
この特別展は3月24日までやってるよ。
トキワ荘に行きたいと以前からリクエストしていたのは母。
父と姉と私が特別展から出て来た後も、かなり長い時間見学していてなかなか出てこなかった。
独身時代小学館の編集記者をしていた母は、当時『小学二年生』の制作に関わっていて、
よく寺田ヒロオや石ノ森章太郎のところに原稿を貰いに行っていたんだって。
当時のことを色々思い出して懐かしんでいたみたい。
行きたかった場所に連れて行ってあげられてよかった!
外に出るとすっかり暗くなっていた。
入館時に一人一つずつもらえるバッジ。
袋を開けてみるとこんな感じだった。使い道ないけどね。
夜は夫も合流してパスタを食べて帰ったよ。
トキワ荘、おすすめでーす。
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