２００８．２．２６
＜本日の移動＞６：００サユーン→
→
サナア１６：３０
５：３０宿を出てバス会社に向かった。
せっかくパーミットを取って、１０枚もコピーをしたのに、
ポリスチェックの度にわざわざ外国人一人の為にやり取りをするのが面倒だったのか、
ドライバーは、
「あー！それ被ってるならイエメン人に見えるから要らない要らない！
寝たふりしといて！」
だって。
だから、ポリスチェックの度にカーテンの掛かった窓にもたれて、
顔を隠して目をつぶってイエメン人のフリをする羽目になった。
武装勢力に狙われない為に変装してるのに、なんでポリスから隠れなきゃいけないんだろう・・・
って思いながら、毎回寝たフリ。
でも、ちょっとドキドキして楽しかった
途中二回、食事休憩があった。
今日は食堂で食べようかなと思ったけど、遠慮無しに注がれる周囲からの視線に耐えられず、
食堂の人が、私も人目のつかないファミリールームに通してくれようとしたけど、それも断ってバスに戻った。
バスの中には女性達だけが残されていた。
男性たちだけ食事に降りて、女性達は空腹を我慢し続けるのだろうか・・・
日本に生まれてよかった。
途中、ビニール袋のゴミがやはりどこでもひどくて、
もう取り返しのつかないところまで来てしまっているくらいひどかった。
一体どうするつもりなんだろう・・・・
どうするつもりもないんだろうね
サナアに入って、最後のポリスチェックの時、ドライバーが振り返って、
「あと一回。あと一回だけ寝たフリしてね。」
って言って、
無事に過ぎた後、同じバスに乗っていた乗客たちまでが親指を立てて、
「タマーム！！（ＧＯＯＤ！）良くやったね！！」
みたいなことを笑顔でワイワイ言ってくれて、何だかじ〜んとなった
私のことなんて気にかけてないと思ってたのに。
とにかく、撃たれずに無事に帰ってくることが出来てよかった。
憧れ続けたシバームを見ることが出来てよかった！！
首都のサナアでは、ニカーブを被った私は(しかもコートの下からジーンズの裾が覗いてる)、
田舎以上にものすごく変な目でジロジロ見られて、
「スィーニー（中国人）だ。」っていっぱい言われた。
ニカーブを取ってしまえばよかったんだけ
ど、ニカーブの中は汗まみれでぐっちゃぐ
ちゃだし、髪の毛もボサボサになり、
とても脱げる状態じゃなかった。
イスラム圏の女性の苦労がまた一つわかった。
早く宿に戻ってシャワーして着替えたい～
～～～
って思いながら足早に歩いていると、
すでに何度も通っているチキン屋さんのお
じさんだけは、目だけしか見えていなくて
もすぐに私だと気づいてくれて、
「オーーー！！ハローーーー！！！」
って言ってくれた。
うれしい～！おじさん大好き
また同じマナハツーリズムホテルにチェッ
クインをすると、出発前によくしてもらっ
た日本人の中年カップルがまだ居て、三時
間くらい話した後、
一緒においしいと評判のパレスチナレスト
ランに行った。
ベジカレーにチキンカレー、ナンにライス。
めっちゃ美味しい！！
イエメンでこんなにおいしいプリンが食べ
られるなんて！！！
２００８．２．２７
宿のおじさんたち。
今日は近代的なエリア、ハッダ地区へあき
ちゃんとサッチーと出かけてみる。
ケンタッキー、サーティーワン、ピザハッ
トなどが並ぶ。
イエメンにもこんなところがあるんだね！
小規模だけど遊園地も発見！
私たちは、観覧車に乗ってみた。眺めがよ
くて気持ちいい〜
遠くに見えるのは、建設中のAL-SALEH MOSQUE（サーレハモスク／２００８年完成）
イエメン最大のモスクで、４万人も収容出
来る大きさ。イエメン大統領アリー・アブ
ドッラー・サーレハにちなんでその名前が
付けられたらしい。
帰りはスーパー、そしてアイス屋さんへ。
イエメンのアイスもなかなか美味しい！！
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＜本日の出費＞
宿 ７００
水 ６０
夕食 ３００
計 １０６０リアル＝約５３０円
宿 ７００
昼食 ２００
夕食 ８０（ネギ焼き）
スーパー ３４５
アイス １００
クッキー ５０
サボテン（食用） ５０
ネット ２８０
計 １８０５リアル＝約９００円
