2022.11.11➂
まだ出発までいっぱい時間があるから、お土産を探しに行こうっと。
世界のマグネットを集めている友達にあげるマグネットをコルカタで探したんだけど、全然いいのがなかったんだよね。
お土産物屋さんが並ぶメインストリートまで行ってみようかな。
ベンガリートラにはビービー!!!ってクラクションを鳴らしながらバイクが頻繁に通る。
その度にいちいち端っこに寄って待たないといけないのが結構ストレス・・・
このお店のおじいさんはいつ見ても新聞を読んでた。
首輪は飼い牛の印なのかな?
ベンガリートラを抜けてメインストリートまで出てみたけど、どこもかなりふっかけてくるし、
マグネットは見つからなくて結局また戻ってきたら、このおじさんのところで見つけた
ベンガリートラのど真ん中のお店なのに、おじさんは商売っ気がなく控えめで好感が持てた。
最初の言い値が50ルピー=約90円と安かったから、値切らずそのまま購入。木で出来てるよ。
列車の中で食べるパンをモナリザレストランで買っていこうかな。
シナモンロールとプレーンクロワッサンにしよう。
クロワッサンと言っても形が似ているだけで、かなりギュッと詰まった重たいパンだよ。
お会計の時に、
「私が22年前に来た時は、ここのチーズクリームスパゲッティが日本人の間ですごく人気だったの。」
って店主さんに言うと、
「22年前!そんなに前に来てくれたことがあるのか。チーズクリームスパゲッティは今もあるよ。」って嬉しそうだった。
当時はもちろん都会の高いお店ならあったけど、
バックパッカーが行けるような安いお店でそういう洋食(もどき)が食べられる所は珍しかったから、貴重だったんだよね。
宿に戻ってシャワーを浴びさせてもらって、最後に屋上に上ってみた。
オーナーさんは「うちも屋上からガンガーが見えるわよ。」って言ってたけど、あんなに遠い・・・
チラッと見えるだけだね・・・
見てたら猿が来たから慌てて下に降りた
16:00。そろそろバラナシを出ようかな。
インド好きの中にはバラナシが大好きで長期滞在する人も多いけど、
私は前から客引きが鬱陶しいイメージがあって、正直そんなに好きな町ではなかった。
じゃあ何で今回わざわざバラナシに来たのかと言うと、インドに行くのが9年振りだと言うこともあって、
どこかすごく濃くてヒンドゥ色が強くてインドっぽい場所に行きたかったから。
友達に「バラナシは二泊だけ。」って言うと、
「え~バラナシに二泊だけ?勿体ない~。もっとゆっくりいればいいのに。」
って言われたけど、
二泊で十分だったわもう、うんざり
これ以上いたらもうイライラしすぎて全然楽しめなかったと思う。
人がせっかくバラナシ滞在を楽しもうと思って遥々やって来ているのに、
次から次へと色んなところから客引きが現れて話し掛けて来て、ついて来られるのがほんっとに嫌で嫌で。
ほんの一握りの彼らのせいでその町が嫌いになってしまう旅行者が居るってことを、わかってるんだろうか?
きっとそんなことはどうでもいいんだろうね。
今回こんなに集中攻撃を受けてしまったのは、コロナのせいで旅行者がまだまだ少ないからだと思う。
私がバラナシで会った日本人は今回男性二人だけだったし、
もしもっと旅行者が多ければ、ここまでしつこく私に声を掛けて来ることはなかったと思う。
今回で、もう一生バラナシには来なくてもいいくらい嫌な印象になってしまった。
長く滞在すれば「こいつは声を掛けても引っ掛からないから無駄だ。」って情報が彼らの間で共有されて、
逆に楽になるのかもしれないけどね。
さて、駅に向かおうか。
バラナシのオートリキシャもトラブルが多いから、出来ればシェアオートに乗りたい。
ゴードリア交差点まで出ると、オートのドライバーが次々に声を掛けて来たけど「シェアオートに乗りたい。」って言うと
意外にもあっさり諦めて、シェアオートの乗り場の場所を教えてくれた。
でも結構歩いたよこんなに遠いのか・・・
やっとシェアオート乗り場を見つけて乗り込むと、既にムスリムの女の子が二人乗っていたんだけど、
まだあと二人乗せたいらしくなかなか出発しない。
女の子たちは少し遠い街から大学に通っているらしく、帰宅する列車に乗り遅れないか心配しているようだった。
一人20ルピー(約36円)って言うから、「じゃあ私があと二人分出して出発してもらおうか?」って言ったその時、
家族連れがやってきて出発出来ることになった。
せっかくカッコつけようと思ったのに
(たかだか70円だろ)
後ろに女性三人+子供一人。ドライバーの右に女性の夫、左に私。
エスカレーターで二階に上る。
私の乗る列車は何番プラットホームかな?
今はスマホで調べられるから便利だね~。列車の到着が遅れる時もこれでわかるし、プラットホームもわかる。
まだ私の列車の時刻までは1時間以上あるから、ベンチに座って待とう。
列車が到着するや否やドアに殺到する人々。これは私の乗る列車じゃないよ。
もう中もいっぱいなのに、押し合いへし合いして乗り込もうとしている。
わ~~~~、無理でしょ!
しかも、この車両は座席指定のチケットが無くても乗れるGENERALではなくて、SLEEPERクラス。
本来座席指定のチケットがないと乗れないはずの車両なのに、何でこんなことになってるんだろう?
荷物を運んできたポーターたちが、取りあえず「先に荷物だけでも」と窓からポンポン荷物を放り込んでいる。
おいおい、荷物だけ放り込んで人が乗れなかったらどうすんの?って呆れながら見ていると、
とその時、何と列車が動き始めてしまった
こんな状態で列車動かすか~~~?
慌てておばあさんの手を引いて列車を追いかけるポーター。
取り残された荷物を余裕の笑顔で取りに戻るポーター。
動いている列車に飛び乗ろうと追い掛ける人々。
ホームにポツンと残されたサンダル・・・
この後すぐに停車して何とかみんな乗り込んで行ったけど、まー大騒ぎだった。
今まで数えきれない程列車に乗ったけど、こんな光景を見たのは初めてだった。
やっぱインド面白いわ~~~あははは。
大した混乱もなく列車に乗り込む。
今日はちゃんとUPPERシートが取れているから、乗り込んだらすぐにベッドに上って休もうと思っていたのに、
モタモタしていたら私のベッドに若い男の人が上って座ってしまった。
えーっ、そこ私の席なのに・・・
ひどい・・・でも言えない・・・・
なんてことは全く無く、
すかさず
「HEY!! That's MY seat!!」と言うと、
次の駅まで寝かせて欲しいって言って来たから、
「NO NO NO!!I wanna rest too!!」と言って下りさせた。
インド旅を繰り返してどんどん強くなって行った私無事席を奪還。
今日の夜ご飯は、シナモンロールとプレーンクロワッサンでおしまい。
このシナモンロールはインドを旅したことがある人なら懐かしいはず。
硬いんだけど噛めば噛む程甘味が出て来て美味しい。日本で食べたら美味しくないと思うけどね。
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いつもありがとうございます!
<本日の出費>
コンディショナー4×5袋=20
薬 115
ペーパードーサ 20
ラッシー 120
マグネット×4=200
パン 55+35=90
シェアオート 30
トイレ 5
計 600RS=約1080円