今日は真面目な生理の話です。
男性にも是非読んで頂きたい！
PAD MANというインド映画をご存知でしょうか？
ある男性が生理用ナプキン(PAD)を開発する話。
日本やシンガポールでの生理用ナプキンの使用率は１００％と言われているらしいけど、
インドでは何と１２％
（2001年当時。ネットで見つけた2019年の一番最近の記事では20％、都市部で50％って書いてあったけど、記事によってバラバラで正確な％は不明）
なぜなら、高価で買えないから。
じゃあどうしているかと言うと、ナプキンの代わりにぼろ布や、灰、もみ殻、草、落ち葉などを使っているそう。
(布以外どうやって使うのか想像つかない
)
)そのせいで感染症の発症率が７０％も高くなったり、子宮頸がんのリスクも高まったり、最悪の場合は死に至ることもあるらしい。
ナプキンを使えない女の子は、生理中平均で５日間学校を休み、２３％の女の子は生理が原因で学校をドロップアウトすると言う。
(アフリカでも同じ問題を抱えているよね。)
古来より、インド人は月経を宗教的にとても穢れたものとみなしてきた為、
インド社会では生理中の女性をタブー視する傾向が根強く残っていて、
生理中の女性は別の場所で眠らなければならず、夫であっても触れてはいけないと言うような地方がまだあるそう。
ある大学では、生理中の学生は寮での寝泊まりが認められていない為、隔離された地下施設で過ごし、
厨房や礼拝所にも近づかないよう指示されていて、講義を受ける際にも、教室の最後列に座らなければならないと言う。
こんな問題も起こっている。
インドのお隣ネパール西部の村の多くでも、生理中の女性を不浄な存在とみなし、
自宅から隔離された小屋での就寝を強制する「チャウパディ」と言う慣習が今でも続いている。(2005年に禁止されているけど
無くなっていない。)
「生理中の女性が自宅に入ると三つのことが起こる。虎が出る、家が火事になる、家長が病気になる。」
と信じている人も居るそう。
毎年、隔離中の女性が蛇に噛まれたり、
暖を取るために焚き火をして窒息したり、凍死したり、動物に襲撃されて亡くなっているそう。
生理のせいで隔離されて死ぬなんて、日本では考えられない！！
映画の話に戻るけど、それくらい生理がタブーの文化の中で、
このPAD MANは新婚の妻がボロ布を使っていることを知り衝撃を受け、
「安価なナプキンを作り、愛する妻や女性たちの健康を守りたい！！」
と立ち上がるわけ。
研究に研究を重ね、時には動物の血を使って自作のナプキンを自ら試してみたりする彼は、
町の人からはクレイジーだと散々非難され奥さんも出ていってしまったけど、決して諦めなかった。
と言う映画なんだけど、何がすごいって、
これ、
実話が元になってるの。
本物のPAD MANの記事はこちら
このおじさん本当に尊敬する
彼のひたむきさにジワジワ涙が出てくる感動的な作品。
今Netflixで見れるので、興味のある方は是非見てみて下さい！！
ちなみに、この映画の撮影地は、マヘーシュワルとマンドゥだそう。
マヘーシュワルはこの辺。マンドゥもすぐ近く。
どちらも訪れたことがあるんだけど、
殆ど旅行者が居なくてほんっとうに素敵な場所だった
(17年前の話なので変わってしまっているかもしれないけど)
(17年前の話なので変わってしまっているかもしれないけど)マヘーシュワル。
これはこちらから
そしてマンドゥにはバオバブの木が沢山生えていて、こんな遺跡も散らばっているのどかな町。
短期旅行では行きにくい場所かもしれないけど、超オススメ
私もまたいつか行きたい！！
余談です。
男性にはわからない話かもしれません！
２０００年にハンピという町(村？)に行った時の話なんだけど、
小さな商店でナプキンを買って帰ってきたら、開けてビックリ！
ってことがあった。
ってことがあった。テープが付いていなくて、ナプキンは伸びるガーゼのようなもので包まれていて腰に巻く紐が一緒に入っていた。
探したらあった！！これこれ！！
えーっ！！何これ〜！！！！
一体どうやって使うの？？？
端と端を腰紐に結ぶの〜〜〜？？？？
暫く試行錯誤したけど、こりゃ無理だ！！
と、別のちゃんとした高いナプキンを買いに行った
でもこれJhonson＆Jhonsonの製品なんだけどね？？
PAD MAN 是非見てみて下さい！