1999年2月大学4年生の頃の話です。
今日は17時までアグラで自由行動の日。
朝はゆっくり寝て、11時の開店とともにピザハットで朝食。
チェックアウト後、サイクルリキシャの赤いマフラーのおじさんと交渉して、タージマハルまで漕いでもらった。
おじさんは陽気で頑張り屋さんだ。
タージマハルに到着して入ろうとしたら入り口でカバンチェックがあって「NO FOOD!」と言われて、
持ってたトマトとオレンジとカロリーメイトを預けさせられた。
タージは白くて巨大できれい。
でも、ふーんって感じ。
(これしか日記に感想なし。当時はタージの良さがわからなかったらしい。)
これは2007年に両親が来た時の写真。この時はめっちゃ感動したんだけどな!
タージマハルは簡単に説明すると、
ムガール帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが、亡くなった妻の為に22年掛けて建てさせた霊廟だよ。
赤いマフラーのおじさんの所に戻って、今度はアグラ城へ向かった。
入り口の近くでファンタを買って飲もうとしていたら、
あっという間にうるさい土産物売りたちに囲まれて、怒鳴り散らして逃げた。
アグラでは日本人も外国人観光客もいーっぱい居るから、土産物屋がとにかくうざい。
アグラ城は、3代皇帝が建てて、タージマハルを建てた5代皇帝シャー・ジャハーンが改築したらしい。
晩年に息子により幽閉されることとなり、
シャー・ジャハーンは愛する奥さんの墓、タージ・マハルの見えるこの城内の一室に幽閉されたまま余生を送ったそう。
見学を終えてまた赤いマフラーのおじさんの所に戻ると、おじさんは
「バザールに連れていくとコミッションが貰えるから一緒に行ってくれる?」
って言ってきた。そんな風に正直に言う人は珍しい!!
逆に好感が持てて、行ってあげようかって気持ちになった。
アグラのお土産として有名な大理石のお店で、作り方とかを見せてもらった。
ちっちゃい箱を110ルピー(約275円)で購入。
ホテルに16時に戻って、今日1日付き合ってくれたとっても感じのいいおじさんには、少し多めに払ってバイバイした。
いい人に当たってよかったな〜
いい人には自然と多くあげたいって思うけど、
せっかくチップをあげようと思ってたのに降りる時に「チップよこせ」って言われると、死んでもあげるかって気になるよね(笑)
17時にお迎えのドライバーさんが来た。
今度はおじいさん。
今日はバラナシに列車で移動する。
列車の出るツンドラ駅までは、車で一時間ほど。
屋台でチャパティとオムレツを買って挟んで食べるとすっごく美味しかった!
ホームに行くと、今日アグラ城で会った日本人の男の子と、女の子が居た。
女の子はうちらと同じ列車に乗る予定らしい。
4人でホームに座り込んで喋っていると、酔っ払ったポーターがやってきていきなりヒンディー語レッスンが始まった。
1から10までの数字をみんなでリピートしていると、
インド人がどんどん集まって来て取り囲まれて、みんな面白そうに笑って見ている。
酔っぱらいポーターは、うちらがさっき飲んだばかりだから要らないと言うのに無理やりチャイを4人に飲ませて、
「NO MONEY!!」って言ってたくせに後から請求された。
むちゃくちゃだ(笑)
まぁ、5円くらいの話だけど。
和気藹々と喋ってすっかり気を許した後、その日本人の女の子はポーターに200ルピー騙し取られた。
更に列車の中で700ルピーを請求されて「もう払えないから。」と2等に移って行った。
日記に詳しく書いてなかったけど、彼女が2等からうちらと同じ1等に移りたいって言ったのかな?
そもそもポーターの仕事は荷物を運ぶだけでそんなことが出来る権限はない。
ツンドラ駅からムガールサライ駅までは約8時間。
私達の席の向かいのインド人はウォークマンを聴きながら陽気に歌っている。
その歌声を聞きながら眠りについた。
4時にパッと目が覚めて、トイレに行って戻ると、
ジュンが「もうムガールサライに着いてるよ!」と言い、慌てて列車を降りた。
さっきの彼女を探してみたけど、どこにも見当たらない。
まだ早朝4時だし、一人で大丈夫かな?
6時まで待合室で眠って明るくなるのを待った。
続く。
コロナで殆ど家に居る今は、ゆっくり手芸が出来るいいチャンス
隣の赤ちゃんにフェルトのおままごとセットを作りました。園児とか色んな人にあげてるから5セット目かな?
ママ、めっちゃ喜んでました