2009.1.13
パンとホットミルクで朝食を済ませて街へ。
スペインの植民地時代の雰囲気が残るクエ
ンカは、世界遺産に登録されている。
まずは、MUSEO DEL BANCO CENTRAL(中央銀行博物館)へ。
一階は黒人の歴史についての展示で、奴隷
制度やキング牧師やルイ・アームストロン
グ、ローザ・パークスのことなどが書かれていた。
アフリカ系エクアドル人は、インカ帝国が
エクアドルを征服している時にスペイン人
が連れてきたアフリカ奴隷の子孫からなる
民族グループで、エクアドルの人口の3~5%を占めている。
二階はエクアドルの各地方の生活や民芸品
などの展示がしてあった。
大して興味を惹かれなかったのか、写真はなし。
ええと、今日のお目当てのアレは・・・
っと・・・・・
あった!
閲覧注意
人間の干し首~~~!!
大きさはこぶし大くらい。
人間の頭が何でこんなちっちゃくなっちゃうの〜???
干し首は、現在のエクアドルとペルーにあ
たる地域に住んでいたヒパロー族と言う民
族によって作られていた。
(今は勿論法律で禁止されている。)
ヒパロー族は霊魂の存在を信じていて、
復讐の霊ムシアクがその力を振るうのを妨
ぐために、敵の頭部を切り落とし、干し首
にすることにしたんだそう。
また、敵の霊魂を束縛することにより、制
作者への奉仕を強制するものであると信じられていた。
でも、どうしてこぶし大の大きさしかないんでしょう??
はい、作り方はこちら!(後日行った赤道ミュージアムにあった図説)
①首を切ります。
②頭蓋骨を取り去ります。
③特別な植物と一緒に鍋で1~2時間ぐつぐつと煮込みます。
④唇を縫います。
⑤熱した石や砂を詰めたり出したりします 。
一つ作るのに一週間掛かるとか。
Wikipediaより
1850年代以降から、ヒバロー族のこの風習は
南アメリカ大陸奥地に進出したヨーロッパ人の知
るところとなり、観光客や好事家たちは競ってヒ
バロー族を相手に干し首の交易を始めた。
これらの需要の結果として、ヒバロー族は交易を
目的とした干し首の制作と他部族との戦争を行う
ようになった。
1930年代には干し首一つは約25ドルで取り
引きされていた。
ヒバロー族は干し首を獲得するための戦争に銃器
を使用するようになり、必要な銃と弾薬は干し首
の交易により白人から入手された。
元々宗教的な意味で作られていた干し首も
最後は白人とのビジネスになってるし!!
干し首が欲しい物好きが居るなんて信じられない
ちなみに、お土産用の模造品も出回っているらしい。
偽物か本物かを見分けるには、【鼻毛があるかどうか】をチェックだって。
それから、旅行者おススメのNICE CREAMでアイスを食べた。(1ドル)
チェリー(1キロで1.5ドル。安い!)
を食べながら歩いていると、カテドラルに出た。
青とレンガ色の組み合わせが素敵
カテドラルの前にはお花屋さんがずらり。
お花屋さんだらけの街、いいねぇ~。
夜、1:00を過ぎてからアメリカ人二人
が共用スペースで音楽を掛けて大声で喋り
始めて、隣の部屋の私にまで筒抜けで二度
注意しに行った。
いくら共用スペースだからって、真夜中に
ガンガン音楽掛けるってほんと常識ない
今日もワンクリックお願いします
触っても呪われたりはしないと思う。
多分・・・・
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<本日の出費>
宿 5
ミュージアム 3
ポテチ 0.25
アイス 0.5
シュークリーム 0.125
チェリー 0.375
パスタ 0.5
卵 0.22
水 0.125
計 約10ドル