2007.11.6

<本日の移動>→バス→5:30オシュ


中国のカシュガルからキルギスのオシュまでは25時間掛かると聞いていたのに、

19時間半で到着してしまった。

 




まずい。


安全な昼間に到着する予定だったのに、まだ時刻は5:30で辺りは真っ暗。

治安もよくわからなければ、言葉も分からない土地。



不安が襲う。


バスを降りると、待ち構えていたタクシードライバーに声を掛けられた。



はて、バスターミナルで夜が明けるのを待つ方が安全なのか、

タクシーで宿に向かってしまう方が安全なのか。

インドならこんな時間に一人でタクシーに乗るなんてことは絶対しないけど。



バスターミナルは、待合所やお店があるわけではなくただの草むらで、

街灯すら無く見渡す限り真っ暗闇が続いている。

 

 

タクシーに一人で乗るのも不安だけど、こんな真っ暗闇の草むらに一人取り残されるのはもっと不安だ。

よし、タクシーに乗ってしまおう。



私の行きたいオシュゲストハウスのある通りまで「100COM(約340円)」って言われて、

まだ物価もわからず、安いのか高いのか全く不明なまま「オーケー!」と乗り込んだ。



何とかその通りまでは来たものの、
オシュゲストハウスは団地の一室にある安宿で、外からは全くわからない。



ドライバーに「オシュゲストハウス。」って繰り返しても知らない様子で、通りを行ったり来たりしている。



仕方ない。降りよう。


大通りの灯りが点いているカフェが数件並んでいる所で降ろしてもらった。

取り敢えず明るいところに居れば安全だろう。



キルギスタンカフェの前で掃除をしていたおばちゃんに、

宿の住所を見せてロシア語で「ドコデスカ??」と聞くと、



おばちゃんは、「さぁねぇ。」と言う顔をして、私をカフェの中に連れて行ってくれた。



早朝6:00の寂れたカフェにはまだ客は数えるほどしかいなく、

4、5人のウエイトレスがテーブルに突っ伏して仮眠をとっていた。



そのうちの一人のとてもキレイな40代くらいの女性が、私を見ると



「さーさー、座って。寒かったでしょう?お茶でも飲んで。」

 

 

と温かい紅茶を入れてくれた。


私が宿が見つからなくて困っていると知ると、若い女の子に電話するように言ってくれた。



誰も電話に出ないとわかると、


「7時になったら電話に出るかもしれないから、また掛けてみましょう。いいから座ってて。」



とジェスチャーを交えながら伝えてくれた。

 

その女性は、私の向かいに腰掛けて、終始ニコニコしながら私のことを気に掛けてくれて、

私も一生懸命辞書を引きながら単語を並べた。



女性は「マヤ」と言う名前だとわかった。


言葉は全くと言っていい程通じないのに、マヤの温かい人柄が伝わってきて、

キルギス初日でガチガチに緊張していた心がふわりと緩んだ。

 

 

本当は泣きそうなくらい不安だったのだ。

マヤの存在は有り難かった。



その後も何度か宿に電話をしてくれて、

8:00にやっと宿の若いお兄ちゃんがカフェまで迎えに来てくれた。



英語が通じる!!!!じ~んしょぼん


結局2時間もカフェで待たせてもらうことになったのに、マヤは紅茶のお金も受け取ろうとしない。



感謝の気持ちを言葉で上手く表せないことがもどかしい。

とにかく覚えたてのロシア語、спасибо(スパシーバ=ありがとう)を連発した。

 


マヤ、本当にありがとうえーん
バスの中の意地悪おばさんとは大違いだ。


到着したオシュゲストハウスは、この団地の中にある。

これはタクシードライバーがわからなくて当然だ。

 

ドミで180ソム=約612円。
イギリス人、フランス人、アイスランドの3人の旅行者が居た。



宿にこんな張り紙が。気をつけようっと。
アジア人同士だとつい信用しちゃうよね。

他の旅行者から盗んだお金で旅を続けるなんてサイテーだ!!

$Sonokoの一人ときどき二人旅

顔も名前もバッチリ出てたけど、更生していることを願ってモザイクかけときましょう。



11:00頃から、両替をしに銀行へ。
VISAのTCは使えなかった。

仕方なく極力使わず置いておきたかった米ドル現金50ドルを両替した。



キルギスの車って角張っていて古い感じでかわいいラブラブ気に入った!



今日はあの山(スレイマン山)に登るのだ。


よいしょ、よいしょ。と登って、到着!
キルギスの国旗(って、模様見えないし。)


そして、オシュの町並み。

 

下に降りてから、シルクロードミュージアムへ。

スレイマンも、ミュージアムも、まぁまぁだな。



マーケットへ。


果物は、柿・ブドウ・ザクロ・りんご・バナナくらい。

野菜はじゃがいも・玉ねぎ・トマトがメインで、後は珍しい野菜を置いてるところが一軒だけ。



キャベツとニンジンのサラダ(酢漬けみたいな感じ?)を買ってみた。



中央アジアはマトンばっかりって聞いててびびってたけど、野菜があるじゃないか!

野菜を食べてれば問題ない。


ヨーグルトと練乳みたいなソースの掛かったクレープも食べた。美味しかった☆

5ソム=約17円、チャイは1ソム=3.4円



キリル文字、かわいすぎる!!!


はあっ。初日から言葉の壁にぶち当たりっぱなしでこれからの一ヶ月が思いやられる・・・・



今日、ロシア語の読み方のパターンを少し覚えて、看板が読めた時すっごく嬉しかった!!



次の町、首都のビシュケクに到着したらもっとロシア語頑張ろう!!



中央アジアは孤独な旅になりそう・・・

 

 

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<本日の出費>
タクシー 100
宿 180
チャイ 1
クレープ 5
ピロシキ 5
スレイマン 3
ミュージアム 50
サラダ 10
パン 10
ラーメン 7
水 8
計 379COM=約1300円

 

 

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