【ここまでのルートをおさらいニコニコ


神戸→中国→チベット自治区→ネパール→インド→パキスタン→インド→バングラデシュ→インド(今ここで、日本を出てから6カ月半くらい)


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世界一周ブログを手直しして再投稿しています。
2007.10.8


5:30起床。
マザーハウスへ向かう。

愛しいソニアちゃんはどうしているだろう。



バングラに向かう前のソニアちゃんの様子



10日前には、私が声を掛け可愛がると、少しは笑顔を見せていた。



今日は、「だいすき!!」とちゅーをしても、大好きなマッサージをしても、一切笑わなかった。



シシュバヴァンに居たときは、毎日幸せそうにニコニコ笑ってたソニアは、滅多なことでは泣かない子だった。



食事をあげていると、 この前よりは少しは口を開けるものの、やはり全然食べようとしない。



私はとてもやさしくあげているつもりなのに、突然大声で泣き出した。

ほとんど悲鳴に近い。



ソニアが4歳の頃から、数え切れないほど食事をあげてきて自信があった私が、

オロオロするばかりでソニアをどうケアすればいいのかわからない。



ソニアの泣いている顔は、本当に悲しそうで、

それを見ていると辛くて、辛くて、胸が潰れそうになる。



重度の脳性まひのソニアは口をきくことが出来ない。



ただ悲鳴をあげることでしか苦痛や悲しみや不安を表現できない彼女がかわいそうで、愛しくて、守ってあげたいと思う。



どうしてもご飯をあげることが出来ない私にインド人のワーカーが「代わる」と言って来た。



その場を離れてしばらくすると、再びソニアの悲鳴が聞こえてきた。

聞きたくないえーん



食事を終えて、私がベッドへ連れて行く。


11歳になって、抱っこをすることもなくなっていたソニアを久し振りに抱きしめたくなって、



すっかり重たくなった体を、ひざの上に乗せて「泣かないで。頑張って。」って声を掛けるけど、当然反応はない。



障害の為に毎年確実に硬くなり、歪んでいっているソニアの体。

久し振りに抱いて、余計にそれを感じた



私がいくらやさしく抱きしめて声を掛けても、ソニアは何の反応も示さない。



それどころか、

その後、私がオムツを替えようとズボンを下ろした途端、その刺激だけで再び火がついたように泣き出してしまった。



マーシーが疑いの目で見てきたから、

「オムツ替えようと思っただけなのに」と慌てて言い訳をした。



環境が急に変わったソニアにとって、今、周りで起きていること全てが恐怖と不安なのかもしれない。



早く慣れていつもの笑顔を取り戻して欲しい!




この先、どうしようかな。旅を続けるか否か・・・・



ボランティアを終えてホテルパラゴンへ。



「サングラスを掛けたところを撮れ。」

と言われて撮ってあげたパラゴンの従業員、ムカジ。


この人すっごく面白いよ~。(全然仕事しないし、すぐお金ちょうだいって言うけど。)



タクシー運転手のボンドゥ(友達)たち。


タクシーの運転手カルーと、JOJO'sレストランの仲良しのお兄ちゃんと。



ビーグル犬しっぽビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬からだビーグル犬あたま

2007.10.9


ソニアのことが気になりつつも、コルカタを出る列車チケットを予約しに行った。
コルカタ←→デリー間を24時間で走る、いつもと同じPoorva Express。


今日はボランティアに行かず、インドのパパ(カクー)とママ(カキマ)のおうちへ最後の挨拶に行った。


生まれて二ヶ月の猫が居て、私は勝手にそのうちの一匹にチャパティと言う名前をつけた。






今日のカキマのランチも最高!!
エッグカレーに、魚カレー二種、ほうれん草の炒め物、パコラ、ダール。


なんてったって、カキマのご飯はインドいち美味しいんだから!


今日は娘さんのスデシュナもフランスから帰ってきていた。
インド古典楽器サロッドプレイヤーとして活躍している。


カクーはスデシュナを見るときに、本当に目元が優しくなる。
愛してるんだなぁ~って伝わってくる。


私はカクーとカキマが大好きで、彼らも私のことをいつも大好きだと言ってくれるけ
ど、
本当の娘が居る時は、やっぱり二人とももっともっと愛情全開で、それを見るとちょっと嫉妬してしまう私。


4人でゆっくり過ごして、お別れの時間になった。


今回インドを出たらもう当分戻ってこない私を、カキマはいつまでもいつまでも手を振って見送ってくれた。


サダルに戻ると、Mさん(10歳くらい上の男性)が居た。
Mさんは一年の半分を日本で稼ぎ、半分をダヤダンのボランティアに費やすという生活をもう長いことしている。


あまり話したことはなかったけど、ソニアのことを聞いてもらいたくなって、話しかけた。


そんなに親しいわけではないのに、なぜかMさんに話をし始めた途端に、ワッと涙が出てきてしまった。


後から後から涙が出て、サダルの真ん中でポロポロポロポロ泣きながら話した。


すぐにパキスタンに向かいたいと思っていたけど、コルカタに残ってソニアの様子を見たい気持ちもある。
でも、短期じゃ意味が無いし、残るならまた数ヶ月の滞在になってしまうかも。


今回は世界一周をするつもりで日本を出て来たのに、ここで止まってしまったら世界一周出来なくなってしまうかもしれない。


ここで旅を諦めるか。


・・・いやだ、諦めたくないえーん


それに、ソニアのことは心配だけど、
たとえここで私がしばらく残ったところで、結局ある日また突然私は消えてしまう。


今までだってそうだった。


2000年からずっと可愛がって、
何度も会いに戻ってきているソニアのことをとてもとても愛してると言いながらも、


毎回来て可愛がるだけ可愛がって、またパッと消えてしまう。


私の愛情は無責任でただの自己満足に過ぎない。


そのことに気がついて、また泣けてきた。


そして、あんなにも泣いているソニアを見ながらも、なお旅の方を選びたいと思ってしまう自分に


「本当にソニアに愛情があるの??」と問い掛けて、落ち込む。


ソニアが施設に居て、私がボランティアの一人として接することしか出来ない以上、
いつまでたっても、無責任な愛し方しか出来ないんだと気がつく。


自分の都合のいい時にやってきて、都合のいい時に去っていく。


自分のしていることは、中途半端だ。
でも、引き取ることが出来ない以上、こう言う可愛がり方しか出来ない。


ここに残ることに決めたって、それも自己満足でしかないのだ。


Mさんは、

「まずは予定通り旅をしてきた方がいいと思う。それで、また来年長期で戻ってきたらいい。」

と背中を押してくれ、いっぱい悩んで、迷った結果、結局コルカタを出ることにした。


世界一周し終わったらまた勝手に愛情を注ぎにインドに戻ってくるから、 
その時にはソニアがまた笑顔に戻っていますように。


インド人みたいにビンディを着けたネコ、
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<本日の出費>
宿 80
バス 12
昼食 22(ティルパティキムチ雑炊)
ネット 20
切手 32(ドラ、カズ、実家、生徒たちにハガキ)
トースト 6
電話 10
トリートメント&シャンプー 70
夕食 47(JoJo’s)
チャイ 9
計 316RS=約948円

宿 80
朝食 20(ティルパティ スパニッシュオムレツ)
ビスケット 90
ラッシー15
交通費 28
ネット 45
列車 447(コルカタ→デリー)
ミスティドイ 1キロ 84
計 809RS=約2427円

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