2022.11.3①
昨夜はリタイアリングルームで2時ごろ眠りについた。
興奮しているせいかウトウトしてはハッ!と目が覚めて、を繰り返し、
結局1時間くらいしか眠れないまま5時に起床。
ドミの隣のベッドの女性はインドのケララ州生まれのチベタンで、今はアメリカに住んでいると言う。
両親がチベットからインドに亡命して来て、本人はチベットには行ったことがないそうだ。
私がチベットに行ったことがあると言うと、とても羨ましがっていた。
きれいなバスルームでアツアツのシャワーを浴びて、気分スッキリ
ドライヤーがなかったから、バスルームのハンドドライヤーでちょっと乾かした
私がローションを塗り、乳液を塗り、日焼け止めを塗り、ファンデーションを塗り、パウダーをはたき、
眉毛を描き・・・・ってしているのを、チベタンの女性はずっと興味深そうに見ていた。
彼女はとてもナチュラルな女性だったから、色んなものを顔に塗りつけているのがおかしかったのかな?
6:00にチェックアウト。
コルカタにゆかりのある偉人たちが描かれていた。
コルカタの空港の名前にもなっているスバス・チャンドラ・ボース(右)はインド独立運動の英雄。
ノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール(左)は詩人・思想家・作曲家。
右はマザーテレサ。
スワミ・ヴィヴェーカーナンダ(左)はヒンドゥ教の出家者、ヨガ指導者。
さぁ、いざ空港の外へ!!!
湿気の多いモワッとした空気がまとわりつく。モヤは大気汚染なのかな?
そしてゴミの悪臭に、インドに来た実感が湧く。
ほんときれいな空港だなぁ~~~
以前はタクシーしかなかったんだけど、
今は50RSでサダルの近くまで行けるシャトルバスが出来ているらしい。
それに乗ってみたかったけど、動き始めるのは8:30かららしい。
その為に空港で時間を潰すのは勿体ない!早くサダルに行ってモーニングチャイを飲みたい。
短期旅行だし、プリペイドタクシーで行こう。
プリペイドカウンターにたどり着くまでに、何とか自分のタクシーに乗せようと何人にも声を掛けられたけど
それを振り切ってプリペイドカウンターへ。
行き先を告げると、待機しているタクシーの番号を書いてくれる。
サダルまで332RS。
ドライバーはめちゃくちゃ飛ばすし、信号無視はするし、左折も一切止まらないでいきなり急ハンドルで曲がる。
車線とか関係なし、またいでど真ん中を走る。そしてクラクションの嵐。
このドライバーだけじゃなくてみんながそうだからね
めちゃくちゃよ。
久し振りにインドで車に乗って、『インドで死ぬとしたら交通事故だろうな・・・』と思った。
20人くらい轢いててもおかしくない運転で、30分程でサダルストリートに到着。
何度も訪れて、通算1年以上過ごした思い出いっぱいのサダルストリート
到着後の第一声は、
「汚っ」こんなにゴミが多かったっけ?
あー10年振りか~~。
毎年のように来ていた頃はサダルのみんなは私の事を覚えていてくれたけど、
10年経ってるし、さすがに忘れちゃってるだろうなぁ・・・
宿の客引きを振り払いながら進んで行くと、この人に早速再会することになる。
「あれっ??カルー??あなたカルーでしょ??」と言うと、
向こうもハッとした顔をして、「ボンドゥ~~!(友達)
」とすぐに思い出してくれた。
別の日に撮った写真だけど、タクシードライバーのカルー。
ふと後ろを振り返ると、またまた懐かしい顔が!!
「あーーーっ!!I remember you!!」「あーーーーっ!!You too!!」と言うと、
「ボンドゥ~~!!Long time no see!!」と別のドライバーたち。
2009年にドライバーたちと一緒に撮った写真
カルーと、上の写真の右のおじさんが写ってる。
いや~覚えていてくれた人が居たのは嬉しいなぁ
さぁ、まずは宿探しをしなくては。
常宿だったホテルパラゴンはもう泊まれる状態じゃないと聞いているから、
友達に勧められたパラゴンの隣のHotel Galaxyへ。
外側は古くて汚いけど、中は清潔でとても評判のいい宿らしい。
聞いてみると、「明日以降は予約が入っていて、泊まれるのは今日だけ」と言われ、
客引きの助けも借りながら周辺の宿を色々見てみたけど、どこも老朽化した廃墟みたいなビルの中にあって
女一人でここはやばいよなーと思うところばかりだった。
Hotel Galaxyは昔からずっと外国人バックパッカーを受け入れて来た宿だし、アットホームで安心感がある。
取りあえず今日はここにチェックインして、荷物を置いてからまた明日以降の宿探しをしに行こう。
この奥の部屋だって。
部屋はハズレだったみたいでちょっとかび臭かった
784RS(約1411円)
でもバスルームはピカピカ
エアコン、テレビ、タオル付き。ハンガーと洗濯ロープが付いているのは有り難い!
古い宿だけど噂通り隅々まできれいに掃除されていて、今の私でも十分快適。
早速大好きな通りにモーニングチャイを飲みに行こう
昔はグラスだったけど、紙コップに変わっていた。
チャイをすすっていると、知っている顔が話しかけて来た。
「ハロー!!私あなた知ってる!ずっと前からいつも来てたからさっき見かけて
あ!知ってる!!って思ったのよ!息子がこんな小さい時何かをくれたし、
よく一緒に座ってメヘンディをしながら話したわよね!」
このおばちゃんも覚えてる。二人ともサダルの路上暮らしの人だ。
う~ん、一度一緒に座ってメヘンディをしてもらったのは覚えてるけど、親しいと思ったことは一度もない。
息子に何かあげたのも、きっと帰国前に要らなくなった物をあげたくらいだと思う。
だって私、
あなたたちのこと苦手だったもん
別に通りすがりに「ハロー!」って挨拶するくらいならいいの。
でも、この人たちってガシッと捕まえて「座れ座れ」って離さないような強引な雰囲気があって、
私そういうの嫌いだからいつも避けてたんだけどね(笑)
でも、彼女があまりにも嬉しそうで、周りの人にも
「彼女は昔からずっと来ていて、息子にも・・・・」って何度も何度も言っているから、
チャイ飲む?って奢ってあげることにした。
それにしても彼女は距離が近い。
二年半振りに恐る恐るマスクを外して人と接している私に、容赦なく密着して来て顔の目の前で興奮して喋りまくる。
さりげなく、すーっと距離をとったよね・・・
そこへ懐かしい顔がもう一人!名物リキシャワーラ―のおじいさん。
外国人相手に一発でドーンと儲けようとサダルにたむろしている輩の一人だ。
いつも朝はホテルパラゴン前で待っていて、ボランティアに向かう人たちに
「マッザルハウス??(マザーハウス)」って聞いて来るんだけど、
わざわざリキシャに乗って行く人なんて誰も居ない。
私も一度も乗ってあげたことはない。なのに、懲りずにいつもいつも待っていた。
今年72歳と聞いてびっくり。昔からずっと見た目はおじいさんだったけど若かったのね
懐かしいからリキシャワーラ―にもチャイを奢ってあげることにした。
私は大きい紙コップ、他の三人は小で「いくら?」って聞くと、「50RS」と言う。
「ふぃ、フィフティールピー???」
チャイ4杯で50RS(約90円)ってどんな時代よ!!!???
でも、ぼられているわけではないようだ。今はチャイ代がめちゃくちゃ上がっているそう。
(この後もどこで飲んでも大体これくらいの値段だった。一瞬で終わっちゃうようなミニ紙コップで10RS。)
インドの物価、どれくらい上がっているんだろう。恐ろしい~
まだ記憶が鮮明だから一日の日記が長くなっちゃって、なかなか終わらなさそう
いつもありがとうございます!
にほんブログ村
世界一周ランキング