2007.11.20
今日は頭の調子も大丈夫だ
ビザを受け取る為に午前中ウズベキスタン大使館へ。
また、「ロシア語も出来ないのに云々・・・」って言われるかなぁと思っていたら、
入口のところで韓国人のご夫婦に会った。
聞けばビシュケクのYMCAみたいな組織で働いてるらしく、ロシア語もペラペラだ。
とっても親切な二人は、私がロシア語が出来なくて不安なのを知って、中まで一緒に来て通訳してくれた!
助かった~~。
午前中はパスポートを預けるだけで、ビザの受け取りは午後。面倒くさい〜。
時間つぶしにツム(百貨店)をブラついて、公園でいろんな絵画を見て、初めて食堂に入ってみた。
そう、考えてみたらキルギスに入ってから毎日宿で自炊ばかりで、一人で食堂に入ってご飯を食べたのは初めてだった!
プロフ(肉入りのピラフみたいなもの)を注文すると、電子レンジでチーーンしたみたいな古そうなのが出てきた上に、
お皿にうすっぺらーーーーーく盛ってあって、ひどく量が少なかった。
三人兄弟+お姉さんがやってるちいさなちいさな安食堂で、彼らも私に興味を示して話しかけて来てくれた。
旅行者の強い味方「旅の指さし会話帳」を広げながら、少しだけどコミュニケーションが取れて、
日本語で彼らの名前を書いてあげたり、自己紹介をしたりして、一緒に笑った。
ちょっとだけ心が通い合った気がした。
考えてみたら、ロシア語圏に入って初めてだなこういうの。楽しかった!!
あ〜あ、もっと言葉が出来たらなぁ~。
と、キルギスに入って思ったのは100回目くらいだろうか。
15:00 再びウズベキスタン大使館に出向き、
無事にウズベキスタンビザをGET!!
楽しみ~~~~~~~~~!!!
ビシュケクでの待ち時間は長かった~~
宿の前の電話屋さんから、久し振りに両親に電話することにした。
二人ともすごく心配&声が聞けて嬉しいって言うのが伝わって来て、私も声を聞いてしまうとやっぱり少し辛くなる。
「トルコまで行ったらもう帰ってくるんでしょう?」
と母。
「ううん。」
「でも、ヨーロッパに行ったら、高いわよ??」
「いや、中東の方に下るから・・・」
「えっ、中東に行くの・・・・???」
余計に心配させてしまったかも。
「それじゃあまたね、バイバーイ。」
って言ってからも、ずっと電話を切れずにいる母。
「じゃぁね~。」
「元気でね~~。」
「うん、バイバーイ。」
「バイバーイ。」
「また電話してね~。」
「うん、するする。またね~。」
「じゃぁね~。」
「またね~、元気でね~。」
「うん、バイバーイ。」
「バイバーイ。」
「じゃぁね~。」
「元気でね~~。」
を延々と繰り返した。
私もなかなか電話を切れずにいたけど、キリがないから最後は私から切った。
あぁ、本当に二人には昔から心配ばかりかけて申し訳ない。
今日本を出て8カ月。
本当は2年掛けて来た海外旅行保険も、まだ1年だと嘘をついている。ごめんなさい
でも、まだ帰れない!!!
2007.11.21
<本日の移動>ビシュケク21:00→→22:30カザフスタン国境→→夜行
ウズベキスタンビザをGETして、いよいよキルギスを出る日がやってきた。
ビザ待ちの間、二週間も首都ビシュケクでのんびりした。
心も体もすっかり疲れが取れた。久し振りの移動だ~~。
19:30、南旅館のみんなが宿の下で見送ってくれた。
初めはなかなか馴染めなくて、この私がちょっと人見知りをしてしまったけど、すっかり仲良くなった
楽しかったよ~~~。またね~~!!
132番のバスに乗って、西バスターミナルへ到着。
えっと、ウズベキスタンのタシケント行きのバスは・・・・
あった!!!すぐ見つかった!!
窓口のおばちゃんに「タシケント」って言うと、一言、
「ニェット(NO)」
出た~~~~!!
これが噂のニェット攻撃か~~!!!
ロシア語圏では、
「ロシア語が出来ないなんて問題外よ」って感じで冷たい態度を取られた、
「ニェット攻撃を受けた」って話をいっぱい聞いた。
おばちゃんは、それっきり下を向いてしまった。
ニェットって・・・
バスがないのか、
シートがいっぱいなのか、
窓口が違うのか・・・
不親切だなぁと思いながらも、もう一度勇気を出して、
「イズビニーチェ、ヤー ツリースト ス ヤポーニィ。タシケント。」
(すみません、わたし、にほんからのりょこうしゃ。タシケント。)
って言うと、ニコリともせず黙って向かいのバスの所を指差した。感じ悪っ。
そこに居たバスドライバーらしき人に同じフレーズを繰り返すと、
「500COM」って言われる。
うそうそ!!
藤本さんにちゃんと確認してきたもん。
380COMあれば十分足りるって。
だから私の財布にはもう380COMしか残ってない。
この人、ぼろうとしてるってすぐ思ったけど、何せ言葉が出来ない。
交渉するのも面倒だ。うううううううううううううう。
今日どうしてもこのバスに乗りたいのもあって、
ぼられてるのは分かってたけど、仕方なくバスターミナルの両替所で10ドルだけ両替してきた。
戻るとすぐにドライバーはシートまで案内してくれた。
シートに落ち着いて、渡されたチケットを開くと370COMって書いてある。
あ~~~~やっぱり!!やられた!!
英語が通じる国なら絶対黙ってない。
でも、もう面倒だからいいや
130COM=440円。
ビシュケクの宿代一泊分より多い額だけどもう諦めた。
あーあ、またこのバスの中の45人の誰ともコミュニケーションが取れないのかぁ・
・・・・
つまんないなぁ、不安だなぁ。
って思ってると、隣の席のウズベク人の男の人が英語で話しかけてきた!!!!
しかもペラペラ!!!
ラッキ~~~~~~~~~!!!
あーやっぱり私には旅の神様がついてる!!!←ぼられたくせに。
一時間半後、カザフスタンとの国境に到着。
隣の席の彼が、どうしたらいいのか全部教えてくれた。
「トイレは大丈夫?」って心配してくれて、
行きたい、でもカザフスタンのコインがない(トイレは海外は大体どこでも有料)って思っていると、彼がサッと払ってくれ、
トイレから出てきた私の両手が濡れていたのを見ると、私の手を取って自分のシャツで拭いてくれ、
バスに戻ると、
「今夜は僕がキミの安全を守ってあげるから、安心して眠りなさい。」
と言って、自分の服を丸めて肩に置いて、私の頭をもたれさせてくれた。
それら全てが全くいやらしくなく、スマートで、お父さんみたい。(同じ年だけど)
彼は妻子が居て写真も見せてくれた。
夜中の2:00のトイレ休憩でも、「トイレに行きたい。」って言うと、
隣に居た20歳の女の子にコインを渡して私を連れて行くように言ってくれた。
訳のわからないロシア語圏での国境越えだったけど、
周りで何が起きているのか彼が全部英語で説明してくれたから、本当に助かった
スパシーーーーバ!!!!
今日も旅の神様がついてたね
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<本日の出費>
宿 100
バス 10
ネット 37
切手 57
昼食 45
電話 36
ウズベキスタンビザ 15ドル
計 285COM+15ドル=約970円
+約1650円=2620円
バス 5
ジュース 30
バス(ビシュケク→タシケント)500
計 535COM=約1820円