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【ここまでのルートをおさらいニコニコ

 

神戸→中国→チベット自治区→ネパール→インド→パキスタン→インド→バングラデシュ→インド→パキスタン→中国新疆ウイグル自治区→キルギス→カザフスタン(素通り)→ウズベキスタン→トルクメニスタン→イラン(日本を出て約8ヶ月半)

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2007.12.11


<本日の移動>
8:15アシガバート→くるま。バス→トルクメ
ニスタン/イラン国境→くるま。→グーチャーバス→マシュハド11:30



8:15ドウラーノウパパに国境まで送ってもらう。雨と霧がすごい。



たった5日間のトランジットビザしかもらえないトルクメニスタン。

ほんのちょっとしか覗くことが出来なかったけど、変な国だったな~。



ドウラーノウパパ、バイバーーーイ!
スパシーバ!!!!バイバイ


そうだ、スパシーバを使うのも最後だ!!

ロシア語圏、終わったぁ~~~~笑い泣き辛かった~~~えーん



結局、『こんにちは』『ありがとう』『すみません』『いくらですか』『トイレどこですか』『日本人です』『これはなんですか?』『降ります』くらいで一ヶ月乗り切ったわアセアセ



パスポートチェックを済ませると、乗り合いバンで山の上にあるトルクメ/イラン国境へ。



噂で聞いていた通り、たった20分ほどの道のりなのに、10ドルも請求された。



トルクメニスタンの安い物価を考えると、10ドルとはあまりにも法外な料金で、

予め値段を知らなかったら揉めてるだろうなぁ。



この区間は政府に認められたバンしか走れない区間で、値引きも出来ないらしい。



私が唯一の旅行者で、どうやら他の全員は国境の職員っぽかった。

当然、私がこの日の国境通過一番乗りになった。



さぁ、イランに入国する前に着替えだ!!


イランは外国人旅行者であっても、女性は髪をスカーフで覆い、お尻の隠れる丈の上着を着なければいけないことになっている。



パキスタンで買って用意しておいた黒いコート↓と、黒スカーフを頭に巻いて、

イミグレのお兄さんに「これでいい?」って聞くと、「OK」との返事。

$Sonokoの一人ときどき二人旅

 

よし!!気合い入れて行くぞ〜〜!!



入国手続きを終えると、次のグーチャーンという町までのタクシーの交渉だ。



英語、全然通じない・・・
ロシア語圏が終わったと思ったら、今度はペルシャ語だ〜〜〜笑い泣き



粘り強く交渉したけど、言葉の不足で上手く行かなかったのと、他にシェアする人が誰も居なかったのとで、仕方なく10ドル払って乗り込んだ。



途中でもう一人男性客を拾うと、ドライバーはそれまで後部座席に座っていた私に「前に座れ」と言ってきた。

 

 

言われるままに前に移動すると、ドライバーは超馴れ馴れしく、不必要にいっぱい腕を撫でるようにタッチしてきて不快な思いをした。

まぁ腕でまだ良かったけど。



旅行者の間で一番痴漢被害の話を多く聞くのはイランだ。(インドと同じくらい?)



グーチャーンに到着すると、ドライバーがすぐにマシュハド行きのバスを捕まえて乗せてくれた。(20000リアル=約240円)

ボロッボロのバスの、唯一残っていた座席はガタガタして、今にも壊れそうだった。


$Sonokoの一人ときどき二人旅

隣のおばちゃんに、紙を見ながらペルシャ語で少しだけ話しかけてみたけど、発音が難しくて、全然通じない。



マシュハドに到着すると、おばちゃんは「タクシー?」と言った。

「ううん、バス。バス。」って言うと、


おばちゃんは、ずっとペルシャ語で私に色々話しかけながら(チンプンカンプンショック!)一緒に10分くらい歩いて、バス停まで連れて行ってくれた。



おばちゃんも同じバス停からバスに乗ると思っていたのに、バス停に着くとバイバイと言って去って行った。

 

 

え!!私の為に10分も一緒に歩いてくれたの???なんて親切な人!!



超満員の市バスに乗り込んだ。
ここでは、パキスタンと同じく男性が前、女性が後ろと分かれているみたいだ。



私の大きなバックパックが相当邪魔だったと思うのに、

前に座っていた人が私の小さい方のバックパックを持ってくれたり、別の人は席を譲って座らせてくれたりした。



しばらく乗っていると、一人のおばさんがしきりに頭を指差して何か言って来た。



ん??何だろう??と思っていると、周りの女性も同じように頭を指差しながら、私に向かって何か言っている。

 


自分の頭に触ってみると、スカーフが滑り落ちていて髪の毛が丸見えだった。

みんな「スカーフが落ちてるわよ。」って注意してくれてたんだ。

慣れないから全然気が付かなかった。

 

 

イランは本当に厳しいんだなアセアセ


周りの人たちが「どこに行くの?」と声を掛けてくれて、

 

 

「イマームレザーに行きたいの。」

 

 

と伝えておくと、みんな口々に

 

 

「ここよ!着いたわよ!」

 

 

と、到着を知らせてくれた。


イランの女性達はとっても暖かい。優しい。初日からすごくいい印象チューリップ黄



ちなみに市バスの回数券は3枚で1000リアル=約12円。一回4円?安いっ!!



バスを降りてから地図を見てもチンプンカンプンで困り果てていると、英語が話せる人が来て助けてくれた。



やっとのことで見つけたガイドブックに載っていた一番安い宿は、値段が4倍にもなっていた!!

古いガイドブックだから仕方ない。



70000リアルまでまけてくれたもののそれでも830円ほど。

今まで泊まってきた宿と比べると、かなり高め。



でも体力の限界もあり、もうそこにチェックインすることにした。



マシュハドはイスラム教徒にとっての大切な聖地であり、あちこちから巡礼に訪れる家族連れ用なのか、



部屋にはキッチンや冷蔵庫も付いていて、長期滞在型になっていた。これで830円なら安いな。



聖地だけに、マシュハドの女性達は全身黒尽くめが多かったけど、

若い女の子たちはジーンズに丈の長い普通のコートが多かった。



私はちゃんと黒尽くめで歩いていたけど、そこまでの必要はなかったみたいだ。



しかも、イスラムの服も国によってデザインが全然違うみたい。

イランの女性が着ているのは、チャドルと呼ばれるもの。

 

 

パキスタンで買った私の服は、かなり浮いているあせるあせるあせる

 

 

歩いているとすぐに若い男の子達に「チンチョンチャン」(中国人をからかう言い方)とからかわれたり、変な客引きが寄って来たり。



子供たちは興味深そうに見てきて、ニコニコしてくれたりしてとってもかわいいラブラブラブラブラブラブ



ネット屋さんに行ってみた。
日本語入力は出来なかったけど、友人に教えてもらったajaxがとっても便利だった!

これがあれば、どこの国でも日本語でメールを打つことが出来る。



ネット屋さんを出ると、すっかり日が暮れていて真っ暗だった。



宿に向かってレストランを探しつつ歩いていると、

 


「ジャポン!!!!」

 

 

って声を掛けられた。


反射的に声の主に向かってニコリとして「ハーイ!」と振り返ると、

 

 

そこにはガタイのいい迷彩服の若い軍人二が立っていた。



ニヤリ、とした二人は、私の後をついて来た。


しまったガーン

軽々しくハーイ!なんて男性に笑顔を向けてはいけなかったんだ。



足を速めた。



ついて来てる・・・



ヤバい・・・・・・・



雑貨屋さんに飛び込んで時間を潰して二人を撒こうとしてみた。




もう大丈夫かな?
しばらくして、店を出て歩き始める。





・・・やっぱりついて来てる。




宿の通りまで来た。



でも、宿を二人に知られたくない。

通り過ぎよう。




歩く。振り返る。ついて来てる。





怖いえーん





速足でどんどん歩く。




ついて来てる。



ヤバい、人通りのない方に歩いてきちゃった。もっと危ない。引き返そう。




歩く。




まだついて来る。




また店に入る。




出る。



やっぱりついて来てる。




恐怖が襲ってきた。



レイプされるかも。



生まれて初めてその恐怖を感じた。



怖い。ドキンドキンドキンドキン。



今まで散々旅をしてきたけど、この種の恐怖を味わったことはない。




しかも、ガタイのいい軍人たち。



怖い、怖い、怖い。
誰か助けて!!ドキンドキンドキンドキン。



最後はもうやっぱり頼れるのは自分の宿しかない!!と判断して宿に飛び込んだ。



そして、宿の男たちに助けを求めた。
 

 

「二人の男がずっと後をついて来てるの!!!助けて!!!」










・・・・・・ぽか~ん真顔


英語が通じないチーンダウンダウン



私は必死だ。通じなきゃジェスチャーだ。
必死で「来て!来て!」と手招きをして、何とか宿の男たちを玄関まで連れてきた。



まだ道路の向かい側のバザールに隠れるように立っていた軍人たちを指差して、必死で説明した。



すると、おじさんは私が指を差しているバザールを見て、



「オー、バザール?トゥモロー、オープン!!!ベリーグッドバザール。オッケー!!!OK




「ノ~~~~!!!笑い泣き

 

 


この必死な顔を見て!!バザールなんかどーでもええわ!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き




「ノー!ノー!!!オトコ、ふたり、ワタシ、ついて来てるの!!」




両手をグーにして、ブルブルと震える仕草をして必死に「怖い」と表現すると、




「オー、ユー、コールド?」



「ノ~~~~!!!笑い泣き




一人三役で、何度も何度も男たちに追いかけられているって演技をすると、やっとみんなわかってくれて、

何人か集まってくると、男たちはそのうち逃げていった。



ホッ・・・

 


宿の24歳のお兄ちゃんは、ほんの少しだけど英語がわかって、「Sit down」とソファーを勧めてくれて、コーヒーを出してくれた。



取り乱していた私も、彼と話しているうちに安心して、落ち着いてきた。



イラン初日で、今までで一番怖い思いをしてしまった。



まだあの男たちが近くに居るかもと思うともう外に出るのは怖い。

20:00宿のレストランが開いて、そこで夕食をとることにした。



ゲイメという牛肉と豆のトマトソース煮込みと言う感じ。

15000リアル=約180円


どうもいつもの食欲が出ない。残しちゃった。


部屋に戻るとどっと眠気が襲ってきて、すぐに眠りに落ちた・・・・ぐぅぐぅ



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今となっては笑い話だし、あの軍人たちはただ話してみたかっただけかもしれないと今は思うけど、あの時はほんっっっっとに恐かったんだよあせるあせるあせるあせるあせる


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<本日の出費>
タクシー(ドウラーノウ→国境の手前)

70000
タクシー(国境まで)10ドル
トルクメ計 70000TM=約350円

+10ドル=1100円=1450円

タクシー(国境→グーチャーン)

100000
バス回数券3枚 1000
バス(→マシュハド)20000
宿 70000
ネット 10000
夕食 15000
イラン計 216000リアル=

約2580円(1ドル=約9200リアル)

 

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