世界一周ブログを手直しして再投稿しています。
2007.10.10
旅を続けることに決めた私にとって今日はコルカタ最終日だというのに、
ソニアの居るダヤダンではなくて、いつものシシュバヴァンに働きに行った。
完全に逃げだ。
ソニアの泣き顔を見ることが苦しくて、耐えられない。
あんなにもソニアと心が繋がっていると思っていたのに、私が何の力にもなれないと言うことを更に思い知らされるのも怖い。
ソニアが幼い頃から、マーシー(インド人のワーカー)がご飯をあげようとしても、
シスターがあげようとしても頑として口を
開かなかったのに、
私に代わった途端にパクパクと食べたことが何度もあった。
嬉しくて声を出すことなんて滅多にないソニアが、
私が声を掛けてあやしていると、
満面の笑みで「あ~~~!あ~~~!!」って大きな声を出したことが何度もあった。
他のボランティアの人たちから
「ソニアがあんなに笑ってる顔を初めて見た。」って何度も言われた。
重度の脳性まひで、一体どこまで周りのことをわかっているのか不明だけど、
私のことは絶対に認識しているし、私の想いは通じてるってずっと思ってた。
それが、
ただ単に私が思い上がっていただけなのかって言うことを思い知らされるのが怖い。
だから逃げた。
最終日の今日は、とにかくシシュの子供達のお世話を一生懸命した。
ボランティアに来ていた日本人の36歳の女性に会った。
17歳で結婚、4度の流産を経て20歳で出産、23歳で離婚。
その後ナースになって女手一つで息子さんを育てて、アメリカの看護士の資格を取る為に猛勉強中。
国境無き医師団にも登録して、現在ミッション待ちだという彼女は、とにかく全身にパワーのみなぎっている人で、
私の伝えたいことも全てすぐに理解してくれて、頭が全てクリアになるような答えを返してくれる。
尊敬してしまうすごい女性に久し振りに会った!!素敵!!!
午後は一人でインド映画を見に行った。
インドで一番人気のシャールクカーンの、チャクデって言う映画。(40ルピー=120円)
とっても分かりやすいラクロスのナショナルチームのストーリーで、
ヒンディ語で全く何を言ってるかわかんないのに、泣きのシーンで泣いたくらいわかりやすい。
インド映画では珍しく、一瞬たりとも退屈しない、単純だけど面白い映画だった。
夕食はゆうたく、ジョージ、ミナミちゃんとビーフカレー屋さんでコルカタ最後の夜をしめる。
ネット屋さんに行くと、Mさんに会って、「今日の午後ソニアが少し笑ってたよ。」って聞いた。よかった!!
2007.10.11
<本日の移動>コルカタ8:20→→デリーまでまだまだ
7:15パラゴンを出る。
昨夜の4人が見送ってくれた。ゆうたくも長いことありがとうね~~☆
ハウラーに着くと、もう列車が到着していてすぐに乗り込んだ。
ずーーーーーーーーっと本を読んだり、英語の勉強をしたり、寝たり。
長距離列車はいい休養になる。
トイレと食事以外は、ずっと寝台に寝転がって24時間過ごすこともある。
隣の寝台の学生と話すと、バングラ人だとわかる。
「この前バングラデシュ行ってきたよ!すっごく人が親切だよね!」
以前インドの列車の中で、チャイ売りの男に体を触られた時も、
あの時男を叱ってくれたのも、私を慰めてくれたのもバングラデシュの人たちだったなぁ。
22:00には寝た。列車のガタンゴトンと言う音と揺れが気持ちよくて、いくらでも寝れちゃう
<本日の出費>
宿 80
昼食 23(ティルパティなすキムチヌードル)
映画 40
ネット 15
夕食 22
ラッシー10
水 10
計 200RS=約600円
タクシー70(サダル→ハウラー駅)
水 10
おやつ 10
バナナ 10
朝食 21
チャイ 4.5
計 125.5RS=約376.5円