2007.12.8


<本日の移動>→バス→8:00アシガバー(ダーシュオグスから17時間半)



8:00アシガバート着。
一体自分が街のどの辺りで降ろされたのか全く見当もつかず、長距離タクシーのドライバー達に聞いていると、



親切な一人が、近距離タクシーを捕まえようと助けてくれた。

7台目でやっと行ってくれる人が見つかった。有り難いお願い



今日のお宿のチョイスは二つ。


①アマーノ邸(通称ハト研究所/5ドル、食事付きだと10ドル



②ドウラーノウ邸(朝食、夕食付きで5ドル


①から②は徒歩5分ほどらしい。


どちらも、一般のお家だけど、なぜか日本のガイドブックには載っている。

ウズベキスタンのカラマットアパの家みたいな感じね。



5ドルと10ドルなら、迷わずでしょ!


迷って迷ってやっと到着してホッとした。

今回のお宅は団地ではなくて、伝統的な平屋家屋だった。

 

 

やっぱり英語は全く通じないの~~アセアセ

日本人旅行者をたくさん泊めているはずだから、少しは通じるかと思って期待してきたんだけど・・・



ドウラーノウ邸はお父さん、お母さん、長女、次女、長男、長女の婿、お父さんの妹・・・

とかごちゃごちゃいっぱいいて、とにかく賑やかだ。



何度も何度も目が覚めた昨夜のバスの疲れが残って、14:00までひたすら眠った。



与えられた部屋は、暑すぎて暑すぎて不快なほど。

調節の効かない古~~~いタイプのストーブがガンッガンに燃え続けているメラメラ



この外との温度差が体調の悪くなる原因かなぁ。今日は喉が痛い。



昼寝から起きて、近所のテケバザールを見て、街を歩いた。



どこもかしこもすごく「キレイ」だ。


あちこちで掃除のおばさん&お姉さんが道を掃いていて、ゴミ一つ落ちていない。



噴水やモニュメントがいっぱいで、建物も殆どが新しく、とても「整った」街。

でも、人工的というか無機質というか・・

・・・全く魅力を感じない街だ。


中立の塔
$Sonokoの一人ときどき二人旅
 

この塔のてっぺんに居る黄金の人は・・・

バシュ様!!!

これがあの太陽の動きに合わせて24時間1回転するという黄金のバシュ像か!

 


ところでバシュって誰?うーん


私もバシュのことトルクメニスタンに来るまで全く知らなかった。

(そもそも、トルクメニスタンって国さえ今回の旅までどこ?って感じだったあせる



たまたま、パキスタン→イランの危険ルートを避ける為に中央アジアを通ることになったけど、

そうでもなかったら一生知らないままだったかも!!



バシュ=トルクメニスタン初代大統領のニヤゾフ大統領



「テュルクメンバシュ」
(トルクメン人の長)と自らを名乗ったことからバシュと呼ばれているらしい。

一年ほど前(2006年)に亡くなっている。



旧ソ連からの独立・近代化を図ったが、

極端な個人崇拝に基づいた独裁的な政治によって、世界で最も権威主義的で抑圧する独裁者として国外で非難されたらしく、



通称「中央アジアの金正日」


そりゃ相当悪いなチーン

顔を見るとそんなに悪そうでもないけど。

 


この人が一体どんなことをしたかと言うと・・・

以下、Wikipediaより抜粋。



☆8月の第二日曜日をメロンの日と制定。

なぜなら、自分の大好物だから。
「この神の賜物は、輝かしい歴史を持っている。美味しいメロンの名前を称えて、国民の祝日にする」とテレビで発言。



☆ニヤゾフ大統領の著書「ルーフナーマ」(Ruhnama)は国民必読の書。
教科書としても使われており、なんと!コーランと同等とされている。畏れ多いガーン


 


☆首都と大学を除く図書館の廃止を命令。
「田舎の人はどちらにしても本など読まないのだから」という見解による。



☆過去10年間に外国の大学で取得された卒業証書を全て無効化。



☆オペラ、バレエ、軽演劇、サーカスの上演を禁止。

 

☆コンサートやテレビなどのみならず、結婚式などでも口パクで歌うことを禁止。

「歌や音楽の発展に負の効果をもたらす」という見解による。



☆若者のヒゲと長髪を禁止。
 「見苦しい」という見解による。えー私どっちも好きピンクハート


☆首都を除く地方の病院を閉鎖。
「ちゃんとした医師は首都にいる。病人は首都に行けばよい」という見解による。めちゃくちゃだな。



☆金歯の禁止

 自分の金の像を作るのに金が必要だから?



☆年金廃止

「親の面倒は子供が見るもの」という見解による。子供居ない人どうすんだ?



☆外国人がトルクメニスタン人の女性と結婚する際、トルクメニスタン政府に1万~360万円支払わなければならない。

「トルクメニスタンの女は小麦色で美しいのでそれだけ払う価値がある。」という見解による。政府に払う意味がわからん。



☆テレビのニュースキャスターの化粧禁止「トルクメニスタン人本来の小麦色の肌が最も美しい」という見解による。



☆髪を染めるのも禁止だが、ニヤゾフ自身は2002年から髪を黒く染めている。

どんだけ自分勝手!!


☆インターネットの利用は禁止



などなど・・・



めちゃくちゃだな。


ちなみにトルクメは2006年版の『世界報道自由ランキング』にて、

世界で2番目に報道の自由が無い国に認定されているらしい。



バシュは2006年に亡くなったけど、アシガバートには約50メートルおきにバシュの肖像や像があって、

バシュグッズも売られているらしい。

 

 

写真を撮ろうと思ったら、警官?軍人?に止められたから、それ以降怖くて全然写真を撮れなかった。



早速バシュグッズが置いてあると言うミーラーズ書店に行ってみた。



殆どがバシュの著書や彼に関する本。
バシュの絵がついた缶入りの紅茶とか、色々な日用品が置いてあった!!



そして、ビジネスセンターと言う所でネットをする。

よかった!バシュの生きていた1年前だったら、家族に連絡出来ないところだった!



そして、ドウラーノウ一家が待つ宿に戻る。


夕食はトマトベースのスープ、パン、サラダ。

ここのおうちでは、床のシートの上に食事が並べられ、床の上で食べるスタイル。



全く言葉の通じない人たちのおうちでお世話になり、家族と一緒に食事をするのは、

いくらお金を払っているとはいえ、緊張するなぁ・・・アセアセ



と思いながら食べていると、


きょうだいゲンカが始まった。
15歳の弟が18歳の下の姉に蹴りを入れたドンッ



姉が弟を追いかけ頭を

バチコーン!!ドンッと殴った瞬間、



パパがすかさず茶碗を

ビューーーーーーーン!!

と姉に投げつけた。


ガシャン!!!
と、床に当たって飛散った破片を、上の姉が涼しい顔でササッと片付ける。



パパは私の方を向いてニカッウシシと笑って、何でもないよ、と言う顔をした。



な、なんなの???この家族は・・・滝汗


茶碗の飛ぶ家、テレビ以外で初めて見たわ!!!


あぁ、それにしても部屋が暑い。

熱い!!!!!

チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤

ニヤゾフの死後も相変わらず独裁体制が続いてるそう。

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<本日の出費>
タクシー(→ドウラーノウ邸)20000
ネット 12000
ハガキ4枚 20000
水1.5ℓ 4000
ドーナツ 2500
オレンジ1キロ 13000
バス 500
宿 120000
計 192000TMT=約960円

 

 

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