再投稿です。
宿の屋上からの景色。
高山病の症状はすっかり治まっていたから、朝食を食べに出かけることにした。
おぉ、さむ。厚手のダウン持ってきててよかったぁ。
昨日登った海子溝ルートは、馬に乗ってトレッキングすることも出来るらしく、
道端にはたくさん馬が居た。
おばちゃん、おはよ~~。
何がある?昨日のパンが美味しかったからまたパンも食べようかな。
中国の朝食と言えば、お粥。パンも食べて6元=約102円
朝食後外に出ると、きゃ~~~~!!ヤクの群れだ!
私昔からヤクが大好き
高地に生息する為、心臓は普通の牛の約1.4倍、肺は約2倍の大きさなんだって。
普通の牛は高山病になるのかな???
しばらく後をついて行って写真をバチバチ
バイバーイ
さて、今日は四姑娘山風景名勝区の一つ、双橋溝に行ってみよう。
今いる長坪村からは、6キロ先に双橋溝の入り口があるらしく、
オフシーズンの今はバスも走っていないようで
そこまでタクシーで行くしかなさそうだ。
「往復で50元(約850円)」と言うおじさんのタクシーに乗り、
双橋溝の入り口に到着した。
帰りはどうしたらいいんだろう???
待っててくれるのかな・・・?
って不安に思っていると、
「帰りは、終わったら電話してくれたら迎えに来るから。」
「でも、私電話がないし・・・」
(スマホはあるけど現地のsimは入ってない)
と言うと、おじさんは受付カウンターのお姉さんに自分の名刺を渡しながら
「この日本人が帰ってきたら、ここに電話して。」と伝えてくれた。
あぁ、これで帰りの心配しなくていい
ってホッとしておじさんにバイバイして中に入った。
ここ双橋溝は、唯一マイクロバスで周ることが出来るから、
トレッキングが苦手な人でも大丈夫。(70元=1190円)
入り口に飾ってあった写真。
こういうのこういうの!!地球の歩き方で見たやつ!!
こういう写真を見て、四姑嫁山に行こう!!!って決めたの。
青い空と、美しい湖と、高山植物と!
色とりどりの自然、最高に美しいよねウッキウキ〜
じゃ、行ってきま―――――す
って、はい、雪。
雪。
雪。
雪。
雪
ひゅるるるるるる~~~
いや、薄々どころか(途中から)はっきり気が付いてましたよ、
どオフシーズンだって。
けど、ここまで雪だらけとは・・・
ちょこっとくらいは緑で、ちょこっとくらいは高山植物が見れると思ったのに・・・
だからちゃんと調べてこいよ!
すごくきれいに整備されているな〜と思ったのに、
トイレだけは中国式だったドア無し~。
バスはお昼休みでかなり長いこと停車した。
お昼ご飯を食べるつもりがなかった私はお土産物をブラブラ見ていたら、
「座りなさい」って温かい火鉢の所に座らせてくれた。
あ!!!!昨日Sくんがくれた木の皮みたいなのって、紅景天かも!
紅景天って言う名前の高山病の薬も市販されているし、きっとこれだ。
後で調べたら、紅景天(チベット人参)は、チベットの二大秘薬と言われる貴重な薬草なんだって。
赤血球の働きを良くし、体内を巡る酸素量を増やす働きがあるため
『食べる酸素』とも言われ、高山病に効くんだって。なるほど!すごい効き目だったもん!
その他、メラニンを抑制したり美容効果もあるそう。
バスに戻る時間になると、紙コップに更にお湯を足して持たせてくれたよ。
本当にみんな優しいよね
それにしても雪だらけだ。
マニ車も寒そう。
帰り道、チベット仏教のストゥーパがあった。
もう帰りは殆ど寝てた。
だって、雪しかみるものないんだもの。
13:30入り口まで戻って来た。
さぁ、私のドライバーさんに電話してもらおうっと。
って思ったら、
朝と受付の人変わってるしマジかー!!
取り敢えず「私は日本人です。」と言ってみると、「で?」って感じ。
朝の人引き継ぎしてくれてないじゃん
この場を乗り切る中国語の能力は持ち合わせていないぞ。
「朝来た時に私のタクシードライバーが受付のお姉さんに名刺を渡して、
私が戻ったら彼の番号に電話してって頼んでたんだけど、
受付の人が変わってるわね、あなた何か聞いてる?」
なんて言えるわけがない。これは困ったぞ
けど、呼んでもらわないと帰りの足がない。6キロ歩いて帰るのはゴメンだ。
どうにかして伝えなければ!
身振り手振りを混ぜながら、やけくそで知っている単語を並べて、
「今朝、ここ、いた、女の人、私のTAXI、男の人、
CARD、あげた、私、ここ、来る、時、電話、する、言う」
まるでジェスチャーゲーム
受付の人はポカーン。更に男性職員もやってきた。
めげずに何度も繰り返すとやっとわかったようで、誰かに電話をしてくれた。
恐らく電話の相手は午前中に受付に居た人だろう、
「あー!」と言って引き出しを開けて中から取り出したのは、
私のタクシードライバーの名刺だった。
BINGO!それよ!
あれで通じるなんてお姉さん天才!!
すぐにドライバーさんに電話をしてくれて待っている間、
露天を出していたおばちゃんたちが
「食べなさい食べなさい」と飴や落花生をくれた。
他の人も刺繍しながら店番をしていた。
この人も本当にゆっくり、ゆっくり、優しく私に話し掛け続けてくれて、
あったかい人柄が伝わって来て、心がポカポカになった
お昼ご飯はまた同じ食堂でワンタンスープ。
透明で薄味のスープが出てくると思ったら、やっぱり真っ赤なスープ。
(15元=約255円)
本当は明日もう一泊する予定だったこの村だけど、
完全にシーズンを外していることに気が付いたし(ほんとに下調べ不足)
もう一日居てトレッキングしてもどうせ雪しか見られないだろうと、
もう明日成都に戻ってしまうことにした。
バスチケットは、大きなホテルや商店で売ってるらしいけど、
一体どこで買えるんだろう?と
食堂のおばちゃんに聞いてみると、おばちゃんとこで買えた。
親にポストカードを書いた。
人懐っこいホェホェは唯一の遊び相手。
夜ご飯はまたあの食堂に行こうと思っていたけど、
かなり吹雪いていて一人で出かけるのは不安。
「外に出たくない」と、特別に宿で作ってもらった夜ご飯を食べた。
超ニンニクの効いたふわふわ卵載せ麺みたいなの。10元=約170円。
標高のせいでカイロがこんなに膨らんだよ!
おやすみなさ~~~い。
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<本日の出費>
宿 60
朝 6
タクシー 50
入場料 40
周遊バス 70
ドライフルーツ 10
昼食 15
バス(→成都) 110
夕食 10
ハガキ×2枚 4
計 375元=約6375円